科学的とはどういう意味か の商品レビュー
数式を見ただけで思考停止する、スルーする。私も中学の時に数学に躓いて以来、苦手=向いてないとなった。本当、著者のいうとおり。でも、理系の道を閉ざして困るのは自分。大人になってから統計や経済の本を読んでも、数字や計算が頭に入ってこない。そのページを読み飛ばすし、金融関係のはなしもさ...
数式を見ただけで思考停止する、スルーする。私も中学の時に数学に躓いて以来、苦手=向いてないとなった。本当、著者のいうとおり。でも、理系の道を閉ざして困るのは自分。大人になってから統計や経済の本を読んでも、数字や計算が頭に入ってこない。そのページを読み飛ばすし、金融関係のはなしもさっぱり理解しきれない。社会に出てから、あらゆるところで数学がやくにたつ。それは数式ではなく、暗記でもなく、数学で使った考え方。 子どもの頃に挫折して理系の道を閉ざし、「自分は理系は苦手」と思い込んで理系科目を避け、消極的文系人間になってしまった人はとても多いと思う…。
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科学的な思考は現代社会においては必須な能力。 学ぶということの中にはデータとして蓄積するものとメソッドとして理解することがある。 英語や国語のわからないはそのことを『知らない』という事実。 科学のわからないはどうやればいいか『わからない』ということ。 わからない、理解できないと切...
科学的な思考は現代社会においては必須な能力。 学ぶということの中にはデータとして蓄積するものとメソッドとして理解することがある。 英語や国語のわからないはそのことを『知らない』という事実。 科学のわからないはどうやればいいか『わからない』ということ。 わからない、理解できないと切り捨ててしまうことで自ら情報を遮断している。 これは科学嫌いの人だけにあてはまることではないと思う。 震災に関しての内容も織り交ぜているのでわかりやすい内容だと思う。 本書は科学嫌いの人に向けて書かれたものだそう。 『運勢って、何なの?』ってかいてあったのは笑った。
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科学的というか非科学的なことはどれだけ曖昧模糊として危険であるかが書かれている。 科学数学嫌いな自称文系人にこそある本。かくいう自分も学生時代は数字を遠ざけてきた人なので、ギクッとする箇所は少なくない。 TVのコメンテーターの的外れな受け答えだとか、アナウンサーの大きなお世話的な...
科学的というか非科学的なことはどれだけ曖昧模糊として危険であるかが書かれている。 科学数学嫌いな自称文系人にこそある本。かくいう自分も学生時代は数字を遠ざけてきた人なので、ギクッとする箇所は少なくない。 TVのコメンテーターの的外れな受け答えだとか、アナウンサーの大きなお世話的な指摘には、自分も憤ることがあるので大いに納得。 科学的とは論理的なこと。 難しいことではなく、むしろシンプル簡単なことを言っているのだが、なかなかに実践している人はいないのではなかろうか。 森博嗣という人は自分の目で世界を観ている人だ。誰もがこの視線で物事を捉えられるわけでは決してないが、だからこそ言っていることもまた決して間違ってはいない。近年出版した本では同じことが繰り返し述べられていると思う。すなわち一貫した意見があるということだ。
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これを読んで、これからは考え方を変えていってみようと思った。 文系/理系との区別はどのようなものか 『文系』の傾向……… 私自身は文系だが、この本の中には『確かに』というように思い当たることが多々あった。 特に、『結論のみ聞きたがる』。これは大いに思い当たった。 これから...
これを読んで、これからは考え方を変えていってみようと思った。 文系/理系との区別はどのようなものか 『文系』の傾向……… 私自身は文系だが、この本の中には『確かに』というように思い当たることが多々あった。 特に、『結論のみ聞きたがる』。これは大いに思い当たった。 これからは自ら『損』をする道をわざわざ選ぶことがないように、『過程』もしっかり見ていきたいと、考えさせられた作品だった。
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皆さんの素直なキモチを聞いてみたい! 自分で言うのもなんだが、これまですべての本に対して、真剣にレビューを書いてきたつもりである。しかしこの本に限っては、自分の想いをそのまま綴ってしまうと、「誹謗中傷」と判断されかねないので止めておく。規約を守って楽しむ、これがブックアサヒコムで...
皆さんの素直なキモチを聞いてみたい! 自分で言うのもなんだが、これまですべての本に対して、真剣にレビューを書いてきたつもりである。しかしこの本に限っては、自分の想いをそのまま綴ってしまうと、「誹謗中傷」と判断されかねないので止めておく。規約を守って楽しむ、これがブックアサヒコムでのルールだからだ。 この本はかなりの売れ行きだと聞く。私もそれゆえ期待して読んでみたのだが、「まえがき」から「あとがき」まで、開いてしまった口が塞がることは無かった。科学の重要性や非科学の危険性、理系を異端者扱いする文系など、独特の切り口については別に構わない。だが、これは本なのだから文章を丁寧に書いて欲しい。ただそれだけだ。 最後に、「宗教の能動的布教活動は非科学の布教」というような、あとがきの記載に関連して一言。この本の売れ行きの良さは、著者のあまりに偏った主観と軽率すぎる偏見の反復記述が、一部の読者を啓蒙していることによるものではないかと思われる。一方で、メフィスト賞のような「面白ければ何でもあり」が、如何なる本でも罷り通るとは思いたくない。
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BOOK TV「科学入門書特集」にて、企画のきっかけになった本だと紹介されていたので。 科学を毛嫌いする文系に対して、「科学的」な生活を提案。 文系の中で異端なポジションだったであろう自分が、高校時代から感じていたモヤモヤした何かが、確かに存在したんだと、思わせてくれた。 ...
BOOK TV「科学入門書特集」にて、企画のきっかけになった本だと紹介されていたので。 科学を毛嫌いする文系に対して、「科学的」な生活を提案。 文系の中で異端なポジションだったであろう自分が、高校時代から感じていたモヤモヤした何かが、確かに存在したんだと、思わせてくれた。 数学に代表される科学から逃避は、方法・思考の運用からの逃避である。 文系が行う「暗記」と言う学習方法は、知識の蓄積と同時に思考の停止、さらには解法の省略・正解の共有、感情的な判断・信じこみを招く危険があるという。 数学は社会で役に立たないと言われるが、それは「微分積分が」であり、「方法を学び運用する」と言う学習方法は、それはそれは役に立つのだそうだ。 科学分野における、現象を冷静に分析する姿勢、客観的な他者の意見への評価を、ほんの少し実践してみることで、マスコミ・ビジネス・大衆に惑わされず、自分で感じ、考え、判断する力がつくというお話。 “文系/理系”の定義は、文系が作ったものであり、正しくは“文系/文系以外”ではないか、という話...納得!!これなら自信を持って言える、「私は文系ではない!!(`・ω・´)」
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科学的と言う言葉を定義し、現在の科学なしでは生きていけない世界において科学とうまく付きあうことを提案してる本。 普段から科学を相手にしてる人にとっては当たり前なことも多いため、僕は当たり前のことを再確認した。
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TVとかのお涙頂戴なレポートとかにはうんざりするけれど、森先生の言うような態度で臨めるかと言えばなかなか難しい。けれど、少しでも心に留めておくかおかないかで違うんだろうとも思う。
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科学に対する姿勢。 科学とはどういうことか。 科学はなんのためにあるのか。 個人的な視点で書かれているが、 共感するところが多い。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
理系、科学者、技術者的な考え方がよくわかる。森さんにはこういう新書どんどん出してほしい。”一番のパワーストーンは石炭だと思う”っていうくだりがツボ。こういう屁理屈的なとこが好き。
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