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科学的とはどういう意味か の商品レビュー

3.7

191件のお客様レビュー

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    33

  2. 4つ

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2012/04/16

科学的であるとはどういうことか(第三者によって再現できる、数字で測定できる、など)、科学的な思考をすると(しなかったときと比べて)どのようなメリットがあるのか、科学的な思考を生活の中でどのように役立てればいいのか、などなど。 それなりに面白かったです。 想定読者は科学にアレルギの...

科学的であるとはどういうことか(第三者によって再現できる、数字で測定できる、など)、科学的な思考をすると(しなかったときと比べて)どのようなメリットがあるのか、科学的な思考を生活の中でどのように役立てればいいのか、などなど。 それなりに面白かったです。 想定読者は科学にアレルギのある文系なんだろうけど、そういうひとはそもそもこの本を読まないんじゃないかという噂。

Posted byブクログ

2012/04/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「科学を無闇矢鱈に否定して目を背けるのは、あなたにとって不利益ですよ」というのが一番言いたいことだそうだ。すごく良く解る。 でもこの本では、いわゆる「文系」が「理系」科目に対して反発することが多い、という内容が扱われていたけれど、逆も然りだよね。理系は文系科目に対してそう苦手意識を持っている訳ではない、と書いてあったけれど、少なくともわたしの身の回りではそうではないな。 理系というか、研究もそんなに力を入れてやる訳でもない薬系だからそう感じるのかも?必要ないから英語はやらない、本も読まない、歴史なんて興味ない、というひとがすごーく多いように感じるんだよなあ。それってとても勿体ない。 まあ結論を言うと、自分にこれは必要ないとか、こんなものは信じられないって妄信的に切り捨ててしまうのではなく、自分が生きて行く上で何が必要になるのか、何がプラスになるのかを冷静に、自分だけの物差しで計るべきっていう、ごく単純なことになってしまうのだろうけど。

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2012/03/29

面白かった。 科学の考え方について、大きく賛同。 言葉だけでは何も解決できない。事実に基づき行動を起こす。

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2012/03/25

「科学的」とは?と問われると、返事に困ってしまいます。分かっているようで、実は全く分かっていない。森さんの思考をトレースしてみようと思います。

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2012/03/18

数学から逃げて文系に走った自分としてはほんとにイタイ内容。大学に入ってから一般教養の理系科目の面白さを知り、就職氷河期の洗礼を受けて安易な文系選択をすこーし後悔した。数学イコール科学ではないのに。 「科学から目を背けることは、あなた自身にとって不利益ですよ」これにつきますね。。 ...

数学から逃げて文系に走った自分としてはほんとにイタイ内容。大学に入ってから一般教養の理系科目の面白さを知り、就職氷河期の洗礼を受けて安易な文系選択をすこーし後悔した。数学イコール科学ではないのに。 「科学から目を背けることは、あなた自身にとって不利益ですよ」これにつきますね。。 放射能汚染の問題も、「難しいことわからないから結果だけ教えて。何ベクレルが危ないの?」なんて受身では社会が損をする。 原発事故直後に元素や単位や、なんやかんやを勉強し、「なんで一般市民がこんなことに詳しくならなくいちゃいけないの、こんな世の中ヘン」と思っていたけど、それこそが大間違いだったんだなあ。

Posted byブクログ

2012/02/29

科学的とはどういうことなのか。 森博嗣さんの小説を読んでいても感じたことだが、自分とは明らかに違う気がする。それは考え方であったり、感じ方、表現方法など、たとえ同じ風景や物体を見ていてもおそらく違うことを思っているのだろうと思う。だから面白い。だからもっと読みたくなる。 この...

科学的とはどういうことなのか。 森博嗣さんの小説を読んでいても感じたことだが、自分とは明らかに違う気がする。それは考え方であったり、感じ方、表現方法など、たとえ同じ風景や物体を見ていてもおそらく違うことを思っているのだろうと思う。だから面白い。だからもっと読みたくなる。 この本の中で、科学や理系という言葉だけで目を瞑ってしまう人は不利益を被ることになるという旨が書いてあるが、これは科学に限ったことではないと思う。 ある要素が絡んだだけで頭ごなしに理解できないモノとし、他人に聞きもしなければ、自分で調べようともしない。こういうことをしていると、結局は自分の不利益に繋がってしまうのだろうなと思う。

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2012/02/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

偶然図書室で発見したので読みました。小説を大して読んでないくせに名前だけ知ってる森博嗣に惹かれただけなんですけど、これがまた面白いことばかり書いてあります。 文系とは何か、理系とは何か、という話題を中心に広がっていく考え方には同意するところが多々あります。御身文系というレッテルを自分で貼り付けた身なのでこういった文理の差別化の所以たるものがなんであるか、という旨の文章は非常に興味をそそられる。 わたくし個人としてはもっと昔に読んでおけばな、と思いましたが、出版が最近の著書のようでしたので、時期的には今であっても差し支えない、これから考えていけばいい、と思えるような内容だとも感じました。 読了してみて、文理二分するのは自分にも、またそうされる人間にもあまり聞こえのいいものではないということに今さらながら気付かされました。 そうやって区分して「自分は関係ないし、難しいから」というのは単なる逃げであったことを痛烈に思い知らされたのはかえってよかったと思いました。さりげない文章でそういう私の心理をつついてくる何か不思議な力を感じました。

Posted byブクログ

2012/02/15

科学とは「誰にでも再現ができるもの」である。また、この誰にでも再現できるというステップを踏むシステムこそが、「科学的」という意味だ。 と、本書にあるように再現がキーワードである。また自分の考えを、相手の頭の中で再現できるよう伝えることが、科学的に伝えることになるのだろう。 い...

科学とは「誰にでも再現ができるもの」である。また、この誰にでも再現できるというステップを踏むシステムこそが、「科学的」という意味だ。 と、本書にあるように再現がキーワードである。また自分の考えを、相手の頭の中で再現できるよう伝えることが、科学的に伝えることになるのだろう。 いかにして科学的に伝えられるか。そのことを考えながら、日々の生活をおくっていきたいと思う。

Posted byブクログ

2012/02/03

とてもわかりやすかった! 今まで幾度となく、自分に理系の頭があったならこっちの分野に進みたかった…と思うことがあった 昔につまずいてしまってからは、文盲や色盲があるように 自分は数盲なのだ!とレッテルを貼ってしまったからだ またそうしないと、自分のプライドや心が守れなかった(現...

とてもわかりやすかった! 今まで幾度となく、自分に理系の頭があったならこっちの分野に進みたかった…と思うことがあった 昔につまずいてしまってからは、文盲や色盲があるように 自分は数盲なのだ!とレッテルを貼ってしまったからだ またそうしないと、自分のプライドや心が守れなかった(現に受験ノイローゼ気味だった時は、数学の問題が解けなくて泣きさえした…) そんな風に悪い方に割り切って拒絶してしまうことの 生きていく上での損失を、本書は説いている 理系の呪文のような用語の数々を見て イーッ!!とはなるものの まだ自分にはその分野に対する興味までは失われていないと、本書を読んで再認識する いつだってわかりあいたいと、 思っているんだ… ちょっとずつ、時間はかかってもいいからちょっとずつ 気になる気持ちを大切に 最低でも自分が今生きている世界についてくらいは 理解していたいと、思った

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2012/01/31

この本を読んで、ずっと私が感じていた「サイエンスコミュニケーション」への違和感がようやく分かった。 サイエンスカフェなどにおいて「科学はすばらしい」「科学は楽しい」と謳うのは、個人(主催者側)の感想であって、この世の中を生きていくのに科学が本当に必要なものなのかを示すものではなか...

この本を読んで、ずっと私が感じていた「サイエンスコミュニケーション」への違和感がようやく分かった。 サイエンスカフェなどにおいて「科学はすばらしい」「科学は楽しい」と謳うのは、個人(主催者側)の感想であって、この世の中を生きていくのに科学が本当に必要なものなのかを示すものではなかった。 「科学的な知識や考え方を身につけること」は、科学技術であふれた今の世界を何者かに騙されることなく生きていくために、必要なのだ。 とても読みやすいので、一読おすすめ。

Posted byブクログ