完全なる首長竜の日 の商品レビュー
★2013SIST読書マラソン推薦図書★ 本を読んで読書マラソンに参加しよう! 開催期間10/27~12/7 (記録カードの提出締切12/13)
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原作を読む前に映画『リアル』を観てしまったので、設定などが違っていて戸惑いもしました。 でも、映画とは全く違う展開とエンディングでこちらも楽しめました。 映画と比較するのも良いのではないでしょうか?
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「このミステリーがすごい!」の大賞だったのかーと知って、手に取った。 今まで私が読んだ「このミステリーがすごい!」作品とは 違ったタイプだなぁ。 まぁ、ミステリーっちゃミステリーだけど。 私はこうゆうの好きやけどね。 どこに現実はあるのか?みたいな。 ラストも好きやな。
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面白そうなタイトルに魅かれて購入。「このミステリーがすごい!」2011年度大賞受賞作。荘子の「胡蝶の夢」をキー・コードに物語は展開していくが、通常のミステリーとは大きくその趣を異にする。ここでは「何が現実か」、「真実とは、いったい何なのか」が問われているのである。エンディングもな...
面白そうなタイトルに魅かれて購入。「このミステリーがすごい!」2011年度大賞受賞作。荘子の「胡蝶の夢」をキー・コードに物語は展開していくが、通常のミステリーとは大きくその趣を異にする。ここでは「何が現実か」、「真実とは、いったい何なのか」が問われているのである。エンディングもなかなか気がきいているし、タイトルの首長竜のイメージも美しい。
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正直イマイチだった。文章は読みやすくスラスラ読めるのだが、この手の展開はあまり好きじゃない。現実と非現実を読み手にわからないように書いてあとでこれは非現実でした。みたいな感じがしてしまって個人的にはダメでした。
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この話は、若い人や40歳を越えていても、結婚していない人には、根底に流れる、なんともいえないものが見えてこないと思う。また、この話はミステリーではないと思う。決断の物語。そう、結婚することや子どもをさずかることといった、決断は、ある意味、自分を捨てることに似ている。ラストをわざと...
この話は、若い人や40歳を越えていても、結婚していない人には、根底に流れる、なんともいえないものが見えてこないと思う。また、この話はミステリーではないと思う。決断の物語。そう、結婚することや子どもをさずかることといった、決断は、ある意味、自分を捨てることに似ている。ラストをわざとぼんやりさせているあたり、著者は、読者に、「さあ、考えてごらん」といっているようだ。読んだ後に、読者は、いろいろと考えることになる。魂とは?何を為して、自分の肉体は死ぬのか?子どもに残すべきものとは?物語はたいして面白いとはいえないものの、非常に面白い読後感が得られました。といっても、一気に読んだので、よく練られたストーリーですが。
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第9回(2010年) 『このミステリーがすごい!』大賞受賞作。 映画化になっていたので、読了後に観たいなと思っていたが本も映画も間に合わず。 映画化になるのだからきっと面白いと読み始めて、ちょっと期待し過ぎたかな?というのが感想。 時折、自分の頭がおかしいのかと思う位、謎の部分も...
第9回(2010年) 『このミステリーがすごい!』大賞受賞作。 映画化になっていたので、読了後に観たいなと思っていたが本も映画も間に合わず。 映画化になるのだからきっと面白いと読み始めて、ちょっと期待し過ぎたかな?というのが感想。 時折、自分の頭がおかしいのかと思う位、謎の部分もあった。 ラストにさしかかり、やっぱりね!と納得。 自分では凄く良かったとは言い難いが、面白かったかな。
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すっきり終わってくれないのは、気持ち悪い・・。 これを原作にした映画が逆に気になった。よく映画にしようと思ったなぁ。
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映画化されてたんで手にとって見ました。 連載が終了した女性漫画家が自殺未遂で意識不明の弟の夢のなかに入っていって真相を調べるって感じの話なんだけど、夢枕獏のサイコダイバー・シリーズかと思ったよって感じの設定。 まぁ此方のほうが科学技術を用いているのでまだあれだけど。 話としては夢と現実の境界が曖昧になりながら弟とのやり取りや憑依と言われる現象を交えて進む。 結論もまぁこんな感じでしょってところなんだけど、正直読後感はあまり良くないねぇ。 おじいさんのキャラ設定がもう一つつかめないのと肝心の首長竜の必然性がもう一歩というところでしょうか。。。 ちなみに映画は設定が若干異なるようなんだけどDVDが出たら見てみようかな。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
意識とは錯覚にすぎないのか。 常日頃から、自分が生きているという現実味が急にぼやけることがある。 この1年はそんなことを考えることがとても多い。 今年の夏は機会があって、神経科学や哲学の本を数冊斜め読みした。 植物状態になった患者とコミュニケートできるSCインターフェース。 奄美大島の美しく、しかしどことなく謎めいた回想シーン。 次第に増える不可解な描写。 読み進めるにつれ、不安定な浮遊感が増してゆく… モチーフは確かにいい。 主人公の少女漫画家を一人称にした読みやすい文体で 私には感情移入しやすく、短時間で一気に読めた。 しかし、なんとなく物足りない。 ページ数が足りないせいなのか? 私は何も知らずにたまたま図書館で手にとったのだけど、 「このミステリーがすごい!」大賞だと思って読んでみた人は どう思うんだろう? でも、これが現実なのかもしれない。 混沌とした意識を携えて、 今日も私は生きていると思いこむのだ…
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