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夜想曲集 の商品レビュー

3.7

122件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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2018/05/04

短編集。 ガードナーさんが歌う 老歌手 ノートを見なかったことに。家が犬臭くなるレシピ 降っても晴れても リンディ ガードナーの隣の部屋のサックス奏者 夜想曲 などなど。 カズオイシグロさんを初めて読んで、なんだか好きだなぁと思い、何冊か買ってしまった。

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2018/04/15

過ぎ去りし時代の音楽は知らない曲ばかり、YouTubeで探し聴きながら読んだ。格調高い文章は行間に時間の狭間が織り込まれる。情景を空想し登場人物に自分を重ね合わせて読む。すると今日一日疲れた体、心が癒される、不思議な文体である。

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2018/04/10

「忘れられた巨人」と一緒に平積みになっていたのを買う。「巨人」も老夫婦の話だったが、本書も中年・老年の夫婦の話ばかり。著者のテーマなのだろうか。

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2018/03/26

老歌手/降っても晴れても/モールバンヒルズ/ 夜想曲/チェリスト 音楽と親しい人たちが物語る。メロディーをバックに時々の想いを。知らない曲のほうが多くてちょっと残念。知ってる作曲家の時はちょっと嬉しい。

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2018/01/14

寂しいとか、哀しいとか、そのような印象だけが読後感として強く残る。失礼ながら話の筋はあまり残らない。。印象だけを強く残すという、感覚を得た。 こういうのが芸術としての文学っていうのかな。 仮にこれの話の要旨をまとめても、この話を説明したことにはならない。全部読んでようやくこの話を...

寂しいとか、哀しいとか、そのような印象だけが読後感として強く残る。失礼ながら話の筋はあまり残らない。。印象だけを強く残すという、感覚を得た。 こういうのが芸術としての文学っていうのかな。 仮にこれの話の要旨をまとめても、この話を説明したことにはならない。全部読んでようやくこの話を味わったことになるという意味で芸術なのかもしれない。

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2017/12/31

夜想曲集-音楽と夕暮れをめぐる5つの物語- カズオ・イシグロ 2009年6月発行 2017年12月31日読了 2017年ノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロの短編集。 カズオ・イシグロは長編ものが多いそうですが本作品は短編集作品。 全部で5つの物語からなる。作者からは全5楽...

夜想曲集-音楽と夕暮れをめぐる5つの物語- カズオ・イシグロ 2009年6月発行 2017年12月31日読了 2017年ノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロの短編集。 カズオ・イシグロは長編ものが多いそうですが本作品は短編集作品。 全部で5つの物語からなる。作者からは全5楽章からなるこの作品を1つのアルバムのように味わって欲しいとの想いがあるそうです。 ・老歌手 ・降っても晴れても ・モールバンヒルズ ・夜想曲 ・チェリスト どの作品にも「音楽」「夫婦間もしくは男女間の危機」が共通のテーマとしてあるということ、そして、どの作品も「ある人生の一瞬」を切り取った時間軸で短編集が構成されてます。 1つ1つ読み終わると、「えっ?」ここで終わりなの?というものが多いです。その続きは?どうなるの?という作品が多いです。 もう1つ、どの作品にも「哀愁」というか「寂しさ」を感じさせます。 老歌手 語り手(ギタリスト)はベネチアである老歌手夫婦間に出会う。かつてビッグネームだった歌手だが今はその輝きを失い、夫婦にも不協和音が。 その歌手に請われ妻のために一夜の伴奏を請け負うが… 他にもモールバンヒルズ、夜想曲。 のんびりしんみり読めました。

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2017/12/18

音楽と夕暮れをめぐるとある通りの短篇集。適度に通底しながら5つの短編が楽しめる。何箇所か笑えたところがありしんみりもできた作品群だった。

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2017/11/19

ヨーロッパのカフェや丘の情景が浮かぶ。 どんな作風なのか、と思って購読。 自分の事を見つめるのがやはり外国っぽいかも。 夜想曲のサックス奏者の話

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2017/11/17

著者特有の、信用のできない語り手というか、変な雰囲気はよく維持されている。 反面、やはり短編集になってしまうと掘り下げが浅くなってしまう。イギリス文学は短編に向かないのではないか。どうでもいい日常を切り取ってよくわかんない余韻を残すような手法は、アメリカ文学の方が優れているような...

著者特有の、信用のできない語り手というか、変な雰囲気はよく維持されている。 反面、やはり短編集になってしまうと掘り下げが浅くなってしまう。イギリス文学は短編に向かないのではないか。どうでもいい日常を切り取ってよくわかんない余韻を残すような手法は、アメリカ文学の方が優れているような気がする。英文学はどっしりと構えた長編の方が面白いのではないな。 とはいえ楽しく読了した。ジャズマンの話が特に好きだった。整形手術で顔が包帯だらけという奇妙な状況、再起を夢見るスタートの邂逅、プライドの高いクソ野郎の主人公。。。いいねー。好きな要素が詰まってる。

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2017/11/12

とてもロマンチックな内容でした。 夕暮れと音楽がテーマになっていますが、人情もののように感じました。 消化不良気味はきっと読み手の想像力を誘うんだろうなあ。 旅に出たくなり、次に読む時は、ジャズやクラシックを聴きながら読みたいです。 見知らぬ土地へ放浪する音楽家たちの、優しい物語...

とてもロマンチックな内容でした。 夕暮れと音楽がテーマになっていますが、人情もののように感じました。 消化不良気味はきっと読み手の想像力を誘うんだろうなあ。 旅に出たくなり、次に読む時は、ジャズやクラシックを聴きながら読みたいです。 見知らぬ土地へ放浪する音楽家たちの、優しい物語です。

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