ハッピー・リタイアメント の商品レビュー
浅田次郎の作品は、すべて計算尽くされており、一分の隙がない。 最初の導入部から読者の心を掴み、物語にどんどん引き込んでいく。 最後の落ちもなかなか洒落ている。
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天下って仕事もせずに高給をとり怠惰に暮らすのを望む人もいれば、それを不誠実だという人もいる。どちらが正しいとは言えない。ハッピー•リタイヤメントはひとそれぞれなんだな。 時代遅れの元自衛官描かせたら天下一品。ひさびさのドタバタで、面白かった。
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しがない財務官僚と愚直だけが取り柄の自衛官。55歳の二人はJAMSという働かないことが仕事のような機関に天下りする。 …天下りて! あたしもここで働きたいっ
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2011/8/16 浅田さん久しぶりのアチャラカもの。そもそも浅田さんを読み始めたのはキンピカからですから。 ただ、残念ながら
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財務省官僚OBと自衛隊幹部OBが、な〜んにもしなくていい天国のような天下り先で、そこの女性職員と一緒に「仕事」をしようとする。おぉ〜! ついに文庫になったか!と、喜び勇んで読んでみたものの・・・。期待値が大きかっただけに、なんだか少し肩すかし気味でありまする。そーいえば、単行本...
財務省官僚OBと自衛隊幹部OBが、な〜んにもしなくていい天国のような天下り先で、そこの女性職員と一緒に「仕事」をしようとする。おぉ〜! ついに文庫になったか!と、喜び勇んで読んでみたものの・・・。期待値が大きかっただけに、なんだか少し肩すかし気味でありまする。そーいえば、単行本のときの諸先輩方の評価がイマイチだったような。
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55歳にして、新たな職場で出会った二人。 真面目さと言う点では一致しますが、おそらく若い頃だったら友達にならなかったでしょう。 そんな二人が、「慎ちゃん」「べんさん」と呼び合うようになり、のんびりと昼寝、と読書で就業時間をつぶすような日々…。 上手くふんぞり返っていればいいのに、...
55歳にして、新たな職場で出会った二人。 真面目さと言う点では一致しますが、おそらく若い頃だったら友達にならなかったでしょう。 そんな二人が、「慎ちゃん」「べんさん」と呼び合うようになり、のんびりと昼寝、と読書で就業時間をつぶすような日々…。 上手くふんぞり返っていればいいのに、性格的にそれもできず…。 一方、教育係の葵さんも、上司の矢島にひと泡吹かそうと…。 三人の思いがけない攻防が始まります。 なんとも生き生きとし始める二人が微笑ましいです。 忙しい時は、何もしなくていいことがうれしかったりしますが、本当は、何かしたい、何かできる自分でいたいのだと思います。 ラストは、微妙な終わり方ですが、彼らなら何があっても大丈夫でしょうね。
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そりゃー、「きんぴか」とか「プリズンホテル」の怒涛の笑いと涙の大河物語と比べたら薄いと思う。でも、楽しんで読み終えた。 退役自衛官や元官僚は正に「きんぴか」の主人公達。今回は不死身のヤクザ者が居ないわけだ。 自衛隊ネタや鹿児島弁、競馬場など浅田先生の得意技を次々繰り出してくる。フ...
そりゃー、「きんぴか」とか「プリズンホテル」の怒涛の笑いと涙の大河物語と比べたら薄いと思う。でも、楽しんで読み終えた。 退役自衛官や元官僚は正に「きんぴか」の主人公達。今回は不死身のヤクザ者が居ないわけだ。 自衛隊ネタや鹿児島弁、競馬場など浅田先生の得意技を次々繰り出してくる。ファンとしてはタマラナイ。 だけど、主人公達には悪事を為す自覚を持って欲しかった。そしたら、コンゲームの展開もあり得たかも。著者の言いたいことは解かるけど、でも善行だというのは詭弁だと思う。 でもね、読後感は悪くないよ。 表紙のイラストが納得できないんだ。コイツのことが主題か?ホントはそうかもしれないが、表紙にしなくてもイイじゃないか。
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