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ハッピー・リタイアメント の商品レビュー

3.5

87件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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  3. 3つ

    37

  4. 2つ

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2023/01/30

浅田次郎初めて読んだ作品がこれだが、面白かった! 本体に残れず天下りとなった2人の男と天下り先の女社員の話。天下り先の仕事は支払い義務の無い借金の取り立てという、あってもなくてもなお仕事。 飽きずに読めるし、最後のびっくりなラストも良い。

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2023/01/24

ヒナ・ヤマムーラこそが「賢い」。「賢い」人は「私は知っている」とだけ言い、他に余分なことは言わない。 すると、相手はすべて見抜かれていると思い、不要なことを話しまくり、「幸せ」が転がり込むという算段である。 「沈黙は金」とは、話すべきことと沈黙すべきときとのいずれをもわきまえてい...

ヒナ・ヤマムーラこそが「賢い」。「賢い」人は「私は知っている」とだけ言い、他に余分なことは言わない。 すると、相手はすべて見抜かれていると思い、不要なことを話しまくり、「幸せ」が転がり込むという算段である。 「沈黙は金」とは、話すべきことと沈黙すべきときとのいずれをもわきまえていることをさすのではなかろうか。

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2022/12/19

タイトルかた考えていたのとはちょっと違うけど、面白かった! やっぱり、思うままに生きていければ、それがハッピーだよね。けど、結局お金を手に入れたのは…?

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2022/12/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

まあ面白いっちゃ面白いけど 連載物だったのかな? 連載で読んだらもっと楽しめたのかもしれない。 作品紹介・あらすじ 定年まであと四年のしがない財務官僚・樋口と愚直だけが取り柄の自衛官・大友。二人が突如転属を命じられたJAMS(全国中小企業振興会)は、元財務官僚の理事・矢島が牛耳る業務実体のない天下り組織。戸惑う彼らに、教育係の立花葵はある日、秘密のミッションを言い渡す。それは汚職か、横領か、それとも善行か!?痛快娯楽「天下り」小説。

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2022/03/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

浅田次郎さんのコメディタッチの小説はいい。 プロローグが、浅田さんの話しだと途中まで気が付かなかった。 財務官僚と自衛官の2人がJAMSという架空の外郭団体?に天下る。 過去に借金してそのまま雲隠れしたまま時効になった人に念のため返す意志があるか、訪ねて行きます。そこで意外な成果を上げて、JAMSの女性職員2人と結託して大金(裏金)を得ます。 法的には時効で借金を返す義務は無いけど、過去の贖罪からか払ってしまう人の心情が面白いですね。 本書や勝間和代さんの解説のとおり、役人の天下り組織は、無くならないんだろうな。。。 あー羨ましい。

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2022/03/03

官僚の天下り、定年後の第二の人生、秘密のミッション。 個性的な登場人物がコミカルかつ軽快なタッチで描かれています。 著者と同世代だったら、楽しんで読めたんだろうか。 「すこしくらい自分がおいしい思いをしたっていいじゃない」という天下りに対する嫌悪感が拭えず。 何も純粋に主人公た...

官僚の天下り、定年後の第二の人生、秘密のミッション。 個性的な登場人物がコミカルかつ軽快なタッチで描かれています。 著者と同世代だったら、楽しんで読めたんだろうか。 「すこしくらい自分がおいしい思いをしたっていいじゃない」という天下りに対する嫌悪感が拭えず。 何も純粋に主人公たちがおいしい汁を啜る側というわけでもないのだけれど、そこまですっきり!とした終わり方でもなく、もやもやが残ってしまった。 とはいえ、定年後の第二の人生、楽しみを共有できる仲間がいるのはいいことですね。

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2022/02/08

面白いです。これが実体験を元にしてるというから驚き。窓際・早期退職・定年後、どれをとってもテーマになっているようで、なっていない。それらを語っていない。ケムに巻かれたように、主題が変遷している気がするが、一貫して、ストーリーが面白い。さすが。

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2021/08/18

 一つは、前回紹介した「定年オヤジの改造計画」と同じく、同年代には気になる退職後の第二の人生の生き方というテーマである。プラス、財務官僚下がりの樋口と元自衛官の大友と教育係であった立花葵が意気投合し、天下り組織の理不尽さにメスを入れ、自分達らしい矜り高き価値ある人生を歩み出す。数...

 一つは、前回紹介した「定年オヤジの改造計画」と同じく、同年代には気になる退職後の第二の人生の生き方というテーマである。プラス、財務官僚下がりの樋口と元自衛官の大友と教育係であった立花葵が意気投合し、天下り組織の理不尽さにメスを入れ、自分達らしい矜り高き価値ある人生を歩み出す。数ある浅田小説の中で痛快娯楽小説。古い本ですが、まだお読みでない方は是非。こんな素敵な第2の人生。羨ましい!コロナ禍の暗い巣ごもり中、大いに楽しめる1冊だと思います。

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2020/03/04

プロローグはどこまでホントだろう? 成功した著者が時効消滅した債務を支払うに至ったことに着想を得た物語。本書の構成はコンゲームだ。国家公務員の天下り先を牛耳る男と、そこに巣くう2人の女性、冷や飯食いの財務官僚+自衛隊幹部の誰に軍配が上がるか? 不器用なオッサン2人にだんだん感情移...

プロローグはどこまでホントだろう? 成功した著者が時効消滅した債務を支払うに至ったことに着想を得た物語。本書の構成はコンゲームだ。国家公務員の天下り先を牛耳る男と、そこに巣くう2人の女性、冷や飯食いの財務官僚+自衛隊幹部の誰に軍配が上がるか? 不器用なオッサン2人にだんだん感情移入していく、幸せになってほしいと。結末はどんでん返しが用意されているが、そこにハッピー・リタイアメントの本当の姿があった。

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2019/11/16

いまいち 官僚の天下りをユーモアで語った物語 痛快娯楽「天下り」小説と紹介されていますが、痛快というわけでもなく、スッキリした展開も感じられず、どちらかというと嫌いな「オチ」で終わってしまってます。 ストーリとしては 財務官僚樋口と自衛官大友がJAMS(全国中小企業申告会)へ天...

いまいち 官僚の天下りをユーモアで語った物語 痛快娯楽「天下り」小説と紹介されていますが、痛快というわけでもなく、スッキリした展開も感じられず、どちらかというと嫌いな「オチ」で終わってしまってます。 ストーリとしては 財務官僚樋口と自衛官大友がJAMS(全国中小企業申告会)へ天下りすることになります。 そこでは返済義務のない債権の管理を行う部門で、実質業務実態がありません。 仕事もせずに、好きな事やって、退職金もらって、ハッピーリタイアメントという破格の状態ですが、納得のいかない樋口と大友は教育係の葵とともに、その債権について取り立てを行う事に! その結果は、汚職、横領、それとも善行? 天下り先の理事との攻防! 最後、彼らはどうなる? といった展開です。 軽いタッチで進むストーリ展開ですが、あまり好きではありません。 そして、最後のオチも好きではありません。 んま、それはそれでもいいけど... 読後感がスッキリとはなりませんでした。

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