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要介護探偵の事件簿 の商品レビュー

3.6

92件のお客様レビュー

  1. 5つ

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  2. 4つ

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2020/02/16

中山七里さんフィーバー継続中。後で気付いたのだが「さよならドビュッシー 前奏曲(プレリュード)」と改題されている作品があると。でも図書館にあったのはこちら。この装丁もなんだからしくて良いじゃあないか。 これは「さよならドビュッシー」で序盤に亡くなった、玄太郎爺さんが主役の短編集...

中山七里さんフィーバー継続中。後で気付いたのだが「さよならドビュッシー 前奏曲(プレリュード)」と改題されている作品があると。でも図書館にあったのはこちら。この装丁もなんだからしくて良いじゃあないか。 これは「さよならドビュッシー」で序盤に亡くなった、玄太郎爺さんが主役の短編集。スピンオフ作品。中でも介護者のみち子さん視点が面白い。そして玄太郎氏の言葉が身につまされる。昨今は、パワハラになるから…と言う理由で雇用主が何も言えない状況が蔓延っている。玄太郎氏にかかればそんなものは

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2018/08/10

コミカルで読みやすい本です。孫のルシアでインドネシア?どこかで聞いた事が・・と思ってたら岬洋介シリーズの第1作目に出て来てました!岬洋介シリーズのスピンオフとしてもこれまた楽しめます。面白いけど、謎解き過程が退屈な場面も。最後には岬洋介が出て来て、ここでも事件解決してくれたのが一...

コミカルで読みやすい本です。孫のルシアでインドネシア?どこかで聞いた事が・・と思ってたら岬洋介シリーズの第1作目に出て来てました!岬洋介シリーズのスピンオフとしてもこれまた楽しめます。面白いけど、謎解き過程が退屈な場面も。最後には岬洋介が出て来て、ここでも事件解決してくれたのが一番楽しめました。この後にさよならドビュッシーの展開が来るんだろうな。

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2018/04/01

「さよならドビュッシー」のスピンオフ作品。 「さよなら」では序盤の方で死んでしまう、玄太郎おじいちゃんが(おじいちゃんといっても、うちの父とそう年齢変わらないな、、)主人公。介護士のみちこの視点(最終章だけ玄太郎と岬洋介の目線になる)で、車椅子だけど口が達者で破天荒で気の荒い玄太...

「さよならドビュッシー」のスピンオフ作品。 「さよなら」では序盤の方で死んでしまう、玄太郎おじいちゃんが(おじいちゃんといっても、うちの父とそう年齢変わらないな、、)主人公。介護士のみちこの視点(最終章だけ玄太郎と岬洋介の目線になる)で、車椅子だけど口が達者で破天荒で気の荒い玄太郎が次々と事件(殺人事件が主)の謎を暴いていく短編集。「さよなら」よりタッチはかなり軽妙。「さよなら」に出てくる家族たちも登場する。無惨な結末を知っているため、悲しくもなる。 岬洋介シリーズは読破したいな。ピアノも習っているため音楽の知識も広がっていくのはうれしい。

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2018/03/03

玄太郎さんの言動にスカッとさせてもらえました。先に『さよならドビュッシー』を読んでいたので、ラストが切なかった…

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2017/07/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

孫娘の名前のルシアで、どこかで聞いたような…と思い、若手のピアノ弾き、でもしや?と期待が膨らみました。『要介護探偵最後の挨拶』でやっぱり!と嬉しくなりましたが、『さよならドビュッシー』を読んでいる身には“この先”の物語は無いのだと寂しく思います。惜しい人を亡くしたなぁ…。 この短編集の中では玄太郎が要介護になってしまった『要介護探偵の生還』が一番好きです。彼の不屈の精神と生々しいまでの“生命力” に元気をもらえます。傍若無人な振る舞いにもとれる玄太郎が沢山の人に好かれているのも、彼の筋の通った生き方に憧れるからでしょうね。彼の活躍をもっと見たかったです。

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2017/06/04

『さよならドビュッシー』の後に読むと、なかなか面白い作品だ。この作品で登場した香月玄太郎が、火災で亡くなるまで、身近な事件に取り組むミステリー物語だ。もちろん、ピアニスト岬も登場する。

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2017/02/09

こんな祖父がいたらいい ただし自分が孫じゃないと、きついなぁ 周りを振り回しながらも、魅力があるって凄い 筋を通しきるって、周囲も自分も騙せない 凄い

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2017/02/04

面白かった。でも、実際に香月玄太郎みたいな爺さんが身近にいたらうざったいと思うかもしれない(笑)「要介護探偵の快走」では現在の学校での問題も出てきましたね。「競争」の何が悪いのか。順位をつけるのは差別だとか…まあ、少数派だとは思うけれど、親も親ですよね。自分も、ゆとり教育まっただ...

面白かった。でも、実際に香月玄太郎みたいな爺さんが身近にいたらうざったいと思うかもしれない(笑)「要介護探偵の快走」では現在の学校での問題も出てきましたね。「競争」の何が悪いのか。順位をつけるのは差別だとか…まあ、少数派だとは思うけれど、親も親ですよね。自分も、ゆとり教育まっただ中で教育を受けてきましたけど、さすがに、「競争」という言葉にケチをつける人はいなかったなあ。作品自体はもちろん楽しく読ませてもらいましたが、それと同時に、最近の社会問題について色々考えさせられました。

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2015/10/29

著者のデビュー作の「さよならドビュッシー」のスピンオフ的な作品だったのかな。本編は未読だったのだけど、特に問題なく読め、面白かった。 何かと口うるさい香月御老人だけれど、言う言葉は正論で、説得力があり、スカッとした。今の世の中、その正論が言いづらくなっていたり、逆に変な目で見られ...

著者のデビュー作の「さよならドビュッシー」のスピンオフ的な作品だったのかな。本編は未読だったのだけど、特に問題なく読め、面白かった。 何かと口うるさい香月御老人だけれど、言う言葉は正論で、説得力があり、スカッとした。今の世の中、その正論が言いづらくなっていたり、逆に変な目で見られちゃうところが何だかなぁと思っちゃう。 続編があったら読みたいなぁ、と思ったのだけど、何か出来なそうな感じ??こうなったら、本編の「さよならドビュッシー」も読まねば。

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2015/11/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

(2015/10/27読了) 「さよならドビュッシー」の香月玄太郎が主人公の短編5話収録の連作短編集。 すでに亡くなっている人物を主人公にしている発想が面白い。 物語もそれぞれ事件解決プラス人情のオチが着き、ミステリーというより人情話。 最終話のラストが「さよならドビュッシー」の始まりに続く構成も、読者がそれを既に読み知っているのも面白いと思った。 (内容) 反骨精神をモットーとする香月玄太郎は、不動産会社を興し一代で成功を収めた社長。下半身が不自由で「要介護」認定を受けている老人だが、頭の回転が早く、口が達者。ある日、彼の分譲した土地で建築中の家の中から、死体が発見された。完全密室での殺人。お上や権威が大嫌いな玄太郎は、警察が頼りにならないと感じ、介護者のみち子を巻き込んで犯人捜しに乗り出す。完全密室の殺人、リハビリ施設での怪事件、老人ばかりを狙う連続通り魔、銀行強盗犯との攻防、国会議員の毒殺事件など、5つの難事件に挑む連作短編ミステリー。 (目次) 要介護探偵の冒険 … 建設現場密室殺人事件 要介護探偵の生還 … 脳梗塞リハビリ中・モールス信号 要介護探偵の快走(チェイス) … 老人ばかり狙う・年金 要介護探偵と四つの署名 … 銀行強盗 要介護探偵最後の挨拶 … 喧嘩仲間の死・岬陽介登場

Posted byブクログ