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連続殺人鬼カエル男 の商品レビュー

3.8

816件のお客様レビュー

  1. 5つ

    159

  2. 4つ

    318

  3. 3つ

    233

  4. 2つ

    37

  5. 1つ

    12

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2012/06/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

このミス大賞という事で読んでみた。 人を人と思わぬやり方で殺人を重ね、人々を震撼させる連続殺人鬼「カエル男」。 その異常な手段に震え上がる市民は混乱し、警察に対し暴動を起こすまでに発展します。 この事件を通じて浮かび上がる「狂気」。恐怖の余り精神障害者を隔離するよう暴動を起こす一般市民、罪を犯す精神障害者、そして罪を犯しながら罰せられていない者を護る警察、これらの人々に視点を向けて「狂気とは何か」というテーマを物語中盤で掲げています。 そして、連続殺人鬼カエル男とは誰なのか?? 「狂気とは何か」というテーマについては、“何が正義(or善)か”という議論に答えを出すのは難しいなーと感じました。 誰かの人権を護る為に、他の誰かの人権を蔑ろにしてしまう事になりそう。。 また、帯の「驚愕の結末」というのにも納得。但し、若干現実味に欠けます。そんな都合よく事が進むんかい。 オチは落語を彷彿とさせるもので、こういう落とし方は好きでした。

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2012/06/26

ネタバレしません! これから読む方はどうぞ、予備知識無しで挑んで頂きたい。 久しぶりにページをめくる手が止まらず殆ど徹夜するという本に出会いました。 読み終えて、「傑作!」と思いました。 人それぞれ好き好きはありますが、私の好みには、どんぴしゃりです。 刑事モノだけどハードボイル...

ネタバレしません! これから読む方はどうぞ、予備知識無しで挑んで頂きたい。 久しぶりにページをめくる手が止まらず殆ど徹夜するという本に出会いました。 読み終えて、「傑作!」と思いました。 人それぞれ好き好きはありますが、私の好みには、どんぴしゃりです。 刑事モノだけどハードボイルド過ぎず、女子供にも馴染みやすい。 (子供が読むのはお勧めしませんが) うまく作ったな~~と感心します。

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2012/06/21

本の装丁からはこんなにも猟奇的な殺人事件が次々と起こるとは、まったく想像していなかった。あまりにもグロテスクでショック。二転三転する真犯人像にこちらも衝撃。すごすぎる。 ただ、中学生の娘が読もうとした時は、止めさせてしまった。まだ、読んでほしくない。あまりに残酷。

Posted byブクログ

2012/06/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

表題通り、連続殺人鬼カエル男のお話。 かなり、血なまぐさいグロテスクな表現ありです。それでも続きが気になってさくさく読んじゃうところは、作者の最後にどんでん返しで驚かせたいという思いが文章を通じて伝わってきたからだと思います。なんだか古畑任三郎ファイナルの『今、甦る死』を彷彿とさせませんか?

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2012/06/03

どんでん返しが重なって最後はうまく着地して終わった感じ。警察官が公務に私情を挟むとロクな事はないと延々伝えてくれる。大事なテーマがあるんだろうけど、そっちは霞んでしまってるんじゃなかろうか。

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2012/05/29

『カエル男が街を恐怖と絶望にそめる!』 装丁と目次のポップさに裏切られ、結構なグロ描写に読んでて鳥肌痛い…。 こんなもんかな、と思ったラストの最後できれーに落とされて、これ以上ない因果応報にすっきり!でした。 ドビュッシーもそうだけど作者はピアノが好きなんだなぁと妙に納得。

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2012/05/26

これは…すごい。 見事にミスリードされたし、まさかの結末だった。想像していた結末通りに進んで言ったので、「こんなもんか…」と思っていたら、それを超える結末が待っていた。 終わり方も、まぁよくあるパターンではあるけれど、好きなパターン。 中山七里の実力は間違いないようだ。

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2012/05/19

そんなにグロくなかった。殺してから色々してもなんとも...死んだら人の形をした物体でしかないと思うし。。。被害者の意識がある状態で、吊るしたり潰したりしてたらグロイと思えた。古手川が痛めつけられるシーンは臨場感があって、いいと思う。 んー...帯がやりすぎてる巻がある本だったかな...

そんなにグロくなかった。殺してから色々してもなんとも...死んだら人の形をした物体でしかないと思うし。。。被害者の意識がある状態で、吊るしたり潰したりしてたらグロイと思えた。古手川が痛めつけられるシーンは臨場感があって、いいと思う。 んー...帯がやりすぎてる巻がある本だったかなー。大衆心理の効果はいかほどか。

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2012/05/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「連続殺人鬼」とはあるけど、カエル男というのが面白いしもっと軽いミステリものだと勝手に思っていました。 読み始めてびっくり。苦手なグロテスクな場面が次々と。でも結末が気になり先へ先へと一気読みしました。 後半、二転三転するところは単純に楽しめました。最後の結末を知ってからもう一度読み直すと面白そうですが、やっぱりグロテスクなところが気になり再読はできません。

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2012/05/14

「さよならドビュッシー」なんぞを書いてるのと同じ人とは思えない、作風の違いを楽しめた。 なかなかにエグいというか、グロい表現が多いので、そっち系のための話かと思いきや、意外なテーマが根底にしっかりあって、ラスト1行まで神経が行き届いている。 ただ、暴徒と化した市民との攻防シーンは...

「さよならドビュッシー」なんぞを書いてるのと同じ人とは思えない、作風の違いを楽しめた。 なかなかにエグいというか、グロい表現が多いので、そっち系のための話かと思いきや、意外なテーマが根底にしっかりあって、ラスト1行まで神経が行き届いている。 ただ、暴徒と化した市民との攻防シーンは、ちょっと長過ぎかな。そこだけが惜しい。

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