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民宿雪国 の商品レビュー

3.4

86件のお客様レビュー

  1. 5つ

    9

  2. 4つ

    18

  3. 3つ

    35

  4. 2つ

    9

  5. 1つ

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2012/05/26

国民的な画家として愛される一方で、長年にわたって寂れた民宿のあるじだった丹生雄武郎の一生を綴った物語。 その丹生雄武郎という人物があたかも本当に存在したかのように書かれたノンフィクションフィクション(こんな言葉があるのかはわかりませんが)! まず何より、この作品は自由過ぎる!!...

国民的な画家として愛される一方で、長年にわたって寂れた民宿のあるじだった丹生雄武郎の一生を綴った物語。 その丹生雄武郎という人物があたかも本当に存在したかのように書かれたノンフィクションフィクション(こんな言葉があるのかはわかりませんが)! まず何より、この作品は自由過ぎる!! 最初の方から驚きの連続、そしてこの伝記のような後半の書き方。どれをとっても素晴らしいですね。 在日をテーマに、第二次世界大戦頃の日本を描いた作品です。 面白い!

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2012/03/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

なんとも奇妙な物語 2012/03/24図書館から借用;25日から読み始め,途中中断を経て30日に読了

Posted byブクログ

2012/05/04

2012/3/17 borrow a book from Osaka Prefectual Central Library

Posted byブクログ

2012/03/07

謎めいた民宿の主人=才能溢れる画家の姿を描いたミステリ。昭和時代のあんなことやこんなことがいろいろ関わってくるのも意外だけれど。そこここにさまざまな企みが隠されていました。なるほど。 ラストで明かされる彼の生涯は、やや哀切を感じないでもなくって。だからといってあれだけのことやっち...

謎めいた民宿の主人=才能溢れる画家の姿を描いたミステリ。昭和時代のあんなことやこんなことがいろいろ関わってくるのも意外だけれど。そこここにさまざまな企みが隠されていました。なるほど。 ラストで明かされる彼の生涯は、やや哀切を感じないでもなくって。だからといってあれだけのことやっちゃうのはどうかと思うのですが。そちらの「事件」の方が霞んでしまったのも確か。

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2012/03/01

切り口が素晴らしく斬新だった。一人の画家の生涯を外堀からあぶりだしていくのだが、序盤からホラーなのかユーモアなのかわからない不思議な世界が展開された。途中で山下清が出てきたときはびっくり。実在の人物と、架空の物語を勝手に絡ませるのはままあるが、これは何かすごいことをしているような...

切り口が素晴らしく斬新だった。一人の画家の生涯を外堀からあぶりだしていくのだが、序盤からホラーなのかユーモアなのかわからない不思議な世界が展開された。途中で山下清が出てきたときはびっくり。実在の人物と、架空の物語を勝手に絡ませるのはままあるが、これは何かすごいことをしているような気がする。想像の世界は無限だということをある程度実現していた。しかし、後半はどういうわけか失速。あまりおもしろくない印象で物語が締めくくられた。小説の後半って結構重要だと思う。

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2012/02/20

すごい変わった小説。これが結構評価されてんねんな~と。たしかに展開が読めず次が気になりグイグイ引き込まれるがとにかく変わった小説。さらば雑司ヶ谷を読んでから評価を定めたいとも思った。

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2012/02/14

はまる人ははまるし、嫌いな人は生理的に絶対対受け入れない。 好みがはっきりする内容だ。 あの変わり者水道橋博士が推薦するだけあって、風変わりな小説。 エロとグロのコラボ。どろどろしたものではなく、意外にあっさり。まさしくエンターテイナーショーだと思う。 事件、事故を起こした放...

はまる人ははまるし、嫌いな人は生理的に絶対対受け入れない。 好みがはっきりする内容だ。 あの変わり者水道橋博士が推薦するだけあって、風変わりな小説。 エロとグロのコラボ。どろどろしたものではなく、意外にあっさり。まさしくエンターテイナーショーだと思う。 事件、事故を起こした放送コードギリギリの人たちが出てきたり、ハチャメチャだと思えば、意外に筋が通っていたりと、著者の感性と博識には驚くばかり。よくいろいろと思いつき、いろいろ結び付けられるものだ。でも取り上げる意味はあるのだろうか疑問に思う。 後半は一気読み。 戦争観については、自分は戦争を知らない世代だから、価値観の相違か、相容れないところがあったが、著者の真意を吟味することは大事ではないか。 従軍慰安婦については、自分もよく勉強していないので、何とも言えないが、善悪単純に区別することが出来ないと思う。 こんなに差別用語のオンパレードはまずない。 ある意味、辞書を片手に勉強になる小説。 芸術論もしかり。表面的な概要を知る分には十分すぎる。 ちなみに自分は新潟県出身。海沿いの近くで生まれたため、海と雪に関する描写はすぐ脳裏に浮かぶ。 ただ別世界の故郷の話と否定しまいそうになる。 読了後、頭がくらくらした。

Posted byブクログ

2012/01/23

樋口作品は雑司が谷シリーズに続いて3冊目。とにかくこの人の作品は引用?オマージュ?が多く、また、歴史的背景が散りばめられていてそちらへの興味が読んでいくと増えていく。今回は主に戦争・朝鮮関係。登場人物がどんどん死んでいくのはどの作品でも共通w

Posted byブクログ

2012/01/15

残酷描写もこぎみよく、最期まで一気に読ませる。 一部の人には受け入れられないだろうな。 水道橋博士推薦でハードルがあがっていたが、そのハードルはらくらくクリアした感じ。

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2012/01/08

こんなフィクション初めてだし、このストーリーがリアリティある小説なら、なんて自分は戦争をしらな過ぎるのだろうと思う。

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