計画と無計画のあいだ の商品レビュー
読みやすいけど読む側の器が試される本でもある。さっき笑ったと思ったらいつぞや真剣な顔、この没頭は心地よかったです。やっぱり本っていい!一冊入魂軍団バンザイ!!
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文のリズムが自分の波長と合っていて、気持ちよく読めた。 ( )の使い方が好き。 三島さんといつか話しをしてみたい。
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ブクログで★5にした本の出版社がミシマ社であることが多くて、熟練のミシマ某なる編集者が熱い思いで立ち上げた出版社なんだろうと、勝手に推測していた。 本書を読み、ミシマ社の代表はまだまだ"青年社長”だったのかと知る。 奮闘振りと、ほんわかとしつつもかなり情熱的な考え方が、...
ブクログで★5にした本の出版社がミシマ社であることが多くて、熟練のミシマ某なる編集者が熱い思いで立ち上げた出版社なんだろうと、勝手に推測していた。 本書を読み、ミシマ社の代表はまだまだ"青年社長”だったのかと知る。 奮闘振りと、ほんわかとしつつもかなり情熱的な考え方が、ほがらかに書かれていて、ますますミシマ社の本を手放しで読み進めたい気持ちになった。ジャンルはバラバラながらどれも秀逸だし! 非常に★5に近いんだけれど、気分で★4つ。
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社会人になって、それなりに大きい会社に入って、もうすぐ1年。思ってたことが、いっぱい書かれてた。ものを売るってこと、自分の感覚と世間の理屈のあいだで、夢中で仕事をするってこと。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
1999年に京都大学文学部を卒業した筆者による出版社立ち上げストーリー。同世代とあってなんとなしに読み始めたが非常に面白かった。こんなベンチャーも全然ありですね。 以下、本文から気に入っている箇所を引用。 「真っ白の紙の上に引いた線。これを計画線と名ずけるとする。 この計画線は、決まり事、ルール、常識、規則、秩序、効率性・・・といった事柄を表すライン。 そして二本目の線を無計画線と呼ぶことにしよう。この線は文字通り、無計画、柔軟さ、突発性、非効率、野生、攻撃、原点回帰といった事柄を表す。この線までは自分が無計画に動いても大丈夫。ただしそれより先は危険エリア。この一本目と二本目の線にはさまれたスペースこそが自由のスペースだ。皆さんの自由はどれぐらいの広さですか。」
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今、とても気になっている「ミシマ社」創業のエピソードをまとめた本。「自由が丘のほがらかな出版社の話」と副題がついているが、まったく持って、ほがらか、どころかアグレッシブな革新的な出版社だと思う。 ミシマ社の本は、非常に本屋で探しにくいのだが、(ジャンルがひとくくりではないため)、...
今、とても気になっている「ミシマ社」創業のエピソードをまとめた本。「自由が丘のほがらかな出版社の話」と副題がついているが、まったく持って、ほがらか、どころかアグレッシブな革新的な出版社だと思う。 ミシマ社の本は、非常に本屋で探しにくいのだが、(ジャンルがひとくくりではないため)、敢えて、Amazonではなく、実店舗で買いたいと思う。
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読み進めて行くうちに三島さんの熱が伝わってきて、ほんと感覚的な文章だしなんの根拠もないじゃん笑とか思いながらとても暖かくなった。 昔の人に比べて今の人は本を読む量は減ったのかもしれないけど読んでる文字の量は増えてるんじゃないかと思う。根拠ないけど。言葉や文字が使いまわされたり乱雑...
読み進めて行くうちに三島さんの熱が伝わってきて、ほんと感覚的な文章だしなんの根拠もないじゃん笑とか思いながらとても暖かくなった。 昔の人に比べて今の人は本を読む量は減ったのかもしれないけど読んでる文字の量は増えてるんじゃないかと思う。根拠ないけど。言葉や文字が使いまわされたり乱雑に扱われたりするうちに軽くなってしまってることが多い中で、温かくて湿り気があってズシリと重たい文章に出会えて良かった。
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“一冊”という言葉が何度出てきたことか。 既存の販売、流通がある中、本当に大切なことは『本を好きになってくれる人が増えること』『どうしたら喜んでくれるか』など、原点に戻る考えが突き刺さります。
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またすばらしい本に出会えた。 最近こういうそれぞれの会社(というより組織に近いか)の本を読むけれど、仕事をどう早くするかとかいう表面的なテクの問題ではなく、自分の考えを仕事でどう表現するかというところにとても興味がひかれる。現代のマーケティングの手法が気に入らないなら自分たちはそ...
またすばらしい本に出会えた。 最近こういうそれぞれの会社(というより組織に近いか)の本を読むけれど、仕事をどう早くするかとかいう表面的なテクの問題ではなく、自分の考えを仕事でどう表現するかというところにとても興味がひかれる。現代のマーケティングの手法が気に入らないなら自分たちはそれを選択しない。そういう世間の常識を疑いながら、自分たちはこうするんだという選択をしていく小さくておもしろい会社が本当にたくさんあるんだなといつも心動かされる。いつか自分も、自分の仕事で自分の生き様を表現できるようになりたい。
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出版の一番のだいご味は、企業の規模と結果(販売部数)が 必ずしも比例しない、というところにあると思うのです。思いや エネルギー(三島さんは熱量と言っています)の大小は、規模 の経済に左右されないということです。 もう一つ。これはおもに個人的な体験に基づいた考えですが、 小さい出版...
出版の一番のだいご味は、企業の規模と結果(販売部数)が 必ずしも比例しない、というところにあると思うのです。思いや エネルギー(三島さんは熱量と言っています)の大小は、規模 の経済に左右されないということです。 もう一つ。これはおもに個人的な体験に基づいた考えですが、 小さい出版社の経営者は、やっぱり編集者じゃなきゃダメなん じゃないかなぁと。理由はいくつかあるけど、一番は一冊の本 に対する執念・執着の問題じゃないかと。 そんなことを考えました。
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