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連続殺人鬼カエル男 の商品レビュー

3.7

762件のお客様レビュー

  1. 5つ

    139

  2. 4つ

    298

  3. 3つ

    223

  4. 2つ

    37

  5. 1つ

    11

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2011/08/27

「連続殺人鬼カエル男」を読了。こいつはスゲー!面白すぎて一気に読んでしまいました。エグい表現もありますが、後半の緊迫感はかなりグッときますね。オススメです。(´∀`)

Posted byブクログ

2011/08/22

 飯能市で次々と起こる連続猟奇的殺人。一人目は全裸でマンションの階段に吊るされ、二人目は廃車プレス機で押し潰され、三人目は公園の砂場で解剖された状態で見つかった。現場にはひらがなで書かれた犯行声明文。犯人にとって人間は”かえる”同然の扱いのようだ。被害者達の共通点は飯能市民である...

 飯能市で次々と起こる連続猟奇的殺人。一人目は全裸でマンションの階段に吊るされ、二人目は廃車プレス機で押し潰され、三人目は公園の砂場で解剖された状態で見つかった。現場にはひらがなで書かれた犯行声明文。犯人にとって人間は”かえる”同然の扱いのようだ。被害者達の共通点は飯能市民であること、そしてアイウエオ順に殺されていること!?これだけの殺戮を重ねてもいまだ姿が見えず逮捕されない”カエル男”に市民は恐怖のどん底へ。そしてパニックを起こし、とんでもない行動をおこしはじめる。  とても人間の起こした事件とは思えない程の猟奇的な犯行の数々、そしてそれに立ち向かう熱血刑事と信頼のおける上司の動きに一気読みさせられたことは間違いない。が、後から振り返るとやはり無理がある部分が目立つのと、どんでん返しのトリックがまずタイトルで最初から予測できるものであったこと(しかも私は「ハサミ男」既読)、そして自閉症他、精神障害者に対するフォローや救いが無いのが気になってしまった。最後のオチも、ダークではあるが小説としてはアリだと思う。でも、彼の扱いとしては可哀想すぎる。警察VS市民のシーンや、第2の犯人との対峙部分もちょっと長すぎだと思うし、市民のパニックもそこまでいく?”操り”もそんなにうまくいくかなぁというのがあるし、全体的にもう少しリアリティがあればなぁと思った。作り話としてはうまくできていると思う。

Posted byブクログ

2011/08/17

文章力は確かだし、ミステリーとしてのストーリー展開もしっかりしているので、非常に読みやすい。 凄惨な描写には眉を顰める向きもあろうが、基本的にはサラリと読ませる、まとまった作品だ。 ただ、ミステリーとして成立させることをおそらく第一義に置き、それを優先し過ぎているために、肝心のプ...

文章力は確かだし、ミステリーとしてのストーリー展開もしっかりしているので、非常に読みやすい。 凄惨な描写には眉を顰める向きもあろうが、基本的にはサラリと読ませる、まとまった作品だ。 ただ、ミステリーとして成立させることをおそらく第一義に置き、それを優先し過ぎているために、肝心のプロットがリアリティと説得力を失ってしまっているのが残念。 一般市民をパニックに陥らせ、あまつさえ暴動まで引き起こす狂集団へと変貌させるには、要因があまりに弱いし、また、刑法39条をテーマの1つとして扱っている割には、踏み込みが浅過ぎる。 若干厳しめの表現をしてしまうと、後に何かが残る意義深い小説というものではないが、ほぼ一気読みさせられてしまったそのリーダビリティの高さに、星4つ。 結局甘い。

Posted byブクログ

2011/08/16

ラストのどんでん返しといい作品のパワーは凄かった。 でも主人公タフすぎ。あと警察署襲撃はやり過ぎかな?

Posted byブクログ

2015/08/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

内容は面白かったんですが、市民の暴徒化にうんざりしてしまったので★3つ。個人情報を守る立場からすれば、グロテスクな殺人シーンより、自らを正義と信じる一般市民の言動の方がよほど怖い。

Posted byブクログ

2011/07/27

内容(「BOOK」データベースより) 口にフックをかけられ、マンションの13階からぶら下げられた女性の全裸死体。傍らには子供が書いたような稚拙な犯行声明文。街を恐怖と混乱の渦に陥れる殺人鬼「カエル男」による最初の犯行だった。警察の捜査が進展しないなか、第二、第三と殺人事件が発生し...

内容(「BOOK」データベースより) 口にフックをかけられ、マンションの13階からぶら下げられた女性の全裸死体。傍らには子供が書いたような稚拙な犯行声明文。街を恐怖と混乱の渦に陥れる殺人鬼「カエル男」による最初の犯行だった。警察の捜査が進展しないなか、第二、第三と殺人事件が発生し、街中はパニックに…。無秩序に猟奇的な殺人を続けるカエル男の目的とは?正体とは?警察は犯人をとめることができるのか。 (情報図書館)

Posted byブクログ

2011/07/21

暴力シーンは描写が細かく、ちょっと苦手でした。 ストーリーは、この手の作品初心者ということもあり、最後まで犯人は誰だろう・・・と楽しめました。

Posted byブクログ

2011/07/20

サイコホラーが苦手でも一読の価値あり。 語彙の豊富さも魅力的。 私は『さよならドビュッシー』でこの作家に惚れ、 『連続殺人鬼カエル男』でこの作家の虜になった。 中山七里は本当に底が知れない。

Posted byブクログ

2011/07/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ラスト二転三転するどんでん返し、的な惹句と表紙に惹かれて買いました。 第一の殺人でおおよそ真犯人の見当がつき、また4人目が殺された時点で確信となったので、どんでん返しにはなりませんでした。たとえ犯人が分からなくても、どんでん返しがワンパターン(同じようなシーンで主人公が追い詰められて、助かって、の繰り返し)なので、二転三転するどんでん返しとは言いすぎかなと思いました。ということで1点。

Posted byブクログ

2012/01/26

生々しい描写が苦手な人は無理かも・・・ どんでん返しが多くて、ふんふんそうきたか。と思ったが、特別驚かなかった。 と思ったら最後の1ページは結構寒気がした。 一番狡賢くて悪いのは誰だろう。 続編があったら読みたいような・・・。

Posted byブクログ