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クロスファイア(上) の商品レビュー

3.7

52件のお客様レビュー

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2015/11/05

青木淳子が行う正義の執行は正しいのか? 正しくないのか? 考えてしまう内容。警察力から零れてしまう悪っていると思う。法とは何か? も考えてしまう。

Posted byブクログ

2015/08/24

これは宮部みゆきらの小説らしくない話なので、上巻の中頃まで話に入り込んでいけず、でも読み進めてた。 でも、後半は(まとまった時間もあったせいか)一気に読み終わった。 念力放火能力とか超能力とかってあまり信じない方なので、こういうストーリーは疑問を無理に抱かず、ダァーって読むに限...

これは宮部みゆきらの小説らしくない話なので、上巻の中頃まで話に入り込んでいけず、でも読み進めてた。 でも、後半は(まとまった時間もあったせいか)一気に読み終わった。 念力放火能力とか超能力とかってあまり信じない方なので、こういうストーリーは疑問を無理に抱かず、ダァーって読むに限る。 それでも宮部さんの文章力が素晴らしいのであっと言う間に読めるし、淳子の加害者に対する憤りと憎しみ、ちかこの穏やかな性格には感嘆させられる。 まぁ、そこまで焼き殺さなくてもいいと思うけど。。。 下巻はどう展開するのか気になる。

Posted byブクログ

2015/04/20

火を放つ超能力の女の話。人によって正義って、考え方が違うから、何が正義なのかって考えた本。  ただ、それを殺人っていうのは安直な感じがするけど、主人公が実直な人だってことは伝わる。

Posted byブクログ

2015/03/14

 超能力を使い火を放つ能力を持った青木淳子。ある夜4人の若者が一人の男性を殺そうとする現場を目撃してしまう。淳子は三人を焼死させるも、一人逃がしてしまい男性も死んでしまう。淳子は男性の復讐を誓い、逃げた一人の足取りを追い始める。  淳子の暴走ぷりが読んでいて痛々しい…。正義を実...

 超能力を使い火を放つ能力を持った青木淳子。ある夜4人の若者が一人の男性を殺そうとする現場を目撃してしまう。淳子は三人を焼死させるも、一人逃がしてしまい男性も死んでしまう。淳子は男性の復讐を誓い、逃げた一人の足取りを追い始める。  淳子の暴走ぷりが読んでいて痛々しい…。正義を実行しているのか、ただ自分の力を解放するためのはけ口として、悪人たちを殺しているのか、読めば読むほど分からなくなってきます。そのためか淳子の静粛の場面はとてもモヤモヤしてしまいます。  モヤモヤの原因としてもう一つ思うのは、淳子が事件に対しては基本的に部外者だということです。確かに被害者には同情しますし、加害者は少年のため大した罪にも問われない可能性は高いです。  また犯人グループは死んだ男性の彼女を人質に取っていてそのために手段を選んでられない、という事情があるのもわかります。  それでも事件に対し完全に部外者である淳子がここまでやることは正義なのか、当事者以外の人たちも巻き込む必要はあるのか、そうした苦悩があまり描かれておらず、ひたすら怒りにまかせて人を焼殺してしまうのが、とても違和感があります。彼女の正義は本当に歪みがないのでしょうか。  犯人を追う物語から、謎の人物、謎の組織が出てきてまだまだ波乱は起こりそう。また警察側の動きも描かれていて、警察は淳子にたどり着けるのかも気になるところ。  そして何よりも気になるのは淳子の正義の行方。このあたりもしっかりと下巻で描いてほしいです。

Posted byブクログ

2015/02/11

他人にない恐ろしい力はコントロールできるできないに関わらず恐ろしいものでしかないのかもしれない。もちろん超能力だけでなく権力や武力もおなじこと。 コントロールできなくなり暴走し始めたらどうなってしまうのか?

Posted byブクログ

2015/01/30

難解に走らない展開なので、ミステリーに不慣れでもすっと読むことができます。 けっこう以前に書かれたようですが、いま読んでも秀作と思えるでしょう。

Posted byブクログ

2014/12/29

感想は下巻終了後!さすが宮部さん。読ませるし面白い。 「燔祭」も我慢できなく購入して読んだのですんなり読めますー!

Posted byブクログ

2014/09/18

3年ほど前に、旅行中に読んだ本で、この前図書館で、珍しく文庫本を発見し、読んでみました。 このクロスファイアでは、念力放火能力を持っている青木淳子が、たまたま、溜まっている力を放出させようと訪れた廃工場で、若者たちがやってきたことから始まります。また、おっかさんと呼ばれる石津ちか...

3年ほど前に、旅行中に読んだ本で、この前図書館で、珍しく文庫本を発見し、読んでみました。 このクロスファイアでは、念力放火能力を持っている青木淳子が、たまたま、溜まっている力を放出させようと訪れた廃工場で、若者たちがやってきたことから始まります。また、おっかさんと呼ばれる石津ちか子刑事視点と、交互に物語が進んでいき、どちらもどんどん進んで行き、目を離すことができず、どんどん読んでしまいました。 宮部みゆきさんの作品は、時代物以外は、ほとんどすべて読ませて頂いているのですが、多彩なジャンルを書いていらして、どの作品も外れがないです。また宮部みゆきさんらしい作風がいいですよね。 この調子で、下巻も読んでみたいと思います。

Posted byブクログ

2014/08/27

宮部みゆきさんの”懲悪”ものです。 犯罪者に対して容赦ない主人公”青木淳子”に対しては深く共感できるものがあります。法で裁けない悪人を結局は野放しにしてしまうこの国に対しての警笛とすら思えます。

Posted byブクログ

2014/07/21

面白い! よくある構成だけど、主人公と警察側双方の視点から描いてて、徐々に距離が近付いて行くカンジが何とももどかしくも読み進めるペースを早める。 下巻楽しみ!

Posted byブクログ