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科学的とはどういう意味か の商品レビュー

3.7

189件のお客様レビュー

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2019/08/12

天邪鬼な森氏の新書。他の新書と方向性のブレはない。国民を感情だけで誘導しようとするマスコミ、政治に懐疑的だ。ただ、世の中が科学的な思考を持つ人ばかりになったら、それはそれで生きづらいようにも思える。 何に関しても常に疑問を感じながら、めんどくさがらずに思考し続けることも大事なのだ...

天邪鬼な森氏の新書。他の新書と方向性のブレはない。国民を感情だけで誘導しようとするマスコミ、政治に懐疑的だ。ただ、世の中が科学的な思考を持つ人ばかりになったら、それはそれで生きづらいようにも思える。 何に関しても常に疑問を感じながら、めんどくさがらずに思考し続けることも大事なのだろう。

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2019/06/12

自分なりに理系よりだからか、言っていることは非常に共感できる。 ただ、著者の優しさというか押し付けない感じがあまりに、冗長な感じ。

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2019/05/06

科学によって得られるものとは人間の自由(^o^)/科学の存在理由、科学の目標とは人間の幸せである\(^_^)/

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2019/04/19

科学エッセイ。 難しいことは全く書かれていなくて読みやすい。 思い当たることが、誰でもひとつくらいはあるのでは?

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2019/02/05

「科学的とはどういう意味か?」というタイトルだが、文系理系論の本? 自分自身文系で、科学という学問の体系について学べると期待して読んだ。 実際は作者のエッセイ。そして「要は文系は~」という考えというか偏見で構成されていた気がする。 引用文献の数より自分の考えの方が大事とか、文系...

「科学的とはどういう意味か?」というタイトルだが、文系理系論の本? 自分自身文系で、科学という学問の体系について学べると期待して読んだ。 実際は作者のエッセイ。そして「要は文系は~」という考えというか偏見で構成されていた気がする。 引用文献の数より自分の考えの方が大事とか、文系は小説ばかり読んでいるとか、作者を信頼していいのかと思ってしまう考えや印象が書かれていて戸惑う記述もいくつか。個人的には、持論を支える論証は多いにこしたことはないと思うし、小説しか読まないというのはそれこそ科学的ではなく偏見でしかないと思うのだが…。 筆者は理系が文系よりも優位にあると書いている。私自身文系で、文化について大学で勉強していただけに、文系学問を否定するような書き方は残念。 事実を積み上げて世界を理解する学問が理系なら、それを研究していく私たち人間について理解する学問が文系だと思う。人間はどう感じるのか(感じてきたのか)、それをどう表現しているか(表現してきたか)等など。 お互いの領域の違いがあるだけで、そこに優劣を持ち込むと、結局はお互いの学問の隔たりを深くしてしまうだけだと思う。「トロッコ問題」のように科学が思考しない領域や問題が実際にあり、それを哲学などの文系学問が思考・研究しているという部分にも筆者は目を向けたほうが良い気がする。 災害の被害の規模などを感情で語ってもしょうがないとか、最低限の科学や数字に対するリテラシーは必要という意見には頷けた。しかし、それを拡大して「だから感情・共感よりも科学というモノの見方が上」という態度になってしまうと疑問を持つ。 最後に。あとがきの12時間で書きましたーというのは、読んでいて気が抜けるというか…。

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2018/11/12

世の中の算数嫌いの人に贈りたい本。如何に思考停止して、危うい世界に行きかけているのに気づいて欲しい。 以下の言葉を心に留めて、生きていきたい。 「好きになる」ということは本当に大きな「力」になる。人の能力を発揮するための動力として、素晴らしいエネルギィだ。

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2018/04/25

「すべてがFになる」以降学生時代にどハマりした森博嗣さん、こういう本も手掛けてなんだなあ。自身文系だけど、理数系への苦手意識は無いので、すんなり読めた。力作ではなく世間話感覚でさっと読むと良い感じ。

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2017/06/30

上司の勧め。 「かけっこも計算も一緒で、走るのが遅い人も計算が速い人も、ゴールできない訳ではない。なのに計算は「数式無理!」っていうアレルギー反応を起こしちゃうのはもったいない。」 この部分はすごく好き。というか勇気が出た。 わたしは本当に計算が遅いのだけど、バリバリ理系の職業に...

上司の勧め。 「かけっこも計算も一緒で、走るのが遅い人も計算が速い人も、ゴールできない訳ではない。なのに計算は「数式無理!」っていうアレルギー反応を起こしちゃうのはもったいない。」 この部分はすごく好き。というか勇気が出た。 わたしは本当に計算が遅いのだけど、バリバリ理系の職業にしがみついているから。 「数字が一番わかりやすいのに、わざわざ東京ドーム何個分ていうのが無駄」 ここは、頑固な理系って感じ。 数字は専門用語と一緒で、わかる人にはこれ以上ないストレートな表現だけど、わからない人にとってはイメージできないから理解する気になれない。 わかりやすくかみくだく、これが苦手なんだよねー理系はって証明しちゃってると感じた。 タイトルがよく中身を表してるいい新書だと思う いろんな人の考え方を知れるから、こういうのも読むと面白い!

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2017/06/18

 科学(というか理系学問)を敬遠する人たちに科学の良さを説く本の一種。言っていることはいちいちもっともで異論はないが、この本が誰に向けて書かれたものかよくわからなかった。いわゆる理系の人であれば当然感じていることを文章にしたに過ぎず、あえて読む意味もないだろう。  しかし文系の...

 科学(というか理系学問)を敬遠する人たちに科学の良さを説く本の一種。言っていることはいちいちもっともで異論はないが、この本が誰に向けて書かれたものかよくわからなかった。いわゆる理系の人であれば当然感じていることを文章にしたに過ぎず、あえて読む意味もないだろう。  しかし文系の人がこの本を読んでみる気になるかどうか怪しい。なぜなら、文系の人を惹きつける要素がどこにもないからだ。帯に書かれている宣伝文句は「科学的無知、思考停止ほど、危険なものはない!」だ。これは文系の人から見たら説教されているように感じられるのではないだろうか。  著者が有名な理系作家ということもあるため話題にはなるだろう。しかし、あとがきの最後にはこう書かれているのだ:「3月末になり、ようやく少し余裕ができた。本書は、そのとき、3日間、計12時間で執筆したものである。」・・・はあ、そうですか。確かに書きなぐったような文章ですね、としか思えない。

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2017/05/27

そうだ、森博嗣は科学者であったのだな、と改めて思った一冊。この一冊を読んで、彼の小説を読む直すと、また、違った感想をもつのであろう。ただし、近日中に読み直す暇は見つからないのが残念だけれども。 つまり、ここ2~30年、なぜ、科学的な態度、というか、科学的な見方が失われてきたのか、...

そうだ、森博嗣は科学者であったのだな、と改めて思った一冊。この一冊を読んで、彼の小説を読む直すと、また、違った感想をもつのであろう。ただし、近日中に読み直す暇は見つからないのが残念だけれども。 つまり、ここ2~30年、なぜ、科学的な態度、というか、科学的な見方が失われてきたのか、ということが分かりやすく書いてありました。それは、社会全体の危うさでもあり、それを一身に受け止めている若者たちの危うさでもあったのですねえ。 一気に読める本であり、一気に読むべき本でもあると思う。読み始めてから読み終わるまで、いささか時間をかけすぎた。少なくとも筆者が一気に書き終えた速度には負けないように読むべきであったと反省した。その方が、きっと感銘と理解が深かったのではないかと思っています。

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