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名もなき毒 の商品レビュー

3.9

425件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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  3. 3つ

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2012/05/29

このシリーズどうしても主人公とその家族が好きになれない。 特に主人公の奥さん。 貧乏人のひがみでしょうか。 でもシリーズになるっていうことはファンが多いのでしょうか。 この本自体の内容はわりと面白かった。 アルバイトの原田さんとかコンビニ店員さんめちゃくちゃだけどなんとなく気持ち...

このシリーズどうしても主人公とその家族が好きになれない。 特に主人公の奥さん。 貧乏人のひがみでしょうか。 でもシリーズになるっていうことはファンが多いのでしょうか。 この本自体の内容はわりと面白かった。 アルバイトの原田さんとかコンビニ店員さんめちゃくちゃだけどなんとなく気持ちわかるような気がしました。 主人公とその家族は恵まれていてこういう辛い人生送っている人の気持ちなんかほんとには分からない。私はどうしても犯人側に感情移入しちゃいます。

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2012/05/29

面白かった。最近この『名もなき毒』に犯された人が多すぎます。やくざが怖いのは分かり易いですが、今は、無作為抽出の一般人が何をするのかわからない恐怖という感じです。自分は大丈夫と思いながらも、奥底覗いてみたら毒に犯されているのでしょうか。

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2012/05/23

ずっと「なんか読んだことあるような話だな」と思って読んでたら、前に読んだ「誰か」の続編(?)だった。 久々に読んだ宮部みゆき。 文章、描写、内容、すべてが丁寧に練られてて、久方ぶりに真面目なミステリーを読んだ気がしました。

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2012/05/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

☆★ネタばれあります☆★ 中盤まではどんどん引き込まれ、 さすが宮部みゆきさん! やっぱりおもしろいと 実感していました。 読み終わっても、ストーリーとしては十分面白 いのですが。。。 二点ほど、心に引っ掛かりました。 ひとつは、犯罪を起こす人物が あまりに利己的で幼児性の抜けない人格、 根本から手のつけられないほどの性悪で醜い人であること。 そして、決定的な(少なくとも読者が腑に 落ちるような)改心の様子も描かれずに終 わること。 宮部作品には、模倣犯のようにこういった人格がよく出てきますが・・・ 昔はそれほど気にならなかったこういう人物が (心情的に)裁かれたり、救われない ことが、 どうにも心をざわつかせて、 読後に一種の 不快感を残します。 作風が変わったのか? それとも以前は全くのフィクションとして 楽しめたものが昨今、 こういったにわかに は信じられない(と思ってしまうような) 人格の犯罪者が現実に存在するという報道が増えたからなのかもしれません。 二つ目は、事件解決の経緯です。 5歳の桃子ちゃん。人質に取られ、 恐怖に怯えきった桃子ちゃんは、 窓から合図を送 る見たことのないおじさんの方へ、声も音も立てずに近寄り、 全く気付かれず窓から 抱えあげられて救出… って。。。。 あまりにもあり得ませんよね 素人が考えそうな救出方法。 もうちょっと別の方法があったのでは? ここまで緻密に書いてきて、何故ここだけ こんなに雑なのか?理解できませんでした

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2012/05/16

この話に出てくるトラブルメーカーの源田いずみが、どうしてこれほどの悪意を持っているのかが、私には少し分かる気がします。擁護するのではなく、「私に少し似てるな…」と思い落ち込んだりしました。結局その悪意の源が何かは語られていませんが、あえて語らないことに宮部作品の良さを感じます。

Posted byブクログ

2012/05/16

秋山さんのキャラが特に良いが、どのキャラクターも生き生きとしている。 人間社会には毒があり、その毒を抜く方法は人それぞれ。 自分の毒を他者に向ける女性と男性。 ハッピーエンドではないけれど、救いがある終わり方。

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2015/07/19

「誰か Somebody」続編。 しまった!徹夜本だった! 病院からの電話のシーンの後、ドキドキゾクゾクしながら読み進めて、穏やかなシーンの連続が逆に辛い。 原田さんのような人は、物語の中だけじゃなくて現実に幾らでもいる、というそら恐ろしさ。 北見氏の言う「普通」がそこはかとな...

「誰か Somebody」続編。 しまった!徹夜本だった! 病院からの電話のシーンの後、ドキドキゾクゾクしながら読み進めて、穏やかなシーンの連続が逆に辛い。 原田さんのような人は、物語の中だけじゃなくて現実に幾らでもいる、というそら恐ろしさ。 北見氏の言う「普通」がそこはかとなく分かってしまうせつなさ。 3作目の「ペテロの葬列」では少なくとも、奥さんと娘さんは平穏であってほしいなぁ。 文庫化が待ち遠しいです。

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2012/04/26

毒というか、淀みというのだろうか たぶん誰しもの中にあって 誰しもそれを感じながら生きてる うまく毒に慣れることであるとかしてなんとか「普通」を保とうとするけれど、普通というのは空虚でしかないという本書の中に書かれていることもわからなくもない 色々な毒の存在を書いた「名もなき...

毒というか、淀みというのだろうか たぶん誰しもの中にあって 誰しもそれを感じながら生きてる うまく毒に慣れることであるとかしてなんとか「普通」を保とうとするけれど、普通というのは空虚でしかないという本書の中に書かれていることもわからなくもない 色々な毒の存在を書いた「名もなき毒」 すらすらと読めて後腐れない しかし訴えかけてくるものが心を占めるのは、わたしも毒と同居しながら生きている証拠なのだろうか

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2012/04/19

読みたかった本の一つ。人間がもつ毒そのものにスポットをあて、実態のある毒を使って無差別殺人をする犯人の心の闇にを読みとく。らしいといえばらしいが少し浅いな。

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2012/04/15

前作に引き続き、主人公に感情移入できないとなかなか楽しめないシリーズ。ミステリーというほど何かがあるわけでもないので、なんとなく物語が進んでいく。 森博嗣もそうだけれども、ある程度ミステリーを書いてきた人は、犯罪の動機についての描写が難しくなってくるのか、理解不能で落としてしま...

前作に引き続き、主人公に感情移入できないとなかなか楽しめないシリーズ。ミステリーというほど何かがあるわけでもないので、なんとなく物語が進んでいく。 森博嗣もそうだけれども、ある程度ミステリーを書いてきた人は、犯罪の動機についての描写が難しくなってくるのか、理解不能で落としてしまうことが多い気がする。

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