殺人鬼フジコの衝動 の商品レビュー
最後の最後であれってなって、読み返すと、なるほどねってなった。 ちゃんと理解をするために読み返したほうがいいのはわかるけど ちょっと暗くてやだなって思う。 この環境で育ったらそうなるかなぁってすごく思う。 不満はたくさんあるけれど、でも、今に感謝。
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読み終わった直後、キツネにつままれたような気分だった。 え、何これ?本当の話?とちょっとパニックに。(笑) 後味が悪いと書いてあったけれど、そんなことはなかったな。 確かに読んでいる最中は救いがない話ばかりで「生きるって辛い・・」と思ったりもしたけど、幸福にはなれないフジコに変な安心感もあって不快ではなかった。 殺人鬼ではあるけれど殺しの部分にスポットがあたらずに、日常生活の闇みたいな部分が浮き彫りになっていたからグロイ感じもせずに物語にのめりこめたかなー。 帯に期待のハードルをがんがんあげる文句が書かれていたけれど、その期待を裏切らない面白さがあったので星4つ。面白かったー
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湧き上がる嫌悪感。 嫌悪感に引きずりこむ、圧倒的筆力。 気づけば私は本を通してフジコになっていた。 練りこまれたストーリー。 圧巻の一言です。
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子供時代の生活環境は、その後の人生を大きく左右する。 ちょっとした断る勇気があればどうにも転がるものだ。 それにしても凄まじい狂気だ。 気が滅入る。人格はどうあるべきだろうか。 読んでいてだんだん感覚が麻痺してきた。 人殺しを次のステップというように感じてきてしまった。
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簡単に騙された。著者が巧みなのか自分が単純なのか。 「おうちに着くまでが遠足です」の部分ではなくて 過去は忘れてしまいなさいという二つの解釈に。 読み終わってみると、はしがきにあるボツタイトルもだが この本のタイトルからして先入観を生みださせる一要素であり、 それこそ読み終わった...
簡単に騙された。著者が巧みなのか自分が単純なのか。 「おうちに着くまでが遠足です」の部分ではなくて 過去は忘れてしまいなさいという二つの解釈に。 読み終わってみると、はしがきにあるボツタイトルもだが この本のタイトルからして先入観を生みださせる一要素であり、 それこそ読み終わったあとから気づいたのだが 真相を解くキーワードが冒頭にちりばめられていながらも 上手いこと本を読む作業を「楽しめた」。 主人公の思考、出来事、周りの人々 現実に起きた事件の寄せ集めという感じもあったりで そこを陳腐と感じる人もいるかもしれないが 物語上濃縮しているからであり 実際の世界で起こった 他人事を情報として知っていることで 異常な状況に麻痺しているのかも。
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すっきりしない読後感でした。読んでいて不感に感じるようなシーンも多かったし。 ですが、一気にガーっと読んでしまいました。ストーリーに引きこまれます。 殺人の連鎖が終わったと見せかけるラストからのあとがきが戦慄でした。最後の一行まで気が抜けない小説です。
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帯に惹かれて買った。想像よりは面白く読めたものの、後味の悪さと、再読はしないだろうなって予感でいっぱいだった。でも、嫌いじゃない物語だったな。悪く無い。
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落ち込んでいる時に読むものではない。 ラストはなかなか良かった。 文章が読みやすかった。 一週間くらいで読破。
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書店の店員さんおすすめで増刷がかかった本 あとがきまでが物語って帯に書いてあったから衝撃は弱かったけど それ知らなかったらけっこう衝撃だったかも。 そんな簡単に人山ほど殺せないと思うけど・・・ 読んでて不快なのに一気に読めてしまう。
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読んでいる時の、なんとも言えない不快感というか、気持ちの奥が澱むような気分になる本。そして、最後の最後の最後まで衝撃が続く1冊でした。 読んでよかったけれど、何度も読む勇気はない、そんな話。
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