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殺人鬼フジコの衝動 徳間文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | 一家惨殺事件でたった一人生き残ったフジコ。当時10歳。彼女は欲望のままにその後も十数人の人を殺し、「伝説の殺人鬼」となった。果たしてフジコを殺人衝動に駆り立てるものは何なのか?「あとがきまでが物語」ということで話題になった作品。最後の一文まで目が離せない。 |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 徳間書店 |
| 発売年月日 | 2011/05/06 |
| JAN | 9784198933678 |
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殺人鬼フジコの衝動
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商品レビュー
3.3
942件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
救いのない話が延々と続き、登場人物に対して胸糞悪くなっていきます。 序盤から中盤にかけては、フジコの両親、Kくん、クーコ、みさりん、ノンノン、コサカさん、裕也、杏奈、記者の人、終盤にかけては、裕也の両親、小野田さん、茂子(叔母さん)、コサカさんのお母さん…。 この中でKILLしてもいいと思うのは、フジコの両親、Kくん、裕也くんくらいかな。 正直に言うと、死んで溜飲が下がったのは上記の人たち。 共通項としては、上記の人たちは、人間の(この小説ではフジコへの)「尊厳」を一定のラインを越えて蹂躙していると感じたこと。 でも、フジコが殺めたのはそれとは別の人たちでもありました。コサカさん、美波、記者の人、杏奈、どこかの社長、どこかの店員。 各々、嫌なところはあったかもしれませんが、それほどフジコの尊厳を蹂躙しているような人たちではありませんでした。 そこがこの小説に誰ひとり感情移入できないところだと思います。でも、感情移入できないのになぜ読み進めてしまうのだろうか? 感情移入の反意語かはわかりませんが「感情嫌悪」という感覚がその根底にあるのかもしれません。 口内にできた口内炎みたいに、刺激しちゃいけないって分かってるけど知らぬ間に自身の舌先で、口内炎をまさぐってしまう。 胸糞悪いのにいつの間にかその感情をまさぐってしまう。 真梨幸子と西村賢太は互いにその作品を賞賛し合っていたようです。なんだか分かるような気がします。
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どこまで行っても他人の評価を気にし続けて、他人の評価がいい時は素晴らしい人生、不評を言われてしまうと不安になり自分を見失い不評した人を殺してしまう。 飛び抜けた容姿も学力も財力もなく、自分を評価する方法が他人からの評価しかないフジコが私と似ている気がして、同族嫌悪みたいな嫌悪感を...
どこまで行っても他人の評価を気にし続けて、他人の評価がいい時は素晴らしい人生、不評を言われてしまうと不安になり自分を見失い不評した人を殺してしまう。 飛び抜けた容姿も学力も財力もなく、自分を評価する方法が他人からの評価しかないフジコが私と似ている気がして、同族嫌悪みたいな嫌悪感をフジコに感じていた。殺害してる描写のリアルさなんかよりもフジコの心理描写を読んでる時の方が苦しかったです。 フジコの他人に縋ってしまう気持ちが私にはわかってしまって、フジコの取り乱し様がたまに私を見ているようで、怖かった。私も一歩違う人生だったらフジコみたいになってたのかな、 はしがきからあとがきまでが物語になっていて、初めて読むタイプの本だった。フジコの母、そしてフジコ、フジコの娘たち、繋がりがややこしくて最後が自分の中でちょっと絡れちゃった。
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※このレビューにはネタバレを含みます
終盤にKくんが出てきたところで、すっかりその存在を忘れており、「こいつ誰だっけ?」と序盤に戻りました。 フジコの恋人の裕也について、杏奈との馴れ初めが書かれてなかったので、なぜそんなに杏奈にこだわるのか理解できませんでした。 フジコの印象については、『ハサミ男』(殊能将之)よりも『リカ』(五十嵐貴久)のほうが感覚としては近い気がします。 愛した男ですら、邪魔になればいとも簡単に片付ける。 怒りに任せて「煩い!」だの「死んじゃえ!」だの連呼する。 この辺りがとくにリカっぽいと思いました。 リカの場合は、モードに入ると、句読点なしで呟きまくり、最後の方には同じ言葉を連呼します。 物語終盤の連続殺人の似たような描写の連続から、フジコの殺人に対する感覚の軽さを疑似体験している気分になりました。 フジコの精神的な幼さによる殺意は、『向日葵の咲かない夏』(道尾秀介)のミチオにも、共通したものを感じます。 自分の理想のために、邪魔者(S君、泰造)を排除するところがそうです。 裕也と杏奈、茂子と小坂母、早季子と美也子。 この辺がまだモヤモヤしており、読後はスッキリしませんでした。
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