猫を抱いて象と泳ぐ の商品レビュー
読了後、思っていた以上に切ない気持ちが残った。 読む前は、もう少しファンタジー色の強い物語なのかなと思っていたが、実際には少し印象が違った。 詩的な表現が多く、幻想的で美しい情景が浮かび上がってくるような文章だった。ただ、私はこういった表現にあまり心を動かされないのだな、とも思...
読了後、思っていた以上に切ない気持ちが残った。 読む前は、もう少しファンタジー色の強い物語なのかなと思っていたが、実際には少し印象が違った。 詩的な表現が多く、幻想的で美しい情景が浮かび上がってくるような文章だった。ただ、私はこういった表現にあまり心を動かされないのだな、とも思った。 私はもっと主人公に欲張ってほしかったと思ってしまった。
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悲しい。そんな生涯があるんだ。 誰も知らなくとも確かにそこには一人の生きた証があった。小さな幸せと静かな日常が。 小川洋子さんの美しい日本語、色々と儚い運命、それらが相まって始終幻想的だった。引き込まれて一気に読んだ。 物語の最後にタイトル回収。 猫と象が何のことかわかる(読んで...
悲しい。そんな生涯があるんだ。 誰も知らなくとも確かにそこには一人の生きた証があった。小さな幸せと静かな日常が。 小川洋子さんの美しい日本語、色々と儚い運命、それらが相まって始終幻想的だった。引き込まれて一気に読んだ。 物語の最後にタイトル回収。 猫と象が何のことかわかる(読んでいて既に薄っすら気づいていたけれど) 読後感も独特で個人的に好きな世界観だった。
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本当に、いつも不思議な世界に連れて行ってくれる。 その紡ぐ言葉の美しいこと。 電車の中で読んでいて、降りるのが嫌になってしまった。 チェスを知っていたら、もっと面白いのではないかと好奇心も湧く。 狭い世界にいながら、入り込む世界は無限。他人の価値観なんて無意味だと改めて思う。リト...
本当に、いつも不思議な世界に連れて行ってくれる。 その紡ぐ言葉の美しいこと。 電車の中で読んでいて、降りるのが嫌になってしまった。 チェスを知っていたら、もっと面白いのではないかと好奇心も湧く。 狭い世界にいながら、入り込む世界は無限。他人の価値観なんて無意味だと改めて思う。リトル・アリョーヒンの出逢う人の優しさと真っ直ぐさに癒される。 もっともっと読んでいたいと思わされる。
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美しい魂に触れた感覚。不条理の中でも、水たまりが広く深い海になるように、豊かで深く静かな内側は愛に守られ導かれ育っていく。
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登場人物が優しい人ばかりで、表現が綺麗で静かで読んでいて癒された。疲れた日の夜布団に入って読むのが好きでした。また日々に疲れたら癒されに読もうと思う
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チェスをする少年の静かで、切ないけれど暖かい話。 リトル・アリョーヒンとマスターや令嬢やミイラなど、様々な対局者との間にチェスを通して会話がなされ、あたたかい時間が流れていて、本当に素敵だった。最後、ミイラに言いたかったことは言えなかったけど、きっと手紙でのチェスを通して伝わってたんじゃないかな。 マスターが亡くなったり、令嬢がチェスを忘れていたり悲しいことは沢山あったけど、何故か自然と受け入れることが出来たのは、そこにチェスをさした時間があったからなのかもしれない
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- ネタバレ
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カバーの文章に惹かれて購入 どんな話かもわからずに読んでみましたが良かった 唇にコンプレックスを抱えた少年がチェスと出会い チェスを通していろんな人に出会っていく 暖かいし、切ない
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題名を見て、『何の物語?』と思い手にした本 始まりからどう進んでいくのかちんぷんかんぷんだったが、マスターと出会ったあたりから方向性が見え始め深いチェス愛に読むペースは上がっていきました デパートの屋上未満の狭いエリアの中で、どこまでも静かで厳かでそれでいて穏やかな時間でした
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読み終わって一番残念に思ったのは、自分が一度もチェスをやったことがないことだった。いくつかの種類の駒があり、それぞれに個性的な役割があり、王様を中心に周りを固めて守り、相手に攻め入る。そういうことでは将棋と似ているんだろうとは思うが、チェスの駒とテーブルの上で繰り広げられる様々な...
読み終わって一番残念に思ったのは、自分が一度もチェスをやったことがないことだった。いくつかの種類の駒があり、それぞれに個性的な役割があり、王様を中心に周りを固めて守り、相手に攻め入る。そういうことでは将棋と似ているんだろうとは思うが、チェスの駒とテーブルの上で繰り広げられる様々なドラマを感じることができるのは、チェスの試合ならではだろう。 タイトルの猫と象はチェスの試合で重要な役割を果たしていくが、からくり人形と合わさってチェスを進めていく姿をイメージするのも難しい気がするけど、一番大事なのはチェスの棋譜から描き出される差し手の人生、歴史、感情、優越、落胆、緊張といったことだった。それを知るためにはやはりチェスを指してみないことには始まらない気がする。 リトルアリョーヒンとなった少年の成長が前半、チェスに関わってきた人たちの人生と老いが後半。物語は淡々と静かに、それでいて色々な驚きや喜び、悲しみを見せながら進んでいった。小さなチェスプレーヤーの活躍は面白かったが、やはりチェスを知らないと本当のところはわからないと思った。チェス博物館に行ってビショップの奇跡の展示を見たとしても同じ気持ちになるだろう。
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カバーに書かれた感想文が素晴らしくて手にとった。本をお守りにする、心に寄り添う、そんな作品に出会えることはなかなか難しい。 生きていると辛い時期はあると思う。その時に何が支えてくれるのか、家族や友人だったら良いけれど、もっと自分の奥深くの孤独や弱さは見せられなかったりする。一つの...
カバーに書かれた感想文が素晴らしくて手にとった。本をお守りにする、心に寄り添う、そんな作品に出会えることはなかなか難しい。 生きていると辛い時期はあると思う。その時に何が支えてくれるのか、家族や友人だったら良いけれど、もっと自分の奥深くの孤独や弱さは見せられなかったりする。一つの物語になんだか分からないけれど目が離せなくなり、温かくなる。そんな作品だった。
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