殺人鬼フジコの衝動 の商品レビュー

真梨幸子【著】

2011/12/01

ちょっと期待しすぎていたせいか、普通だったかなと思ってしまった。でも設定は面白いと思うし、すらっと読めたけど重い。虐待、イジメ、そして両親と妹を一夜にして失い、得たものは世間の同情。そしてそれらを失うことへの恐怖から殺人鬼へと。だが、あとがきで衝撃的な事実が書かれている。

2011/11/30

読むのがこんなに辛いのに、一度読み始めると止まらない。というか止めたら、この痛い気持ちを引きずりそうでマズかった。
どうやっても救われないフジコが痛々しすぎる。
だからといって、最後に無理やり光ある大団円にしてしまっていたら、正直消化不良だったと思う。
だからミステリチックに締めてくれたおかげで、救いはないけど、作品として上手くまとまったんじゃないかな。
面白いんだけど、しばらくはこういう感じの作品は遠慮したいかなぁ。

2011/11/27

帯の「読まないと後悔」「頭をガツンと殴られたような衝撃が待っています」の文言に惹かれて読んでみた。

虐待を受けて育った殺人鬼フジコの物語、そしてそういう親の元で育った子はそういう子に育ってしまうという悲しさ、そしてそれがまたさらにつながる輪廻、なかなか暗い。

ラストに訪れる衝撃の真相、と言われるほどには衝撃的ではなかったかと。
最後の最後の終わり方はなかなかよかった。救われない感じではあるが。

2011/11/27

帯であとがきを強調されすぎて、読みながらもどーせ最後にどんでん返し的な展開があるんだろうって思ってしまっていた。購入の段階では帯で興味を持ったけど、読む段階においてはむしろ少し邪魔だったかな…。

2011/11/26

よくできたエンタテイメント。
ただ読んでいて次にどんな大変なことが起きるのだろうかというような、ドキドキを感じなかった。

2011/11/25

これは何て言ったらいいのか…。タイトルと帯に惹かれて購入。だって帯に「読まないと後悔！」なんて書いてあったら間違いなく手に取るよね。あとがきまでが物語ってあったので、ものすごく期待して、読みました。こういうの、失敗する方が多いんだけどね…。うーん、まあ、ラストは確かに「えっ」てなって。だけど、なんだかなあ…。誰かわたしに細かく説明してください。こうこうこうなって、こうだから、こうなったんだよ、って説明して欲しい。もやもや。それが読了後の感想。そして、物語は常に気持ち悪い。描写がね、とことん黒くて気持ち悪くて陰湿。こんなお話を書く真梨幸子って人は、すごいね…。でも、最後の、藤子の、どこまで引き返せばいいのかしら？どこからやりなおせばいいのかしら？っていうのは、ちょっと切なかった。

2011/11/24

期待はずれ。。。

あとがきまでが物語っていうのは
面白かったけど思ってたほどの
衝撃的な最後ではなく。

同じ表現の繰り返しは好きだけど
ちょっと繰り返し過ぎで疲れた。

2011/11/23

タイトルと帯に惹かれて衝動買い。
一家殺人事件を生きのび、新たな人生を歩み始めた少女・・・
一気に読めた。
不幸で、気味悪いけどグロさはイマイチ。
この作家の違う作品も読んでみようと思う。
'11.11.20読書完了

2011/11/22

「後味悪くて読んで後悔＜＜＜読まないと後悔！」って帯が付いてましたが、そのとおりだなーっと思った。
暗くて不快で残酷な話が延々続くが、文章力でグイグイ読ませる。
ラストの意外性も良い。
毒毒しいのが好きならオススメ。

2011/11/21

話題作みたいだけど、、、いまいちだったなぁ。

因果応報なのねぇ～、そういう話かと思いきや、最後のあとがきで、なるほど、タイトルも仕掛けなのかと思った。でもそれだけ、、、