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ハッピー・リタイアメント 幻冬舎文庫
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ハッピー・リタイアメント 幻冬舎文庫

浅田次郎【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 幻冬舎
発売年月日 2011/08/04
JAN 9784344417106

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ハッピー・リタイアメント

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商品レビュー

3.5

89件のお客様レビュー

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2024/11/02

浅田次郎の長篇小説『ハッピー・リタイアメント』を読みました。 ここのところ、浅田次郎の作品が続いています。 -----story------------- 定年まであと四年のしがない財務官僚・樋口と愚直だけが取り柄の自衛官・大友。 二人が突如転属を命じられたJAMS(全国中小企...

浅田次郎の長篇小説『ハッピー・リタイアメント』を読みました。 ここのところ、浅田次郎の作品が続いています。 -----story------------- 定年まであと四年のしがない財務官僚・樋口と愚直だけが取り柄の自衛官・大友。 二人が突如転属を命じられたJAMS(全国中小企業振興会)は、元財務官僚の理事・矢島が牛耳る業務実体のない天下り組織。 戸惑う彼らに、教育係の立花葵はある日、秘密のミッションを言い渡す。 それは汚職か、横領か、それとも善行か!? 浅田版「世紀の幸福論」。 解説/勝間和代 ----------------------- 2008年(平成20年)12月号から2009年(平成21年)11月号まで幻冬舎の発行する男性向けビジネス・カルチャー・生活情報誌『GOETHE(ゲーテ)』に連載された後、同年9月に刊行された作品……2015年(平成27年)にテレビ朝日系でテレビドラマ化されているようです。 財務省を早期退職したノンキャリア役人・樋口慎太郎(慎ちゃん)と自衛隊を早期退職した大友勉(ベンさん)が再就職先として斡旋されたのは、全国中小企業振興会(通称・JAMS)……そこは、業務実体のないいわゆる天下り機関だった、、、 日がな一日のんびり過ごすのが仕事というこの職場に、ずっと真面目に仕事をしてきた2人は到底馴染めない……元銀行員で、天下りの巣窟であるJAMSを憎む立花葵は、そんな2人を相棒に「本来の仕事」を始めたところ、想像以上の成果を上げ始める。 この世のパラダイスに再就職した2人のオヤジが奮闘する爆笑「天下り」小説! 官僚の仕組みや論理が巧く描かれていましたねー 仕事は書類の保管、昼寝OK、外出自由、そして法外な給料と退職金を保証……そんなこの世のパラダイス、天下り先の全国中小企業振興会(通称・JAMS)、、、 羨ましいなぁ……と感じながら、やっぱりこれじゃいかん と自分の気持ちを切り替えながら読みました。 “たいそうな給料をもらい、テキトーに仕事をする”ことに、どこか魅力を感じる自分がいるのも事実ですが……それが最高の人生とは思えないですよね、、、 お金って、生活するうえでは大きな要素ですが……リタイヤしたあとに大切なのは、家族で会ったり、仲間なんだよなぁ と改めて感じた一冊でした。 以下、主な登場人物です。 樋口 慎太郎(ひぐち しんたろう)【慎ちゃん】  財務省に33年間勤め、課長代理の肩書きを手に入れて間もなく退職勧奨を受け、全国中小企業振興会 (JAMS) に再就職する。  官舎を出ることになり、妻は離婚届にサインをし、2人の子(成人)と財産を山分けしてあっさり出て行った。 大友 勉(おおとも つとむ)【ベンさん】  陸上自衛隊に37年間勤め、叩き上げで二等陸佐まで昇進したが、退官しJAMSに再就職することになる。  外来語を嫌っており、軍人たるもの世事に関わってはならないという信念を持っている。 立花 葵(たちばな あおい)  JAMSの職員。40代半ばを過ぎているが、細身の体型を保っている。  元銀行員。矢島と肉体関係を持っている。 矢島 純彦(やじま )  JAMSの理事。元財務官僚。樋口とは過去に因縁がある。 山村 ヒナ(やまむら ひな)  JAMS神田分室の嘱託職員。JAMS草創期からの古参の職員。  天下り機関へと堕落したJAMSを内心嘆いている。

Posted by ブクログ

2023/01/30

浅田次郎初めて読んだ作品がこれだが、面白かった! 本体に残れず天下りとなった2人の男と天下り先の女社員の話。天下り先の仕事は支払い義務の無い借金の取り立てという、あってもなくてもなお仕事。 飽きずに読めるし、最後のびっくりなラストも良い。

Posted by ブクログ

2023/01/24

ヒナ・ヤマムーラこそが「賢い」。「賢い」人は「私は知っている」とだけ言い、他に余分なことは言わない。 すると、相手はすべて見抜かれていると思い、不要なことを話しまくり、「幸せ」が転がり込むという算段である。 「沈黙は金」とは、話すべきことと沈黙すべきときとのいずれをもわきまえてい...

ヒナ・ヤマムーラこそが「賢い」。「賢い」人は「私は知っている」とだけ言い、他に余分なことは言わない。 すると、相手はすべて見抜かれていると思い、不要なことを話しまくり、「幸せ」が転がり込むという算段である。 「沈黙は金」とは、話すべきことと沈黙すべきときとのいずれをもわきまえていることをさすのではなかろうか。

Posted by ブクログ

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