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夜想曲集 の商品レビュー

3.7

119件のお客様レビュー

  1. 5つ

    15

  2. 4つ

    42

  3. 3つ

    36

  4. 2つ

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2015/08/14

よくわからんかったです……。「私を離さないで」の印象が強かったのもある。少し不思議を期待してしまった。背表紙や解説にもある「ユーモア」も解せず。 音楽、才能、男と女。通じるテーマで描かれる連作はどこか気だるげで。夕暮れという言葉は素晴らしい。

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2015/06/09

お久しぶりのカズオ・イシグロさん。 副題の「音楽と夕暮れをめぐる五つの物語」に惹かれて。 どれも淡々とした話なんだけど、ふと彼らはその後どうなったんだろうって考えてしまう。イシグロさんは人生の夕暮れを迎えた人たちを描くのがお上手だなと思った。

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2015/04/28

是非、ジム・ジャームッシュ監督による映像化キボンヌ!な短編5つ。 日常が醸成する(多かれ少なかれの)狂気。これを伝え、あるいは理解させることに特化した言語が音楽だとしたら。 そんなテーマのもとに綴られる、どこか寂しい人たちの優しいストーリー。

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2015/03/01

日常に一瞬訪れる夢のような時間と、そこから現実に戻る時のほろ苦さがじんわりくる作品……と、一応書いてみたものの。 全然内容が心に残ってない。 印象の薄い一冊。

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2015/02/15

20150213読了。 静かな余韻の残る短編集。 どれも音楽がメインに流れ、そしてそれに絡まる人間模様。 破綻に向かう夫婦関係の中を音楽が淡々と流れていく。 特にここという盛り上がりがあるわけでもないのだが、なぜか心に響いてくる。

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2014/12/13

音楽と夫婦の危機をテーマにした5つの短編集。しんみりした物、コメディタッチの物と作風に変化はあったが、妻側がお金とか名声とか夫に求めるものが多く、それが叶わず上手く行かない…みたいなのが多かった。取り上げられている60年代の音楽に私自身が馴染みがなく、作品にどれ程の効果をあげてい...

音楽と夫婦の危機をテーマにした5つの短編集。しんみりした物、コメディタッチの物と作風に変化はあったが、妻側がお金とか名声とか夫に求めるものが多く、それが叶わず上手く行かない…みたいなのが多かった。取り上げられている60年代の音楽に私自身が馴染みがなく、作品にどれ程の効果をあげているのか今一つ掴めなかったのと、どれにも落ちが無くて読後どう感じたものやら途方にくれた。その時の状況と心情を汲み取って味わうものなのでしょうか?

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2017/10/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

どれだけ輝いた時間も、夜の帳がゆっくりと必ず降りていく・・・。 切ないけれど、真っ暗になるその手前みたいな時間こそが、一番美しい時間なのかもしれない。 2017.10.5追記 ノーベル文学賞!おめでとうございます!

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2014/04/27

雰囲気は独特のものがあります。この本の表紙だけ見ると、怪しい本に思えてしまいますが(苦笑)そんなことはありません。 短編集ですが、なんとなくもやっとしたものが多い。それぞれの登場人物たちが納得して道を選択しているのはわかるのだけれども、なんとなく「もっと他にいい方法がなかったのか...

雰囲気は独特のものがあります。この本の表紙だけ見ると、怪しい本に思えてしまいますが(苦笑)そんなことはありません。 短編集ですが、なんとなくもやっとしたものが多い。それぞれの登場人物たちが納得して道を選択しているのはわかるのだけれども、なんとなく「もっと他にいい方法がなかったのかなぁ」と思ってしまいます。よい意味で。面白いというわけではないけれど、夢の余韻のようにちょっと心の中に残っちゃう、みたいな雰囲気です。

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2014/03/03

同じ著者の「日の名残り」「わたしを離さないで」が面白かったので購入に至る。 ストーリーに大きな山もなく、(この著者にしてはポップでギャグが多いのだが、)一般的にいえば恐らく些か静かな短編が5編収録されている。長編の習作ではない短編は初めてで、また短編集を出すこと自体も初とのこと...

同じ著者の「日の名残り」「わたしを離さないで」が面白かったので購入に至る。 ストーリーに大きな山もなく、(この著者にしてはポップでギャグが多いのだが、)一般的にいえば恐らく些か静かな短編が5編収録されている。長編の習作ではない短編は初めてで、また短編集を出すこと自体も初とのこと。 普通に面白い作品ばかりだったが、「日の名残り」や「わたしを離さないで」に比べれば、少し型落ちするかなという印象。いずれも余韻を残した終わり方をする話ばかりで、それが僕にとっては「残しすぎ」と映ってしまった。面白いのはここからじゃないのかと。それでも僕は夢中になって一日で読み終えてしまったが。 登場するキャラクターのひとりひとりは皆、魅力的で、 会話やちょっとした設定なんかも面白く感じた。特にリンディは無邪気で気分屋でかわいらしい。 また、巻末の訳者あとがきが面白かった。欧米でも日本でも短編は人気が無いらしい。具体的にいえば、欧米の短編マーケットは、長編に比べて、1/4になるそうだ。自分の好みとは逆なので、非常に驚くとともに、面白いなと感じた。

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2014/02/18

音楽をモチーフにした短編5作。売れない音楽家の哀感を描いたものが多い。余韻を残すためか、終わり方が中途半端なのがある。

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