殺人鬼フジコの衝動 の商品レビュー

真梨幸子【著】

2011/12/07

自分の"知らない方がよい事なんてない"というポリシーのせいで、読むことになりましたが、よかった…それ程でもなくて。

2011/12/06

読み終わった時、まずは大きくため息をついた。つまらなかったわけじゃない。疲れたのだ。
本の最後に所謂、ミステリー要素が盛り込まれていた。いたのだが、それどころではない。そこにたどり着くまでの数々の不快感が私のキャパを越え、『そうだったのか！』や『まさか！！』と言えるほどの余力を持ち合わせてなかった。
店頭でみたポップに嘘はなかった。
後味の悪は天下一品。ただ、殺人はしないまでも、フジコの闇に共鳴する自分がいて、不安になった。

2011/12/06

一気に呼んだ。深く読もうと言うかんじはなく、さらっと。子供時代は、エピソードも盛りだくさんで読めたけど、あとはたいして面白くなかった。

2011/12/05

人の業って深いね!!

それと、読んでて怖くなってくる、けど、止まらない、止めれない
この話し、本当…てな感じです。

2011/12/04

最後の一行を読んだ時、あなたは著者が仕掛けたたくらみに戦慄し、その哀しみに慟哭する・・・・・・！、って・・・・・・しませんでしたよ。すみませんねぇ。。。

2011/12/02

他の方が書いてるような内容
実際にあった数々の事件を混ぜたような感じで買ってもそれほど損はないかと思います

2011/12/02

うわあ。
なにしてくれてんだ。ひどいや。
なんというか、これはある種の暴力じゃないのか。それも執拗な。

しかしまあ、僕みたいなMっけ人間には
それがだんだん気持ちよくなって来て
ぐいぐい読まされてしまうのですけど。

それでもって後書きの仕掛けです。
ひどいわー。
まあでも面白いわー。

確かに、後書きでお話にぐっと立体感が生まれますね。
小説のフレームから一段飛び出すための
企みとして興味深いんですけど。
その特殊効果をもって一縷の救いをも消し去るとは
徹底してるなあ。

人間ってそんな化け物ばかりじゃないと思うんだけど。

なんだろ。
不幸って体質みたいなものかもしれない。
いつも卑屈に考えて、消極的解釈のもとに、間違った選択肢をわざわざ選び、
すべからく間違った結果を招いてしまう人っているんだよな。

あ、どうも僕です。

2011/12/01

ちょっと期待しすぎていたせいか、普通だったかなと思ってしまった。でも設定は面白いと思うし、すらっと読めたけど重い。虐待、イジメ、そして両親と妹を一夜にして失い、得たものは世間の同情。そしてそれらを失うことへの恐怖から殺人鬼へと。だが、あとがきで衝撃的な事実が書かれている。

2011/11/30

読むのがこんなに辛いのに、一度読み始めると止まらない。というか止めたら、この痛い気持ちを引きずりそうでマズかった。
どうやっても救われないフジコが痛々しすぎる。
だからといって、最後に無理やり光ある大団円にしてしまっていたら、正直消化不良だったと思う。
だからミステリチックに締めてくれたおかげで、救いはないけど、作品として上手くまとまったんじゃないかな。
面白いんだけど、しばらくはこういう感じの作品は遠慮したいかなぁ。

2011/11/27

帯の「読まないと後悔」「頭をガツンと殴られたような衝撃が待っています」の文言に惹かれて読んでみた。

虐待を受けて育った殺人鬼フジコの物語、そしてそういう親の元で育った子はそういう子に育ってしまうという悲しさ、そしてそれがまたさらにつながる輪廻、なかなか暗い。

ラストに訪れる衝撃の真相、と言われるほどには衝撃的ではなかったかと。
最後の最後の終わり方はなかなかよかった。救われない感じではあるが。