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要介護探偵の事件簿 の商品レビュー

3.6

92件のお客様レビュー

  1. 5つ

    14

  2. 4つ

    32

  3. 3つ

    34

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

    2

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2013/10/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

5編の連作短編集。なかなか面白かった。ドラマとか映画化になってもおかしくないような感じ。いや、この玄太郎じいちゃんをやるのはなかなか大変か。水戸黄門的な予定調和だけど、痛快な感じ。しかし、最後は偉大な父に屈折する2代目、というのもちゃんと書かれてて、確かに、と思う。2話目のリハビリの話はちょっと泣きそうになった。ほんとにこんなやって殺されかねないよな。4話目の不良?達を社員にしてやるのも良かった。こういう人が結局障害者とかにも優しいんだよな。

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2013/09/18

 一代で不動産会社を興し成功を収めた香月玄太郎。下半身が不自由になったが、頭の回転は速く、毒舌に周りの人々は振り回されているようで、彼の信奉者も多い。さよならドビュッシーの登場人物であった玄太郎が様々な事件を解決していく。ラストの事件ではあの岬洋介も事件解決に協力。  トラブルを...

 一代で不動産会社を興し成功を収めた香月玄太郎。下半身が不自由になったが、頭の回転は速く、毒舌に周りの人々は振り回されているようで、彼の信奉者も多い。さよならドビュッシーの登場人物であった玄太郎が様々な事件を解決していく。ラストの事件ではあの岬洋介も事件解決に協力。  トラブルを避け、事なかれ主義の多い今の世の中。現代の様々な問題を玄太郎を通じ取り上げている。玄太郎は相手がどんな人でもいうべきことを言い、向かっていく。それが読んでいて気持ちがいい。

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2013/09/13

おじいちゃん素敵!! いちいち発言が素敵で、面白くてぐんぐん読めました。途中読み終わりたくなくて、読むのためらっちゃったくらい。 ドビュッシー読んでから読んだので、最後は色々思い出して泣いてしまいました。切ない。

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2013/09/05

「さよならドビュッシー」の主人公の祖父、香月玄太郎が主役のスピンオフ。脳梗塞で倒れ、車椅子生活となった名古屋財界の大物、玄太郎と介護士みち子の事件簿。経営者として培ってきた知識と人間力で身近な難事件を解決していきます。特に玄太郎のリハビリを描いた「要介護探偵の生還」は、リハビリの...

「さよならドビュッシー」の主人公の祖父、香月玄太郎が主役のスピンオフ。脳梗塞で倒れ、車椅子生活となった名古屋財界の大物、玄太郎と介護士みち子の事件簿。経営者として培ってきた知識と人間力で身近な難事件を解決していきます。特に玄太郎のリハビリを描いた「要介護探偵の生還」は、リハビリの現場を鋭く捉えていて印象的でした。最終話では岬先生が大活躍して、シリーズのファンには嬉しい。全体的に、番外編と呼ぶにはもったいない作品で、読み応えがありました。続編が読みたいけど、それが絶対にかなわないところが悲しいです。

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2013/08/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

香月玄太郎、脳梗塞で車いす、要介護老人の身となったが、驚異的な精神力と体力を発揮し、未だに元気いっぱい周囲の人を引っ張りまくる頑固者。 介護福祉士のみちこさんは大変です(笑)。 「本気を出すとな、裸のそいつが見えてくるもんや。本気を出すのを嫌がる奴らは、きっと裸の自分をさらけ出すのが怖いんやろうな」 『さよならドビュッシー』の岬も登場する最終話。 玄太郎ともにさよならドビュッシーに登場するのはこの後なのでしょう。

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2013/07/27

主人公が登場早々にお料理をなぎ払うので、「食べものを粗末にする」「乱暴者」ではないかと不安になりましたが・・・・、面白い。一気に読んじゃいました。 最初にキレた場面の後は、口は悪いが乱暴は働かず、頭はよく働かすおじいさん。欲得ずくでないこと、見て見ぬふりをしないこと、溜飲が下がる...

主人公が登場早々にお料理をなぎ払うので、「食べものを粗末にする」「乱暴者」ではないかと不安になりましたが・・・・、面白い。一気に読んじゃいました。 最初にキレた場面の後は、口は悪いが乱暴は働かず、頭はよく働かすおじいさん。欲得ずくでないこと、見て見ぬふりをしないこと、溜飲が下がること再々でした。 しかし、警察OB国会議員の後援会長であることをひけらかして警察官をとっちめるところは、泥棒がうそつきに説教するような感じで、いただけなかったですね。

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2013/06/30

短編5話連作集。主人公の性格がきつくて最初の一話で合わないかも…と思ったが、面白かった! しかし、最終話がずいぶん暗い終わりだなと思ったら、別の話しに繋がってるんですね…気になるので他のシリーズも追いかけ予定。

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2013/06/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

図書館にて。 最近全巻読破しようともくろんでいる中山七里の1冊。(図書館にある本は後1冊!)この本、最近は文庫化されて(?)さよならドビュッシーシリーズの1冊として出されていると聞いて早速手に取った。 なんといっても主人公香月玄太郎がかっこいい!!介護人のみち子さんとのやり取りも痛快。口が達者なおじいさんという極端なキャラクターはとかくおおげさになってしまったり、いけすかない感じがしたりしがちだけれど、勢いがあってくすっと笑わせ、すかっとした気持ちにさせてくれる。特に総会屋とのエピソードと、運動会のシーンは大好き。 ラストの話でやっと岬洋介が出てきて思わずわーい♪ 物悲しいラストが淋しかった。もうこのおじいちゃんに会える作品は書いてもらえないのだろうか?また会いたい。

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2013/05/05

悪の水戸黄門…ここまでワガママに筋金入っていれば、むしろ気持ち良いでしょ♪でも口は悪いが発する言葉の本質は正論そのもの!問答無用、情けもあるお裁き模様!?…癇癪もちの要介護探偵・玄太郎爺ちゃんの竹を割った様な世直し事件簿。ドビュッシー前の物語!…遥にルシアも出てくるし…ニッコリ♪

Posted byブクログ

2013/04/22

もう一度シリーズ他作を読み返したくなるようなつながり・広がりが興味深い。惜しい人がシリーズ第一作でいきなり亡くなってたんだなあ。

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