小夜しぐれ の商品レビュー

高田郁【著】

2013/03/26

小松原側から書かれた章もあって、その変化がよかった。どうしてもシリーズ化されると、パターン化してしまいがちなので・・・

2013/03/22

話はじわじわ進み、周りの人の過去が明らかになったり、
探し人が顔を出したり、小松原が主人公の話があったりと
ちょっと変化球的な感じで、相も変わらず楽しませてくれる。

面白いから、やっぱり一気読みしてもーた。

残り2冊か....。
寂しいなぁ。

2013/03/21

はじめて澪以外が語り手のお話がありました。それも小松原さまです。

いつもクールで落ち着きのある小松原さましか知らなかったので意外な一面が見られて面白かったです。

小松原さまのお話以外は切なかったなあ。
種市の話も。芳も美緒も澪も。ふきちゃんと健坊も…いつかみんな報われるといい。

2013/03/14

最後の章は、澪ではなく小松原が主体の話。みをつくしの登場人物は皆すごく魅力的に描かれている。この章も然り。

2013/03/10

それぞれの恋に動きあり。はじめて数馬の視点で書かれた「嘉祥」が興味深い。義弟弥三郎や妹早帆との会話が親しさにあふれていておかしい。澪との仲もなにやら動きそう。
この巻ではあさひ太夫が凛々しい「夢酔桜」が白眉。そこにいるのに触れられず、夢か現か迷わせつつ、野江の謎が深まる。

2013/03/02

やられた。
いろいろな展開はあったが、いつもの感じだと思っていたら、
最後の話で、やられた。

いつも主人公からの一方通行の話の書き方だったから、
逆方向から書くとは思っていなかった。
もし書くことがあっても、それは本当に最後の最後かと思っていた。

やられた。

2013/02/28

【十五夜読書】みをつくしシリーズ第５弾。あれ？親も理解し想い人がはっきりしてた、伊勢屋のお嬢さん美緒の逃れがたい縁談話、つる家店主種市元嫁の出現で種市と亡き娘おつるの過去が明らかに・・・添い遂げる夢をあきらめた澪の想い人小松原様の正体も個性豊かな身内と共に明らかになり、今後の澪との絡みに希望が持てるなぁ。吉原翁屋楼主の頼みごとから、幼馴染野江のあさひ太夫が一場面だけながら劇的な登場！で、高貴な客の酒乱を撃退。つる家では、下足番ふきちゃんの可愛いぴょん跳ねも連発。次巻も期待大＼(^o^)／

第５巻、ここまで読み進めてきた読者に、高田先生からの予想を上回る展開続出のサービス満点の書下ろしでした。

2013/02/16

職場の先輩とは本の趣味が似ていて、貸し借りするのが楽しい。みをつくしシリーズは私がお勧めしたのをきっかけに先輩もファンになり、最近では新刊は読み終えた彼女から貸してもらって読んでいる。

本好きにとって至上の喜びは、好みの合う者同士で好きな箇所を言いあったり、歯がゆい展開に共にじりじりしたりする瞬間にある。この巻にはたくさんそんな喜びをもらった。

つる屋店主種市の過去と今も残る悔いが哀しい「迷い蟹ー浅蜊の御神酒蒸し」、

澪が吉原廓で宴席料理を振る舞うことになる「夢宵桜ー菜の花尽くし」、

伊勢屋の弁天さま 美緒の思いがけない縁談「小夜しぐれー寿ぎ飯」、

そして澪ではなく、なんと小松原が拵える「嘉祥ーひとくち宝珠」。

皆の口に出せない想いがせつなくて、それでも互いを思い遣る心があたたかくて……夢中で感想を言いあう秘書2人なのです。

時代は戦国になるんだけど今放映している「信長のシェフ」という深夜ドラマも、(現代に生きるフレンチシェフが、その記憶を持ったまま戦国時代にタイムスリップというもの)

手に入る材料や可能な技法が限られた中で作るお料理が楽しくて、毎週見てしまいます。

2013/01/29

種市の過去が明らかに。みんなつらい過去をもっているからこその優しさ明るさなんだね。
野江さんもかっこよかったね。そして、翁屋の常連さんも粋ですね。
美緒さんも魅力的になってきました。
そしてそして、小松原様の正体も判明。
一気に読んでしまいました。

2013/01/27

ついに小松原様の正体が明らかに!
兄妹で深夜に菓子作りに励む場面が印象的。
結ばれることは難しい小松原(こと小野寺)と澪の絆の強さが感じられてほっこり。
続きが気になる。早く読みたいっ!!