クロスファイア(上) の商品レビュー
上下巻を一気に読了。 相変わらず「絶対に失望させない」「読み始めたら止まらない」著者ならでは疾走感溢れるストーリーテリングの力量には唸らされる。最後の最後まで中ダルミなど一切なく、至福の読書空間と体験を満喫させてもらえた。読書を楽しめる、という点ではほぼ文句ナシの一冊。 ただ欲を...
上下巻を一気に読了。 相変わらず「絶対に失望させない」「読み始めたら止まらない」著者ならでは疾走感溢れるストーリーテリングの力量には唸らされる。最後の最後まで中ダルミなど一切なく、至福の読書空間と体験を満喫させてもらえた。読書を楽しめる、という点ではほぼ文句ナシの一冊。 ただ欲を言えば、それぞれ十分に魅力的で個性的な登場人物たちが巧みに描き分けられているからこそ、それぞれの人物の奥行きや、人間関係性をあともう一歩押し進めて描いてもらいたかった。そう、登場人物それぞれの人生や葛藤、そして人物同士の関係性や変化・展開を、あともう少し読みたかった。 その意味では「あともう一冊分の物足りなさが残った」みたいな気分。
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「鳩笛草」収録、「燔祭」の主人公、発火能力者 青木淳子の暴走する孤独な正義。 淳子は「わたしは装填された銃だ」と言う。何を狙うか決めてトリガーを引く人も安全装置をかけてくれる人もいないのだ。
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超能力を持って生まれた女性の話。かなり良かった作品です。ダーク寄りの作品。ラストは覚えていますが、内容は忘れてしまいました。
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どうも宮部みゆきとは相性が悪いようだ。この小説も悪くはないが、スティーヴン・キングの『ファイヤースターター』の焼き直しだし。
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かなり前に買って、やっと読みました。 超能力?これは、非現実的な感じかなぁ〜と思ったけど、面白かったです。交差する人間模様が凄く上手に描かれている。あちこちにヒントがあって面白い。あっと言う間に上下巻読めました。最後のどんでん返しも面白い。どうやら、燔祭から派生した物だと解説を読...
かなり前に買って、やっと読みました。 超能力?これは、非現実的な感じかなぁ〜と思ったけど、面白かったです。交差する人間模様が凄く上手に描かれている。あちこちにヒントがあって面白い。あっと言う間に上下巻読めました。最後のどんでん返しも面白い。どうやら、燔祭から派生した物だと解説を読んで知ったので、そちらも是非読んでみたいと思います。
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小学校か中学校の時に燔祭を読んでから10年ぐらい経っているが今更読んでみた。燔祭の内容をよく覚えていたのでスムーズに物語を受け行けることができたしテンポが良くて非常に読みやすかった。ただやはり自分は探偵目線で進む部分はあまり好きではないのかなと読んでいて感じた。
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20年振り?もっとかな? 再読です。 やはり面白くて一気に読みました。 何となく結末は覚えていたので少しビクビクしながら読みましたが詳細な部分など、忘れていたので新鮮に読めました。 そうなんですよね、その力があれば使うでしょう。 でもこれがまともに使えない人にある能力だとしたら…...
20年振り?もっとかな? 再読です。 やはり面白くて一気に読みました。 何となく結末は覚えていたので少しビクビクしながら読みましたが詳細な部分など、忘れていたので新鮮に読めました。 そうなんですよね、その力があれば使うでしょう。 でもこれがまともに使えない人にある能力だとしたら… めちゃくちゃ恐ろしいですよね。 防御の方法がないんだもの。 そして感情のコントロールができない子供だったら… 読み返した今、そんな事が気になってます。 力って、憧れるけど怖いね。 そりゃ孤独だろうと思う。
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宮部みゆきさんの作品は数多く読んだけど、この作品が1番好き。実家に帰った際に久しぶりに読み返した。 念力放火能力(パイロキネシス)を持つ主人公が殺人を犯した4人の若者を目撃し、焼き殺そうとしたところ、主犯格を逃してしまうところから物語が始まる。 主人公の能力はSFだが、世界観は一...
宮部みゆきさんの作品は数多く読んだけど、この作品が1番好き。実家に帰った際に久しぶりに読み返した。 念力放火能力(パイロキネシス)を持つ主人公が殺人を犯した4人の若者を目撃し、焼き殺そうとしたところ、主犯格を逃してしまうところから物語が始まる。 主人公の能力はSFだが、世界観は一般社会。 現実世界の警察が念力放火能力を持つ犯人をどう捕まえるのか、というところが見どころの一つ。人を丸焦げにでき、かつ持ち運びが容易なエネルギー源なんて存在するのか?というような状態から、非現実的能力を突き止めていく。 主人公と警察の2方向から描かれる作品です。 「パイロキネシス」という男心をくすぐる能力!笑 特殊能力と一般社会の警察組織という対比が非常に面白い。なぜ知名度が低いのか…多くの人に読んでほしい作品です。
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鬼畜の所業としかいえない犯罪をやっておきながら、逃げおおせた犯人に鉄槌を! とは、考える。 宮部みゆきさんがその感情を料理するとこうなるわけかー。
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