ねむり の商品レビュー
こんな短篇もあったのか!という作品。とても作者らしい、放り投げるようなラストです。それもそのはず、ダンスダンスダンスとノルウェイの森の後に書かれたものだそうで、似たような印象でした。何だか不可解で、理不尽にドロップアウトさせられて破滅へ、でもそれを実は望んでいて、というような感じ...
こんな短篇もあったのか!という作品。とても作者らしい、放り投げるようなラストです。それもそのはず、ダンスダンスダンスとノルウェイの森の後に書かれたものだそうで、似たような印象でした。何だか不可解で、理不尽にドロップアウトさせられて破滅へ、でもそれを実は望んでいて、というような感じです。30分で読めます。イラストも不気味。
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これは短編で昔、高校生くらいに読んでいた。その頃とはだいぶ違う感覚で読めた。 恐怖が薄らいでも、からだの震えはなかなか去らなかった。 ただ本を読むのが好きだったというだけだ。論理的な解析や学術的な討論には向いていない。 私は眠れないことを恐れなくなった。何も恐れることはない。...
これは短編で昔、高校生くらいに読んでいた。その頃とはだいぶ違う感覚で読めた。 恐怖が薄らいでも、からだの震えはなかなか去らなかった。 ただ本を読むのが好きだったというだけだ。論理的な解析や学術的な討論には向いていない。 私は眠れないことを恐れなくなった。何も恐れることはない。要するに人生は拡大しているのだ、と思った。
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TVピープルに収録されていた短編、眠りがドイツ語版では挿絵付きで単行本化されていたらしい。それを日本で単行本化するのに併せて、改稿された作品。 イラストレーションが加わる事で、多面的に感じる。文章では淡々とした印象を受ける主人公が、「その裏で何を考えているのだろう?」と思わせた...
TVピープルに収録されていた短編、眠りがドイツ語版では挿絵付きで単行本化されていたらしい。それを日本で単行本化するのに併せて、改稿された作品。 イラストレーションが加わる事で、多面的に感じる。文章では淡々とした印象を受ける主人公が、「その裏で何を考えているのだろう?」と思わせたり。もともと奇妙な短編だったが、ホラー短編のようにも感じた。 少し単価が高いが、村上作品のまた違った手触りを感じられる楽しさがある。
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一回読んだだけではうまく読み取れなかった感じがします。 やっぱりあの世界観は好きです。 村上春樹を読んでるなー!と思いながら読み進め、ラストをどう捉えたらいいのか…。 自分で消化しきれていないです。 イラストが多い短編集なのでスラスラと読めました。 なので、図書館へ返却する前に...
一回読んだだけではうまく読み取れなかった感じがします。 やっぱりあの世界観は好きです。 村上春樹を読んでるなー!と思いながら読み進め、ラストをどう捉えたらいいのか…。 自分で消化しきれていないです。 イラストが多い短編集なのでスラスラと読めました。 なので、図書館へ返却する前にもう一度読もうと思う。
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「眠り」は好きな短編だったので、リニューアル版はたいへん嬉しいです。 挿絵はそれほど好みではないですが、何枚か素敵なものもあり。 文章自体はよりシンプルに、より的確になったような印象。 11.07.14
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確か、一度読んだことがあったけど、忘れてしまっていた。 不眠とドストエフスキー。 飲酒とチョコレート。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
久々の村上春樹。病んどるね~。 眠れない主婦の話。 靴の磨り減りのような個人的傾向の偏りを中和するために眠るか?あるいは眠ることなく人生を拡大させるか? 自分の理想は後者なんやけど、朝は眠いのよね。
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眠れない主婦の話。イラストが素敵。 眠らないことは人生を拡大させているのだ、という考え方も、覚醒された暗闇、という感覚も、何だかすごく分かる。 最後に車が揺さぶられる場面は、自分の脳が本当に揺れているように感じた。
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眠れなくなった主婦のはなし。イラストが効果的。短編。村上春樹らしさがよくでてる、いつもよりぐいぐい引き込まれる感じ。セミのイラストがお気に入り。あとがきまで読んで、この人すきだなぁと実感。
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短編集(『TVピープル』)に書かれていたものよりも、僕としては良くなっていると思いました。 「それはどんなことでもあり得るのだ」 怖くないですか?
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