名もなき毒 の商品レビュー
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虚言癖、被害妄想のあるバイトを首にしたら付け狙われ、 一方祖父を毒殺された少女の犯人探しに付き合う主人公。 派手な探偵シーンはなく冴えない面が目立つけど、ぐいぐい と引き込まれるように読んでしまう。 根っからのお嬢様である奥さんがいい味だしてる。 最後は探偵を引き継ぐのかなとちょっと思ったけど、ツテも なく出来る商売でもないだろうし、このまま家庭をずっと 大事にしてほしいと思った。
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こーれはよかった。「誰か」と比べると読みごたえあり!登場人物で誰が犯人か想像がふくらんだ。 義父がいいかんじなんだよなー。
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ひとりひとりの性格がしっかり描かれていて 描かれすぎていて人間が少し怖くなる。 うまいなあ、宮部みゆき。
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感想はブログでどうぞ http://takotakora.at.webry.info/201112/article_5.html
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杉村三郎の“身の丈をわきまえた低姿勢の”探偵ぶりはなかなか他にはなく、いろいろな登場人物の心情をリアルに描いていく中でふと和める存在。 いろいろな形での「毒」が現れるなか、易怒的で操作的、破壊的な情緒不安定さをもつ女性の存在がインパクトが強すぎて、つい視点がそちらに向いてしまっ...
杉村三郎の“身の丈をわきまえた低姿勢の”探偵ぶりはなかなか他にはなく、いろいろな登場人物の心情をリアルに描いていく中でふと和める存在。 いろいろな形での「毒」が現れるなか、易怒的で操作的、破壊的な情緒不安定さをもつ女性の存在がインパクトが強すぎて、つい視点がそちらに向いてしまった。病院に連れてこられても困るだろうな、こういうひと。
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普通の生活の中に潜む毒。何が普通で、何が特別なのか? 現代社会は複雑系であり、ますます身近に危険が潜んでいて、かつ難解。 ネットワークが発達して、情報が身近に溢れすぎているので「毒」の伝播も速い。 宮部さんの作品久々に読みましたが、読み応えありでした。
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[BOOKデータベースより] 今多コンツェルン広報室に雇われたアルバイトの原田いずみは、質の悪いトラブルメーカーだった。解雇された彼女の連絡窓口となった杉村三郎は、経歴詐称とクレーマーぶりに振り回される。折しも街では無差別と思しき連続毒殺事件が注目を集めていた。人の心の陥穽を圧...
[BOOKデータベースより] 今多コンツェルン広報室に雇われたアルバイトの原田いずみは、質の悪いトラブルメーカーだった。解雇された彼女の連絡窓口となった杉村三郎は、経歴詐称とクレーマーぶりに振り回される。折しも街では無差別と思しき連続毒殺事件が注目を集めていた。人の心の陥穽を圧倒的な筆致で描く吉川英治文学賞受賞作。
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理解できない考え方をするキャラクターに、本当にこういう人いるんだろうな、と思わせる怖さがある。それでも作品全体は暗くなりすぎないのは各登場人物の性格がしっかりしてるからか。 さすが宮部みゆき。
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2012 01 22 なんで、おかしいよ、彼女。。。 微笑ましい家族。人をおかしくするのは人。作家先生が素敵。
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ミステリー要素が面白くて、どうしても先へ先へとあせって読んじゃう。でも、ほんとはもっとじっくり読んだ方がよいのだろうなぁ。毒についてもっと考えながら読みたかった。でもこの人の本っていっつもそう。そしていっつも後悔する…
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