完全なる首長竜の日 の商品レビュー
絵本みたいな可愛らしい表紙だったので読んでみたらズドンと重たくて暗い内容でびっくり。仕掛けも色々あるし飽きることなくグイグイ読んだ。いい意味で裏切られた。
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植物状態の患者とコミュニケーションを取るための医療機器が開発された日本。自殺未遂して意識の戻らない弟を見舞う漫画家の姉。弟とコミュニケーションを続けているが、自殺の原因については何も話してはくれない。自分が忘れていることは何なのか、弟はどうして自殺したのか。 全体を通して現実か非...
植物状態の患者とコミュニケーションを取るための医療機器が開発された日本。自殺未遂して意識の戻らない弟を見舞う漫画家の姉。弟とコミュニケーションを続けているが、自殺の原因については何も話してはくれない。自分が忘れていることは何なのか、弟はどうして自殺したのか。 全体を通して現実か非現実かわからなくて少し混乱した。10年ほど前に映画化していたが、そちらはどういう仕上がりなのか気になった。ジャンルとしてはミステリーというよりSFっぽい気がしたが、結末はまったく読めなかったので、このミスらしい作品なのかも。
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どこまでが夢でどこまでが現なのか最後まであやふやであったので始終混乱しながら読んだ。 どう言うことなのか何が起きて居たのか、何を狙っていたのかは大体わかったけど、よく分からなかった。 そういう感じ
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すごく完成された物語に感じた。「第9回このミス大賞作品」まだ読んだことのない人は良いな。読みやすくて、上質な物語。(自殺というkey wordがあるので敏感な方は注意) 犯人探しとは違うミステリー。引き込まれる引力のある物語。主人公の日常と意識世界の曖昧さは精神のあやふやさを表現しているし、ポゼッションやフィロソフィカルゾンビの存在から物語は一気に加速し濃さを増す。 そして意識は階層がある、これで終わらない。時間の流れや過去未来もない。情報も操作され何が正しいと思い込んでいるか分からない。まるで永遠に続く罰のよう。
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キーワードは"胡蝶の夢"。植物状態の人間と意思疎通を図り,自殺未遂の真相を探る。 迷宮に迷い込み,夢か現実か分からなくなる。首長竜の背に乗って消える幻。残るのは辛い現実。
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植物状態になった患者と、コミュニケートするための医療器具「SCインターフェース」が開発された日本。 少女漫画家の淳美は、自殺未遂を起こして数年間意識不明に陥っている弟の浩市と対話を続けている。 「なぜ自殺を図ったのか」という淳美の問いかけに、浩市は答えることなく月日は過ぎていた。 そんなある日、謎の女性からかかってきた電話によって、淳美の周囲で不可思議な出来事が起こりはじめる…。 (アマゾンより引用) 最後はあー、ってなるんだけど、途中経過がダルい。 話が飛ぶから訳わからん。
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虚構と現実として上手い構成だと思うけれど、如何せんハラハラ感に欠け、オチにも気づいてしまった。 それはきっと、インセプションのような話を先に知っているからかも知れないが。当時は新しかったんだようなと講評をみて思った。
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SFミステリー。好みでなかった。こういうファンタジーとかSFとか苦手分野だな。ただ読み終えた感想はホラー。センシングという技術により昏睡状態の人と意思疎通ができるようになる未来。自分も深い眠りに入り、相手の意識の中に入っていく。センシングを繰り返すうちに夢なのが現実なのかが曖昧に...
SFミステリー。好みでなかった。こういうファンタジーとかSFとか苦手分野だな。ただ読み終えた感想はホラー。センシングという技術により昏睡状態の人と意思疎通ができるようになる未来。自分も深い眠りに入り、相手の意識の中に入っていく。センシングを繰り返すうちに夢なのが現実なのかが曖昧になっていく。今のこの自分は現実の時間を生きているか?それとも夢なのか?技術の進歩で不可能なことが可能になる未来。とても素晴らしいけど、神の領域に人間の技術で到達してはいけないと思う。「気味が悪い」という感想でした。
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リモートデスクトップ先からリモートデスクトップすることを連想する。それにしてもクラインの壺は偉大だなぁ。
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題名と表紙でファンタジーと思っていたら、全然違いました。 読んでいると、あれ?と思うことが増えていき、最後でそういうことかと納得。
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