名もなき毒 の商品レビュー

宮部みゆき【著】

2012/01/28

ううううわー。これは重い。

「名もなき毒」はいいえて妙で怖かった。

Somebody誰かの続編と知らずに読んだもんで、誰が誰でしたっけ？なのが最初つらかったけど。三郎さんの奥さんがね。やっぱりお嬢ちゃんだよな。っていうのが露呈して、イヤな気持ちにはなった。

でも、会長さんがね。いい人っていうのはビミョな表現やけど、会長さんだけある物の観方をする人で、そこに救われたかな。と。

2012/01/28

本屋で文庫本の新刊を見かけて購入。「火車」や「理由」などとは質が違いますが、宮部さんの現代物はやっぱり重くて深かったです。どこにでも、誰の中にもある毒の存在について、自分の来し方について考えさせられました。…で、読み始めて暫くしてからこの作品がシリーズの2作目であることに気付きww、さっそく読まなくてはと思った次第(^^;;

2012/01/28

毒は我々をとりまく環境にもそして心の中にもあるようです。ひょんなことからそれは首をもたげ普通という日常を蝕みます。この本のなかでも毒に侵された人々の一瞬の狂気が描かれます。救いのないような気がしますが、主人公の目はそれでもその先の光を見つめています。

2012/01/27

財閥の婿殿になった杉村さんが主人公のシリーズ2作目。
無差別毒殺事件とトラブルメーカーのアルバイトへの対処を絡めながら、無差別殺人事件の解決へとつながりますが、そこに全く不自然さがなく、一気に読んでしまいました。普通の人の心に潜む「毒」が、時にはとても恐ろしいことを引き起こすのが実感できます。

2012/01/23

宮部みゆきさんの、文庫最新版だ～と手に取って、その厚みにちょっと戸惑ったのですが、読み始めたら止まらなくて、あっという間に読み切りました。
読み進めていくうちに、以前に読んだ「誰か」の続編だと気がつきました。
でも、「誰か」の内容を、実はよく覚えていない…再読して見なければ。
で、名もなき毒…世の中には、気持ちの通じない人がいるのは、経験上分かっています。
でも、通じないからって、恨んだり、憎んだり、そんな事をしても仕方がないと思って生きてきたつもり。
だけど、そうじゃない人もいるから、世の中に事件が起こるんですよね…と実感するようなお話でした。

2012/01/23

素人探偵もの。
サイコパスのクソ女が出てくる話。
主人公の男の妻が大富豪の愛人の娘で、身体の弱いおっとりとしたお嬢様。 彼女のAmazonレビューでの嫌われっぷりが凄くて笑う。 Amazonで付いてる低い評価の半分は彼女のせい。 なんだ、嫉妬か。

2013/09/23

主人公の人柄や取り巻く環境があってこその作品だと思う。
前作を読んでいたので、主人公等の周りの環境がよく理解できた。
私もどちらかと言うと主人公みたいな人生なので、色々考えさせられる。
（主人公と同じくそれなりに不足や悩みはあるんだけど。）
ドラマ化できそうだなと読みながら読んでいた。

2012/01/22

言いたいこと、伝えたいことはわかるが、
ストーリーが、ん～ってかんじ。
無駄に長い。
原田いずみのような子はいるかもしれなけど、
それと毒殺事件を絡めた結末は不自然かも。

2012/01/21

自分も持ってないとは言わないけど、
ひどい毒を抱え、それを他人に浴びせることの出きる人間って存在する。

「誰か」の続編でしたので、そちらから読まれることをお勧めします。

2012/01/20

宮部みゆきの長編。
良い。
「誰か」の主人公が再度登場。
前回同様引き込まれた。
「毒」は怖いな。