完全なる首長竜の日 の商品レビュー
これも「このミス大賞」か、気付かないまま図書館で予約してたや。 死亡フラグとはまた全然違ってますね。ミステリーという趣ではないです。SFかなぁ…。 リアリティはあるんですが、さり気ないところに違和感を感じるというか、ずっと座り心地が良くないように思いながら読み進めていました...
これも「このミス大賞」か、気付かないまま図書館で予約してたや。 死亡フラグとはまた全然違ってますね。ミステリーという趣ではないです。SFかなぁ…。 リアリティはあるんですが、さり気ないところに違和感を感じるというか、ずっと座り心地が良くないように思いながら読み進めていました。その時点ですでに術中に嵌ってたんだろうなぁ。とはいえ「現実」もどこかそんなもののように思います。終盤はどこかで予想できた展開でしたが、そこにひとひねり加えていて、謎を残しておもしろかったです。 朝起きたとき、昨日寝た時と同じ世界で目覚めるというのはもうそれだけで奇跡だ、という文句を聞いたこともありますが。 違う世界に起きたかったと思う朝もある。
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2011.5 第9回 このミス大賞。満場一致。読みやすかったけど ラストが どうしてこうなるか 全くわからない。こういうどれが現実かって話は 苦手。
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パラレルワールド全開。 フルスロットルで頭の中かき回されるカンジ。 何が本当で、何が偽りか。 どれが本物で何が偽物か。 『胡蝶の夢』が幾度となく出てくるので、その類いだとは推測出来た。 途中で、ネタバレしちゃったけど、それを上回るような描写。 細かいトコロまで描写されてて、面白かった。 主人公は『和淳美』、少女漫画家。 自殺未遂で植物状態になった弟『浩市』とコミニュケートしたくて『SCインターフェース』と呼ばれる医療器具を利用。 そして、どんどん現実だか夢だかが解らなくなる。 実は浩市、子供の頃海の事故で亡くなっている。 そして、本当の自殺未遂で植物状態になっているのは淳美の方だった。 医師が淳美が『何をしたのか』を認知させたくて覚醒する為に行っていた行為。治療。 最後の最後まで『どこからが本当?』とも『コレが本当?』と謎を呼ぶ。 案外文字が大きくてサラッと読めるんだけど、頭の中かき回されるのでその部分は非常に楽しめた。
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図書館で予約して半年は待ちましたやっと読めました。 しかし、チョットがっかり。現実と夢の境がどうの・・・。というあたりで嫌な予感はしたんだ・・・。
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「このミステリーがすごい!」大賞で海堂尊以来と絶賛されるだけあって、なかなか面白かった。中盤で胡蝶の夢の例えが出てきて、ある程度筋は見えてきたが、映画インセプションのように精神世界の多重構造を見ている気がした。ラストもインセプションの回り続ける独楽の暗示のような終わり方で、読者を...
「このミステリーがすごい!」大賞で海堂尊以来と絶賛されるだけあって、なかなか面白かった。中盤で胡蝶の夢の例えが出てきて、ある程度筋は見えてきたが、映画インセプションのように精神世界の多重構造を見ている気がした。ラストもインセプションの回り続ける独楽の暗示のような終わり方で、読者を更に惑わし続ける巧みな終わり方であった。又、フォローしたい作家が出てきてしまい大変だが、あまり多作家でないことを祈る。
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描写がリアルすぎて夢と現実がごっちゃになるふわふわとした感覚は強くは感じなかった。そのリアルさが独特の怖さを醸し出してると思う。 こうなったら嫌だなという予想通りな落ちになってしまって残念だった。
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自殺未遂で昏睡状態に陥っている弟。姉は、昏睡患者と意思の疎通ができる「センシング」という技術を使い、弟の死の原因を探ろうとする…… 映画「インセプション」のような設定。夢なのか現実なのかその境界が崩れて行く描写にゾクゾクした。 しかし満足できないのは、この軽い文体のせいだろう...
自殺未遂で昏睡状態に陥っている弟。姉は、昏睡患者と意思の疎通ができる「センシング」という技術を使い、弟の死の原因を探ろうとする…… 映画「インセプション」のような設定。夢なのか現実なのかその境界が崩れて行く描写にゾクゾクした。 しかし満足できないのは、この軽い文体のせいだろうか。情景描写も信条描写も優れているのに、なぜ深く心に浸透していかないのだろう?と不思議に思いながら読んでいた。 この作品が、このミス大賞で1200万円を獲得したという事実に驚かされる。それほど価値がある作品にも思えないのは私だけだろうか。ちなみにトリックは途中でわかってしまいました。ヒントが多過ぎました。
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ハードカバーの絵が好きで、完全なるジャケ買い が、読んでビックリ。。 漫画家である主人公が、数年前に自殺未遂で植物状態になった弟と、インターフェースというシステムを通して、弟の意識の中に入っていって意志疎通を図るという設定で、 論評通り映画のインセプションやマトリックスの様な現実と非現実が入り混じって展開していく感じです インセプションの前にこの作品は作られてたらしいので、この作者の発想力にはもう溜息です… 読書初心者にはちょっと読むのは大変かもしれません というか私にも「えっ?」っていうのがありすぎて、もう二回は読まないと伏線とかは理解できないかも とにかく途中から、今は現実なのか頭の中なのか、いつ現実に戻ったのかそれともまだなのが、まったく分からなくなり、パニック でもどんどん読みすすめたくなっちゃう このミス大賞はやっぱりハズレなしです この作者さんの次回作が楽しみ
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自殺未遂をし植物状態になった弟と『SCコミュニケート(植物状態の患者とコミュニケートを取る医療機器)』で対話を続ける少女漫画家の姉。 謎の女性から電話により、少女漫画家の周辺で不可解なことが起こり始める。 SCコミュニケートについての用語はよくわからなかったですが、一気に読んじゃいました。 読んでて、途中からこれは・・・って思った通りの展開になったので、あんまり驚かなかった。 その点がちょっと残念。 インセプションみたいな小説でした。
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初め、ちょっと乗りきれずに 放置状態だったのですが・・・ でも、嫌いではないです、全体の感じが。 エンターティンメント小説だとは思いますが、 純文学の香りもします。 長くなるので、よかったら続きはこちらを・・・ http://tschuss12.jugem.jp/?eid=...
初め、ちょっと乗りきれずに 放置状態だったのですが・・・ でも、嫌いではないです、全体の感じが。 エンターティンメント小説だとは思いますが、 純文学の香りもします。 長くなるので、よかったら続きはこちらを・・・ http://tschuss12.jugem.jp/?eid=204
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