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名もなき毒 杉村三郎シリーズ 2 文春文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2011/12/06 |
JAN | 9784167549091 |
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名もなき毒
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商品レビュー
3.9
424件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
杉村三郎シリーズ。 いい人過ぎて、事件に巻き込まれやすくて、思慮深いところが好感を持てる。 シリーズものを順番に読まなかったせいで、杉村三郎氏がこの後どうなっていくのか、知っているので、マスオさんでありながらも、とてもいい感じで夫婦関係を築いているふたりが、ちょっとキリキリ切ない気持ちになる。 今多コンツェルンの広報に在籍していた原田いずみの虚言癖とクレーマー&トラブルメーカーぶり、最後には杉村三郎の家族を人質に巻き込んでのまさかの暴挙。 青酸カリ混入無差別殺人事件の毒、虚言癖から発せられる毒、土壌汚染の毒、貧困や介護から救われない毒。 この時代特有の様々な毒が運びっていて、そして、一つひとつ丁寧に描かれている。 伏線の回収も素晴らしい。 原田いずみの家族から縁を切られた原因となった、兄からの性的暴行は、本当だったのだろうか、これも嘘なのだろうか。ゾワっとした。 こういう女性って、実際たまに見かけるけれど、何がどうなってそうなってしまうのだろう。
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読んでて辛くなってしまった。 平成の闇どころか、平成の闇だんごやん。 いくつかの毒が混じり合って、もうどうしようもなくなってる感じ。 原田いずみというマジでヤバい女性が出てくるんだけど、夢野久作の「少女地獄」を思い出しながら読んでた。 まぁ「少女地獄」に出てくる女性は、虚言癖はあるものの、めっちゃ有能でみんなの人気者だったけど(読んだの数十年前だから、だいぶ記憶が薄れてるけど)。 原田いずみみたいな女性は、働いてるとたまーに見かけるけど、さすがにすぐいなくなっちゃうんだよね。 彼女たちの行く末ってどうなってんだろ?と、少し気になってしまった。 原田いずみの他にも「外立くん」という病弱な男性がいて、青酸カリの事件の犯人なんだけど、こちらも闇が深い。特に私はお金ないのに母親の介護してるところが被っているので、なかなか辛い気持ちを味わいながら読んだ。 この中では、幸せな家庭持ってる主人公が何か浮いた存在に見えてしまった。 しかし私、「ペテロの葬列」も上下巻すでに買ってるんだよね。 またこのテイストの話らしいし。一応読むつもりではいるけど、読んでて辛い話になりそうだなあ。 やっぱりお話は何か救いが欲しいよ。救いがないのは現実だけでたくさんだから。
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杉村三郎シリーズの第二弾。 人の中にある毒が連鎖していき悲しい事件へと繋がっていく。主人公はそれらを見つめ、いつしか真実に辿り着く。 探偵という仕事に首を突っ込み始める傍ら大企業の社長の娘婿として責任を負わなければならない姿を見て大変だとも思った。
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