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クロスファイア(上) の商品レビュー

3.7

52件のお客様レビュー

  1. 5つ

    10

  2. 4つ

    19

  3. 3つ

    14

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

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2020/05/01

 念力放火能力、パイロテクニクスを持つ主人公が起こす事件と、それを追っている刑事、能力者のまわりに見え隠れする謎の組織の話が一つになった、サスペンスフルな超能力ものでした。宮部みゆき先生ってホントにいろんなタイプの小説が書ける人ですね。なかなか面白かったです。

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2020/01/28

あり得ないことが多すぎてちっとも物語が頭に入ってこない。サイロキネシスなんて現実離れも甚だしい。下巻もあんまり期待しないで読むとしよう。

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2019/12/22

パイロキネシスの力を持った青木淳子。 彼女に昔弟を殺された牧原。 彼の相棒?ちか子。 力の証明ができるか、かおり。 彼女を理解してあげられるのは自分だけと思っている路子。 ガーディアンとは誰か?

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2023/10/30
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サスペンス調の話は面白いのですが、ドキドキしすぎて身が持ちません(苦笑)。 以前読んだ宮部さんの作品に本作の主人公“青木淳子”が登場していたと思うのですが、特殊な能力を持った彼女がその能力を主人公のために役立てようかと提案するシーンがあった記憶があります。  淳子はこの能力で過去に罪を犯し裁かれなかった加害者に制裁を加えようとします。 最初は正義のためだったのかもしれませんが、淳子がその能力を最後までコントロール出来るのか気になります。  そして、まだ淳子まで辿り着かない警察の手も下巻では迫ってくるのでしょう。

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2019/01/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

能力があるのは分かったけれど、自分に関係ない人に使えばそれは殺人ではないか。と私は思う。生きるに値しないような人達ばかりだし、その人達に殺された命を思えば私刑もまた支持されるのだろうけれど。淳子がどう考えても幸せになれるとは思えず、不安ながらも下巻へ。小物や言い回しに時代の流れは感じますが、物語としてとても面白く、どんどん読めました。

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2017/05/30

平成29年5月 むかーし、宮部さんの作品を読み、あんまりぴんと来ませんでしたが、時が経ち、自分も成長し、今読めば、面白いかなって思い読み始めた。 しかし。。。 やっぱり、やっぱりね。面白くない(-_-;) なんか入っていけないんですよね。 特殊能力を持つ、淳子。 何もない所...

平成29年5月 むかーし、宮部さんの作品を読み、あんまりぴんと来ませんでしたが、時が経ち、自分も成長し、今読めば、面白いかなって思い読み始めた。 しかし。。。 やっぱり、やっぱりね。面白くない(-_-;) なんか入っていけないんですよね。 特殊能力を持つ、淳子。 何もない所から、火を起す。んな、馬鹿な。 ってここから入ってこない。。。 そして、その能力を使い、警察が裁けない悪を働く者を燃やす。。。 てか、やりすぎだよ。どう考えても(-_-;)

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2017/04/27

上下巻読み通しての感想。 主人公・青木淳子には念力放火能力がある。 強い正義感を持ちながら、同時に人を殺す能力を持っている淳子。 法によって裁かれない犯罪者たちを、淳子は自らの意思と能力で罰しようとする。 一方、「ガーディアン」は同じように犯罪者には罰が必要だと思っているが、「正...

上下巻読み通しての感想。 主人公・青木淳子には念力放火能力がある。 強い正義感を持ちながら、同時に人を殺す能力を持っている淳子。 法によって裁かれない犯罪者たちを、淳子は自らの意思と能力で罰しようとする。 一方、「ガーディアン」は同じように犯罪者には罰が必要だと思っているが、「正義のためには多少の犠牲は仕方がない」と考えている。 偶然か、運命か、この多少の中に不幸にも含まれてしまった人にとってはとんでもない考え方だ。 「正義」とは何か? 人が人を殺していいのか? 能力はいったい何のためにあるのか? 「あたしは装填された一丁の銃だ。 常に標的を探している。」 自分を銃に例える淳子は、そう思うことでどうにか自分を保ち、自分の存在を許そうとしているように感じた。 能力者は必ず一度は自問自答するのだろう。 この力は何のためにあるのか?と。 子供の頃から能力を持つがゆえに普通の暮らしが出来なかった淳子。 人との関わりが薄かった分他者への共感力が著しく乏しく、そのために歪んだ正義感が淳子の中で正当化されてしまったのだろう。 淳子の孤独と哀しさ、突き刺さるような胸の痛みを感じさせる物語だった。

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2017/03/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

主人公青木淳子は、火炎を操り人を焼き殺すこともできる。 法律で処罰されない悪人を処刑していくが、だんだんそのコントロールが効かなくなってくたのか、処刑するほどの悪事を働いていないかもしれない人まで焼殺する。 主人公を中心とした流れと、刑事を中心とした流れが上巻ではまだ合流することは無い。 また、謎のグループも現れて下巻への期待を膨らませることが出来る。

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2017/01/03

1998年刊、2002年に文庫化されたものの再文庫化。 "念力放火能力"を持つ青木淳子による悪質な殺人犯への制裁に、警視庁放火捜査班石津ちか子が迫っていく。 紹介された荒川署の牧原刑事は子供の頃目の前で弟を焼き殺した少女を探し続けていた。 「とある科学の...

1998年刊、2002年に文庫化されたものの再文庫化。 "念力放火能力"を持つ青木淳子による悪質な殺人犯への制裁に、警視庁放火捜査班石津ちか子が迫っていく。 紹介された荒川署の牧原刑事は子供の頃目の前で弟を焼き殺した少女を探し続けていた。 「とある科学の超電磁砲(レールガン)」が思い浮かんだ。

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2016/07/02

だいぶ前に読んで、また読み返してみた。 少年法のせいで、裁かれなかった未成年の少年たちを、淳子が処刑していく展開は、現代版「必殺仕事人」のよう。でも、極悪な少年たちを、淳子が自分の感情一つで 処刑するのもなんかなあと思う。こういう殺伐とした物語の中で唯一オアシスなのは 石津ちか子...

だいぶ前に読んで、また読み返してみた。 少年法のせいで、裁かれなかった未成年の少年たちを、淳子が処刑していく展開は、現代版「必殺仕事人」のよう。でも、極悪な少年たちを、淳子が自分の感情一つで 処刑するのもなんかなあと思う。こういう殺伐とした物語の中で唯一オアシスなのは 石津ちか子。個人的にこの人のキャラは好きです。映画版は桃井かおりがやっていたのが正直うれしい。

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