あの空の下で の商品レビュー
実際に旅行にいけなくてもちょっと違う景色を覗けるような短編集。 モダンタイムスという話の中で、飛行機に乗って知らない街へ行き、帰ってくることで「スッとする」という言う話があるが、この本を読むことが、正にそんな感じ。
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ANA機内誌「翼の王国」にて連載されていた「願い事」、「自転車泥棒」、「モダンタイムス」、「男と女」、「小さな恋のメロディ」、「踊る大紐育(ニューヨーク)」、「東京画」、「恋する惑星」、「恋恋風塵(れんれんふうじん)」、「好奇心」、「ベスト・フレンズ・ウェディング」、「流されて」...
ANA機内誌「翼の王国」にて連載されていた「願い事」、「自転車泥棒」、「モダンタイムス」、「男と女」、「小さな恋のメロディ」、「踊る大紐育(ニューヨーク)」、「東京画」、「恋する惑星」、「恋恋風塵(れんれんふうじん)」、「好奇心」、「ベスト・フレンズ・ウェディング」、「流されて」の短編12編と「バンコク」、「ルアンパバン」、「オスロ」、「台北」、「ホーチミン」、「スイス」6編のエッセイからなる吉田修一さんの作品。 台北へ行く際、旅のお供に選んだ一作。 私の場合、旅のお供の条件は、あっさりした話で旅の気分を盛り上げ、現地の良さを知ることができる作品なのだが、この作品は吉田修一ファンであることを抜きにしても条件をすべて満たしているベストな一冊となった。 ただし、吉田修一さんの重たい話を望んで読むと拍子抜けすると思う。「初恋温泉」「7月24日通り」「春、バーニーズで」あたりが好きな人にはオススメできる。 ちなみに2013年4月末、飛行機に乗った際、ANA「翼の王国」では連載が掲載されていたので、第二弾が発売されるのも時間の問題ではないでしょうか。
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それぞれたった12ページの短編集が、おもしろかった。 浅くもないが深くもない。 読んだ後、少し感慨に浸る間がほしいと感じる短編ばかり。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ANAの「翼の王国」に連載されていた短編12編とエッセイ6編。ANAに乗ると毎回必ず読んでいた。 特にエッセイを読見終わった後は、あれだけ海外出張行ってるのに、海外旅行に出かけたくなっちゃいました。
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読了後、パスポート手に空港へ行き、どこかに旅立ちたくなる作品。ヨーロッパや米国より、アジアに旅立ちたくなる。問題は私、パスポートもってませ~ん!!
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ストーリーに引き込まれて深く考え込んだり、続きが気になって眠れなくなるほどではない軽い短編集で、翼の王国に連載されていたというのが肯ける。 だからといって内容が薄いのではなく、到着地で待っている何かが楽しみになるような、さわやかで心地よい作品です。 「パークライフ」に通じる作風で...
ストーリーに引き込まれて深く考え込んだり、続きが気になって眠れなくなるほどではない軽い短編集で、翼の王国に連載されていたというのが肯ける。 だからといって内容が薄いのではなく、到着地で待っている何かが楽しみになるような、さわやかで心地よい作品です。 「パークライフ」に通じる作風で、これぞ吉田修一氏の真骨頂だと思う。「悪人」系ではなく、こんな作品をもっと書いて欲しいなあ。
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ANAグループ機内誌『翼の王国』での連載をまとめたもの。2007~2008年のものだから、もしかしたら当時読んだのかもなー。でも一つも覚えてなかった。 飛行機や空にまつわる小説12編と、著者が訪れた6つの町でのエッセイ。 機内誌の連載だからどれも短めだけど、移動中に読んだらほっ...
ANAグループ機内誌『翼の王国』での連載をまとめたもの。2007~2008年のものだから、もしかしたら当時読んだのかもなー。でも一つも覚えてなかった。 飛行機や空にまつわる小説12編と、著者が訪れた6つの町でのエッセイ。 機内誌の連載だからどれも短めだけど、移動中に読んだらほっこりするんだろうな。 「自転車泥棒…仕事でうまくいかない女性、上の部屋宛ての手紙」は泣いたなー。一人暮らしを心配したおばあちゃんからの手紙。
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ANA機内誌「翼の王国」に連載された短編集。 それぞれ台湾、タイ、ニューヨークなどを舞台にした雲の上で読むのにふさわしい、爽やかで気のきいた短編でした。 楽しさのなかにどこかさみしい感じもある一期一会の経験。別れだったり出会いだったり門出だったり、旅には色んな意味合いがあって味...
ANA機内誌「翼の王国」に連載された短編集。 それぞれ台湾、タイ、ニューヨークなどを舞台にした雲の上で読むのにふさわしい、爽やかで気のきいた短編でした。 楽しさのなかにどこかさみしい感じもある一期一会の経験。別れだったり出会いだったり門出だったり、旅には色んな意味合いがあって味わい深い。 台湾に行きたいぞー! ニューヨークにも行きたいぞー! 重たくなくてサラッとしてるけど、この短さでも質が落ちないってのが、吉田修一さんの凄さだなぁ。「悪人」で有名になったけど、本来サラッと描くのが上手い人だと思う。
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ANAグループ機内誌『翼の王国』に連載された短編やエッセイ集。パック旅行が好きじゃない自分にリンクするところも多々あって、旅行ってこんな感じがあるからいいよなー、という一冊。海外に行きたいっ!
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ANAの機内誌に連載された作品集ということで、飛行機に纏わる物語は勿論のこと、旅や空などをテーマに読む者に爽やかな旅情を与えてくれる。 お気に入りは、「願い事」「好奇心」「東京画」。どの作品も著者の人柄がにじみ出るようないい話である。
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