小夜しぐれ の商品レビュー
「ひとくち宝珠」がいいネ!謎多き男。小松原。 澪とあえてつながらず独立した話っていうのがいい。 良くも悪くも仕事バカ。で、お家大事。そんな小松原が、嫌いではない。っていうか、むしろ好き。 いや、実際、目の前にいたら、イラつく自信はあるけれど(不器用で済まそうとするな!と、説教...
「ひとくち宝珠」がいいネ!謎多き男。小松原。 澪とあえてつながらず独立した話っていうのがいい。 良くも悪くも仕事バカ。で、お家大事。そんな小松原が、嫌いではない。っていうか、むしろ好き。 いや、実際、目の前にいたら、イラつく自信はあるけれど(不器用で済まそうとするな!と、説教しかねないw)
Posted by
続き物の5巻目。日本橋の小料理屋を舞台に繰り広げられる人情物語。突然でよくわからない部分もあったが、続き物なら納得。ふと見つけて読んだので、前4巻も読んでみようかと思う。
Posted by
みをつくし料理帖シリーズ第5弾は、主人公・澪にとって大事な人たちの周りで動きが起き、物語の歯車が速度を上げてかみ合い始めた印象を受ける。 収録されているのは春から夏にかけての4作品、『迷い蟹―浅蜊の御神酒蒸し』『夢宵桜―菜の花尽くし』『小夜しぐれ―寿ぎ膳』『嘉祥―ひとくち宝珠』、...
みをつくし料理帖シリーズ第5弾は、主人公・澪にとって大事な人たちの周りで動きが起き、物語の歯車が速度を上げてかみ合い始めた印象を受ける。 収録されているのは春から夏にかけての4作品、『迷い蟹―浅蜊の御神酒蒸し』『夢宵桜―菜の花尽くし』『小夜しぐれ―寿ぎ膳』『嘉祥―ひとくち宝珠』、中でも『嘉祥』は小松原視点の物語という珍しい趣向となっている。 種市の娘・おつるの過去、歌を詠む野江ちゃん、美緒の決断、芳の思い、どれもが切なく心に響いた。
Posted by
第5巻も早々に読んでしまった・・・。今回はラスト1編の主人公が小松原さま。こちらも素敵な登場人物が出てきて、今後が楽しみな展開。 今回は、種市の辛い過去で泣けた。誰にでも、大切にしたい人がいればやりなおせる、何度でも。 恋の終末があり、まだまだどうなるか分からない展開もあり、ます...
第5巻も早々に読んでしまった・・・。今回はラスト1編の主人公が小松原さま。こちらも素敵な登場人物が出てきて、今後が楽しみな展開。 今回は、種市の辛い過去で泣けた。誰にでも、大切にしたい人がいればやりなおせる、何度でも。 恋の終末があり、まだまだどうなるか分からない展開もあり、ますます切ないです。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
みをつくし料理帖シリーズ第五弾。 迷い蟹ー浅利の御神酒蒸し 夢宵桜ー菜の花尽くし 小夜しぐれー寿ぎ膳 嘉祥ーひとくち宝珠 (ネタバレ) なんだかんだ言って読んでしまうこのシリーズ。 早春から夏にかけてのお話で折よく春に読むことができた。浅利、菜の花、筍、独活、さより、蚕豆…etc 読んでいると旬のものを丁寧に食べたい、と思わされる。 ストーリーについては、まぁいつも通り…。 種市が年のせいもあるのか段々気弱なことをほろりと言ったりするのが切ない。 そして、今回彼の娘つるに関する過去もわかるのだけどあまりにも酷くて哀しい。 また表題作の小夜しぐれでは、伊勢屋の箱入り娘、美緒さんに厳しい現実がつきつけられる。それまで甘やかされた馬鹿娘のイメージだったけれど彼女が下した決断はすごく立派だったと思う。そしてきっと爽助とならば幸せになれるとも。 嘉祥では、なんと小松原様が主人公に。彼の仕事内容や日常が描かれている。まさか小松原様がお菓子作っちゃうとはなぁ(笑) 若旦那さんの行方は今回もチラ見せだったけれど、澪にやってくるひとつのチャンス、天満一兆庵のことも野絵ちゃんの身請けのことも現実的に考えられるようになる道。これはちょっと嫌だったな…。 みんな幸せになってほしいとは思うのだけど、私が誰よりも幸せになってほしいのは澪ではなく種市なのです。
Posted by
睦月から、水無月にかけて。 驚いたことに、「嘉祥 ひとくち宝珠」では、 小野寺さまが主人公! 御膳奉行としての苦心のなかで 小野寺さまの澪への思いが伝わる。 視点が変わることですごく新鮮な印象を受けた。 新しく登場した妹の早帆も弥三郎も いいキャラクターだなあ。
Posted by
もうーっ…くぅ〜っ…! みなまで言えない、 皆まで言えないけれど…! ここにきていろんなことが、ぐわーっと!!うわわーっと! キュンキュンです♡
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ちょっと間が空いてしまったが、継続的にこのシリーズを読んでいる。久しぶりに読むとこんな文体だったか、と戸惑う部分もあったが、女料理人・澪と元飯田町のつる家の面々は変わらず生き生きと描かれていて、もはや自分とも旧知の間柄のような気さえしてくる。今回出色だったのは一章だけ澪を中心とした物語ではなく、小松原様こと御膳奉行・小野寺数馬を主人公に据え、その暮らしぶりを描いた章があったこと。まるでスピンオフ作品のような通常とは異なる視点と文体で、より世界に立体感と深みを与えてくれた気がした。
Posted by
一気に5冊を読み終えての感想。 まず食べることが好きな人間にはたまらないと思う。料理の描写やそれに対する心意気につられて、人の手をかけた料理が食べたいという欲求がわいてくる。 ただし残念なことに。 巻末にレシピがついているにも関わらず、料理の再現は簡単ではない…。 時代小説な...
一気に5冊を読み終えての感想。 まず食べることが好きな人間にはたまらないと思う。料理の描写やそれに対する心意気につられて、人の手をかけた料理が食べたいという欲求がわいてくる。 ただし残念なことに。 巻末にレシピがついているにも関わらず、料理の再現は簡単ではない…。 時代小説なので現代のスーパーで簡単に手が入る物ばかりではないし、ちょっと作ってみようかな?レベルでは敷居が高い。 あと食べ物についてはいくら読んでも楽しいものだけれど、5冊もまとめて読めば少々パターン化に飽きも出てきてしまい…どうしても続きが読みたい!とまでは思えないのが残念。 もちろん面白くはあるんだけど、どうしても登場人物の今後が知りたい!と思う程でもなく。物語としては一般的というか、とりたてて上手いと感じられるものがなかったのが期待してたぶん少し肩すかしだった。 それでも十分に面白いし、続きもすぐにではなくとも読みたいと思う。 試しにこの作家さんの他の作品も読んでみたい、とも。
Posted by
近所に『つる家』があればいいのに。 そしたら毎日通うのに。 あでも、早じまいだから残業しないで帰んなきゃ。
Posted by