完全なる首長竜の日 の商品レビュー
中にも出てくるが「胡蝶の夢」の世界。人気漫画家の淳美は子供の頃ある島で弟が溺れかけた思い出を持つ。軽い調子で始まった物語は意識不明の者とのセンシングなどといったSFめいた雰囲気になり次第に夢と現実が混在し暗い色調を帯びてくる。できればハッピーエンドにしてほしかった。
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読んでいるうちに「これは現実?センシング中?」と思う事しばしば。 だんだん現実と仮想現実が複雑に絡み合って、どっちがどっちか分からない。 でも、結末は想像がついてしまう・・・。 これを映像化すれば映画「インセプション」の様になるのか。 と思ったら、映画化決定しているとか。 こう...
読んでいるうちに「これは現実?センシング中?」と思う事しばしば。 だんだん現実と仮想現実が複雑に絡み合って、どっちがどっちか分からない。 でも、結末は想像がついてしまう・・・。 これを映像化すれば映画「インセプション」の様になるのか。 と思ったら、映画化決定しているとか。 こういった結果がすべての作品は、そのからくりが結末まで分からないままの方が楽しめるように思います。 【少女漫画家の和淳美は、植物状態の人間と対話できる「SCインターフェース」を通じて、意識不明の弟と対話を続けるが、淳美に自殺の原因を話さない。ある日、謎の女性が弟に接触したことから、少しずつ現実が歪みはじめる。映画「インセプション」を超える面白さと絶賛された、謎と仕掛けに満ちた物語。 】
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このミス大賞受賞作ということで当然読む側も相当な期待を持って読むと思うけど、今作は過去の受賞作と比べても物足りない印象です。他のレビュアーさんの平均採点は僕と同じような印象を持った方が多かった結果ではないでしょうか。 巻末の書評を読むとなるほど確かに文章の構成力はあるのかもしれな...
このミス大賞受賞作ということで当然読む側も相当な期待を持って読むと思うけど、今作は過去の受賞作と比べても物足りない印象です。他のレビュアーさんの平均採点は僕と同じような印象を持った方が多かった結果ではないでしょうか。 巻末の書評を読むとなるほど確かに文章の構成力はあるのかもしれないけどなんとなく展開の読めてしまった感じと、それを裏切ることで説明を放棄したような結末に少しがっかりしました。 「インセプション」との比較が書評にあったけど観てない自分からすると「バニラ・スカイ」を連想させると思いました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
読みやすいんだけど、もやもや感が残る。 これは最初から最後まで夢?だとすればちょっと反則かも。 読むのなら一気読みがおススメ。細切れで読むと余計こんがらがる。
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不思議なお話。仮想と現実が入り混じり、境界線がだんだん曖昧になっていく。作品としての完成度は高いのだろうが、この類の話は少し苦手。結末は意外性あった。
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このミス大賞受賞本。 読んでいるうちにいつが現実でいつがセンシング中なのか分からなくなり、同じ表現が繰り返されることも手伝って頭の中がぐるぐるしてきます。最後にネタばれされるとすべてが納得。
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読み終わってから、伏線の多さに驚かされた。 “過去”と“現実”と“仮想世界”が気付かないうちに切り替わっていて、読んでる間中不安感がつきまとう。 最後にギョッとさせられた。 雰囲気とか、恩田陸さんっぽい。 (似) 「すべてがFになる」森博嗣 「九つの、物語」橋本紡
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自殺未遂で植物状態となった弟の意識と 特殊な医療装置でアクセスする姉。 現実と、弟とアクセスするための仮想現実と その境界はやがて曖昧に… ミステリとは言えない。
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苦手分野。どれが現実でどれがそうでないかが区別がつかなくなる。こういう分野が好きな方にはけっこう面白い作品なのだろう。ただ、最後のほうに明かされる事実には少しはっとさせられた。途中はほとんど斜め読み状態。なんだかなぁ。
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「読んでみたい」と思って1年、ようやく読めた。 このミス大賞受賞作品。 主人公の少女漫画家が植物状態の弟の過去を探るうちに、真実が見えてくる。 現実と記憶の世界との境界を巧みに利用した微睡みのなかにいるような世界観が不気味で、それでも妙に惹きつけられる。 物語が進むにつれ、何...
「読んでみたい」と思って1年、ようやく読めた。 このミス大賞受賞作品。 主人公の少女漫画家が植物状態の弟の過去を探るうちに、真実が見えてくる。 現実と記憶の世界との境界を巧みに利用した微睡みのなかにいるような世界観が不気味で、それでも妙に惹きつけられる。 物語が進むにつれ、何が真実なのかが徐々に明らかになってくると、あの時の話はこういうことか!とページをさかのぼって読み返してしまう。 これは当たり作品。実に良かった。
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