計画と無計画のあいだ の商品レビュー
12/01/12。1/20読み始め。おもろい。 読了後、書名『計画と無計画のあいだ』が意味するものにジンと来るものがあった。 いつものごとく湯船につかりながら、近くが見えにくくなった眼鏡をはずして読んでいると、『計画』『予算に基づいた執行』『職員の覚悟』を迫る輩や、コンプライアン...
12/01/12。1/20読み始め。おもろい。 読了後、書名『計画と無計画のあいだ』が意味するものにジンと来るものがあった。 いつものごとく湯船につかりながら、近くが見えにくくなった眼鏡をはずして読んでいると、『計画』『予算に基づいた執行』『職員の覚悟』を迫る輩や、コンプライアンス、インフォームドコンセントや、『人権』『生命』を盾に、楽しく朗らかに仕事をしたい者を蹴散らす輩とは、やはり共に仕事をするのは無理だと感じた。 なぜだろか。
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「原点回帰の出版社」。いい本をつくり、読者へ直接届ける。 既成のシステムの前提をなくしてしまうと、もしかしたらモノゴトはうまくいくのかもしれないという希望の書。たとえば、書籍を流通させるのに、取次を通す必要がないと気付く。出版社の人も、書店人もこのことにはうすうす気づいているん...
「原点回帰の出版社」。いい本をつくり、読者へ直接届ける。 既成のシステムの前提をなくしてしまうと、もしかしたらモノゴトはうまくいくのかもしれないという希望の書。たとえば、書籍を流通させるのに、取次を通す必要がないと気付く。出版社の人も、書店人もこのことにはうすうす気づいているんだけど、それをやってしまうことはなかなかできない。それを軽々と(本書を読む限りは軽々と)やってしまう。それでモノゴトが少しうまく回り始める。 会社の運営だってそうでなのだ。総務があって、経理があって、営業があって、編集がある・・・って必要は全くないようなのである。当たり前を疑って、直観や「想い」でやってみる。もちろん、そこには大きな覚悟があるんだと思う。いろんな苦労もあるんだと思う。でもそんなことは、本書では全く語られず、いたって楽しそうなんである。好きなことをやる、っていうのはそういうことなんだなーと思う。きっとサラリーマンには永遠にわからないことかもしれない。
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自ら出版社を起業した著者。起業に必要(といわれる)ノウハウなんてまったくなし!ただ一途に「本」を愛し出版業界の明るい未来を信じて突っ走る。編集者、いや出版人魂を感じる一冊。「感覚」をいかに大切にできるのか、読みごたえ充分!
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あれもミシマ社!これも?あ~そういえばこの出版社、メディアにあちこち出てたなぁと読み始める。 内容は散漫なところもあるけど、これが味か? 著者は本でいろんな人とつながっていると言う。私は、本を読んではじめて、作り手側を想像したり、倉庫会社の木下さんの手を介してここまで来たのかなぁ...
あれもミシマ社!これも?あ~そういえばこの出版社、メディアにあちこち出てたなぁと読み始める。 内容は散漫なところもあるけど、これが味か? 著者は本でいろんな人とつながっていると言う。私は、本を読んではじめて、作り手側を想像したり、倉庫会社の木下さんの手を介してここまで来たのかなぁと、本に「体温」を感じた! 単純にいいなぁー仕事に情熱を持てるって。
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ひとりの若者が、無謀にも(!)出版社を作る、と決めて そしてどうなるか…という物語性もしっかりあるのが 読者を夢中にさせる理由のひとつ。 だれもが心のどこかで「どうして、もっとシンプルにできないのかなぁ」と 感じていることをしっかり体現していて、読んでいてなんともいえず気...
ひとりの若者が、無謀にも(!)出版社を作る、と決めて そしてどうなるか…という物語性もしっかりあるのが 読者を夢中にさせる理由のひとつ。 だれもが心のどこかで「どうして、もっとシンプルにできないのかなぁ」と 感じていることをしっかり体現していて、読んでいてなんともいえず気持ち良いのである。 なぜって、すっかり常識に縛られてしまっている「大人」は 「こんがらがったものをシンプルにするっていうのが一番メンドクサイのだよね」と わかっちゃってるからだ。 「計画」と「無計画」のあいだにこそ、「自由」がある。 「計画線」を引くことで得ることができるのは、お金や物資など目に見えるもの。 「無計画線」を乗り越えてしまっては、ただの暴走でしかない。 その間にこそ自由がある。 読後、なんともいえず明るくすがすがしい気持になる。
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読まなくても良かった。中盤、周りの人を上手く巻き込んで、支えてくれる 人も沢山いて、楽しく仕事をしていて良いな、と読んだ。後半、変な主張が まぎれてきて、「何言ってんだ」的な感想になってしまった。フワフワしてる 観点も立ってる陸地が違うから読めてたけど、著者に指摘されるこ...
読まなくても良かった。中盤、周りの人を上手く巻き込んで、支えてくれる 人も沢山いて、楽しく仕事をしていて良いな、と読んだ。後半、変な主張が まぎれてきて、「何言ってんだ」的な感想になってしまった。フワフワしてる 観点も立ってる陸地が違うから読めてたけど、著者に指摘されることではない と思う。他人の人生を安直に批評するのは良くないと思う。アイスバーグは 可能性でしかないと思うし。
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ミシマ社社長が現出版社を立ち上げ、現在までを語っている本。 本に対して熱い情熱を注いでいるのが文章からよく読み取れた。 確かに、本屋で本を選ぶ時に何か吸い寄せられる何かがあるなぁとは思っていたので、そんな本を出版していくことはとてもすばらしいことだと思った。 苦労も沢山しているは...
ミシマ社社長が現出版社を立ち上げ、現在までを語っている本。 本に対して熱い情熱を注いでいるのが文章からよく読み取れた。 確かに、本屋で本を選ぶ時に何か吸い寄せられる何かがあるなぁとは思っていたので、そんな本を出版していくことはとてもすばらしいことだと思った。 苦労も沢山しているはずなのに、あまり表に出さず、明るく進んでいる様子がとてもよかった。
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自由が丘の小さな出版社、ミシマ社の社長が、ミシマ社の立ち上げ時の話や、ミシマ社の愉快な日常など、ユニークな会社の楽しい日々を綴る。 この本はすんばらしいね。 出版社の本ですが、出版に関係ない人でも楽しめると思います。 立ち上げ時の苦労話では、その呑気というか適当さに笑わされ、 ...
自由が丘の小さな出版社、ミシマ社の社長が、ミシマ社の立ち上げ時の話や、ミシマ社の愉快な日常など、ユニークな会社の楽しい日々を綴る。 この本はすんばらしいね。 出版社の本ですが、出版に関係ない人でも楽しめると思います。 立ち上げ時の苦労話では、その呑気というか適当さに笑わされ、 メンバーのぶっ飛んだ性格には苦笑い。 野生の感覚や、原点回帰の話は、頷かされたり感心したり。 ミシマ社、小さいけれどもベストセラーも多数。 個性的で楽しそうな会社です。 自由で、過去の慣習に囚われず、楽しく。 感性豊かであることに貪欲で、エネルギッシュな人たちです。 生き方として素敵だし、愛されるのはとてもよくわかる。 ただ、出版経営としては絶対にマネをしてはいけないと思う(笑)。 がんばって末永く、いい本を出してほしいですなぁ。
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12月4日に青山ブックセンターで行われた「自分の仕事を考える丸一日」に参加したときに購入した一冊。「会社は利益を上げるもの」私たちが当然と思うこの言葉への疑問、そして痛快な答えが本書の描かれる三島社の日常、成立過程からひしひしと伝わってくる。事業計画やターゲット分析も大きな会社な...
12月4日に青山ブックセンターで行われた「自分の仕事を考える丸一日」に参加したときに購入した一冊。「会社は利益を上げるもの」私たちが当然と思うこの言葉への疑問、そして痛快な答えが本書の描かれる三島社の日常、成立過程からひしひしと伝わってくる。事業計画やターゲット分析も大きな会社なら大事だろうが、小さい会社だったらどうだろうか?そもそもなぜ会社は大きくしなければいけないのだろうか。数字や目に見えるものに追われるなかで見失いがちな「働く目的」の見つけ方を教えてくれる一冊
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文章がやわらかくて、読みやすい。 出版社の起業がメインだけど、出版のことぜんぜんわからなくてもさらっと読めます。 そして、すてきな本を作ること、それをわたしたちに届けるということにこんなに熱を向けてくださっているのか、となんだかあたたかい気持ちになりました。 ミシマ社の本がもっ...
文章がやわらかくて、読みやすい。 出版社の起業がメインだけど、出版のことぜんぜんわからなくてもさらっと読めます。 そして、すてきな本を作ること、それをわたしたちに届けるということにこんなに熱を向けてくださっているのか、となんだかあたたかい気持ちになりました。 ミシマ社の本がもっと読みたい。 きっとどんな職業でも、というか仕事じゃなくても繋がることがあると思います。 …こんな会社で働いてみたいなぁ。
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