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科学的とはどういう意味か の商品レビュー

3.7

189件のお客様レビュー

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2024/04/16

理系小説家の森氏による、あらゆる世代へ向けた「科学を毛嫌いしていると損するぞ」というメッセージに貫かれた一冊です。 ともすればあいまいになる日々の言葉の把握ですが、己の尻を叩くためにも、折りに触れ再読したいと思いました。

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2023/04/24

科学的に考えるのは面倒くさいなぁと思った。 でも科学的に考えないと、煽動されるかもしれない。 科学的に考えるのが好きじゃないと大変だなぁと思う。

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2023/03/05

「科学」について考察したエッセイ。 物事の理論を解明し、再現性を重視するのが科学の役割だが、近年の風潮として原因と結果だけを求める傾向があるため、科学は敬遠されやすい。著者は、作家で建築分野の研究者でもある。その観点から科学的な考えや文系人間について、自身の見解を述べる。 この本...

「科学」について考察したエッセイ。 物事の理論を解明し、再現性を重視するのが科学の役割だが、近年の風潮として原因と結果だけを求める傾向があるため、科学は敬遠されやすい。著者は、作家で建築分野の研究者でもある。その観点から科学的な考えや文系人間について、自身の見解を述べる。 この本が書かれたのは東日本大震災が発生した時期で、日本の世論が地震や原発問題で揺れていた。メディアでは、普段聞き慣れない単位(ベクレルやシーベルト)を使って被害状況を伝えたり、原発について理解していない文系コメンテータが感情論に訴えたりしていたが、科学をよく理解していれば、メディアに踊らされることは無いはずと言う。理系は過程を重視するが、文系は結果だけを鵜呑みにする傾向がある。自分で判断する根拠として、また論理的に推理する方法として科学がある。 メディアに溢れる識者のコメントの信憑性を判断するために、科学の正しい知識を持つ事が重要。科学知識も常にアップデートされるので、日頃から情報に接しておくことも必要だと思った。

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2023/01/03

科学って素晴らしいよ!というような、説明ではなく、あくまで淡々と、科学とはどういうものなのか?を説明してました。 算数や数学は、ものを考える「方法」を教える科目、ってのには成る程ねぇと目から鱗。 高校で理系を断念した文系の人にこそ、読んで貰いたい。

Posted byブクログ

2022/09/26

○多くの人が科学を敬遠するのは、自分で考えること、感じることが面倒でしたくないから ○しかし、科学を避けるとむしろ損で危険な方向に進む可能性がある ○科学とは「誰にでも再現ができるもの」 ○科学的とは「誰にでも再現できるステップを踏むシステム」 ○ただ、数や実験があるから科学と...

○多くの人が科学を敬遠するのは、自分で考えること、感じることが面倒でしたくないから ○しかし、科学を避けるとむしろ損で危険な方向に進む可能性がある ○科学とは「誰にでも再現ができるもの」 ○科学的とは「誰にでも再現できるステップを踏むシステム」 ○ただ、数や実験があるから科学というわけではない ○実験によって確かめることが「科学的」なのではない。実験では条件の設定でいくらでも変わり、不正もある ○子供に対しての注意 子供は超自然的なものを信じやすいので、きちんと説明してあげること。 好奇心をつぶさないように。外で遊ぶイメージを持たせてしまうが、科学館などもよい。 特に父親は押し付けてしまう。 自由さから科学を発展させる独創性や発想力はうまれる。

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2022/03/21

「自分にはわからないから」と決めつけて考えないということはよくある。「神の御業」とか「バチが当たった」と考えるのも同じで、「神」を作ることによって人々は深く考えなくても良くなった。 数値で示すことは正確な情報であるのに、人々は「わからない」と言う。人々は、数値が意味することを考え...

「自分にはわからないから」と決めつけて考えないということはよくある。「神の御業」とか「バチが当たった」と考えるのも同じで、「神」を作ることによって人々は深く考えなくても良くなった。 数値で示すことは正確な情報であるのに、人々は「わからない」と言う。人々は、数値が意味することを考えたくないので「自分にどういう影響があるのか」を言葉で聞きたがる。 それでもいいけど、「考えることを避けてしまったな」「数値に疎いな」というのは認識しておいた方がいいと思った。

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2022/02/20

消化しきれない多くの情報が溢れている現代だからこそ、自ら分析し考えて消化する思考を身に付けておく必要がある。扇動的な情報に踊らされない為に。

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2022/01/26

科学を正しく、そして前向きにとらえた本です。 「科学では説明できない〇〇」「理屈で考えない」みたいな話は、大衆が飛びつきやすい話題なのかよくありますが、それってどうなの?と考えさせてくれます。 正しい判断力を付けられる本だと思います。

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2021/10/08

非科学的なこと(占いとか)が好きな自分にはグサッとくるところもあったけど、確かに科学を必要以上に敵視したり、少しの理屈も知ろうともしない態度は、たくさんの科学で成り立っている今の世の中を生きる上では危険なことなのかも、と思った。 あと、子育て中なので、幼少期のテストだけで、この子...

非科学的なこと(占いとか)が好きな自分にはグサッとくるところもあったけど、確かに科学を必要以上に敵視したり、少しの理屈も知ろうともしない態度は、たくさんの科学で成り立っている今の世の中を生きる上では危険なことなのかも、と思った。 あと、子育て中なので、幼少期のテストだけで、この子は文系なのね…と早々と決めつけることだけはしないでおこうと思えた。

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2021/06/24

科学的とは、「誰にでも再現できるもの」で、再現する方法として実験がある。 文系と理系で分類することはナンセンスであることや、理系や数学に拒否反応を起こしてしまう人に対して、嫌いにならなくていいよと説明している内容であった。言葉での感想ではなく、客観的に説明できる数字が重要というこ...

科学的とは、「誰にでも再現できるもの」で、再現する方法として実験がある。 文系と理系で分類することはナンセンスであることや、理系や数学に拒否反応を起こしてしまう人に対して、嫌いにならなくていいよと説明している内容であった。言葉での感想ではなく、客観的に説明できる数字が重要ということが分かった。ただ、注意すべきなのが、実験や自分の目で見たことが全てが正しい訳では無いということ。客観的に、定量的に判断する思考を大事にしていきたいと感じた。

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