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百瀬、こっちを向いて。 の商品レビュー

4

518件のお客様レビュー

  1. 5つ

    137

  2. 4つ

    212

  3. 3つ

    102

  4. 2つ

    16

  5. 1つ

    3

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2023/03/10

短編小説から映画化した作品の原作。僕は映画は見てないけど、元ももクロの早見あかりがキャストなのは知ってました。あと高校生のときにWEAVERめっちゃ好きだったのでその流れでこの映画を知ったんだよなーって当時を思い出しながら懐かしく感じました。 そして2023年の2月でWEAVER...

短編小説から映画化した作品の原作。僕は映画は見てないけど、元ももクロの早見あかりがキャストなのは知ってました。あと高校生のときにWEAVERめっちゃ好きだったのでその流れでこの映画を知ったんだよなーって当時を思い出しながら懐かしく感じました。 そして2023年の2月でWEAVERが活動休止した事実を知り感慨深い気持ちになりました。 内容は十代の恋愛がテーマの青春小説。どの話も非現実的な内容ではあるけれど、どことなく似た感覚を知ってる気がしてくるのは、十代のときに誰もが感じた悩みや苦難が大人になった今、遠くてボンヤリとしたモノになってしまったからなのかな、なんて思いながら読みました。 僕はこの本に登場する4作品の順番がすごく好きで、この感覚はこの順番じゃなければ得られなかった気がします。 ちなみに僕は「小梅が通る」が好きです。 勝手な想像ですけど、今だったら百瀬役は広瀬すずをキャストするのかなーなんて思ったりしました。

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2023/03/07

中田永一、恋愛アンソロジー4編。 偽装の嘘。偽証の嘘。擬装の嘘。扮装の嘘。 若い彼らが、本心を隠す為、選んだ擬態。 各短編、苦しくなるような、ほのかだけど確かな恋模様。ミステリー的な仕掛けまで入れ込んで、楽しませていただきました。 個人的乙一系統過去一小説。 一応、「百瀬、こっ...

中田永一、恋愛アンソロジー4編。 偽装の嘘。偽証の嘘。擬装の嘘。扮装の嘘。 若い彼らが、本心を隠す為、選んだ擬態。 各短編、苦しくなるような、ほのかだけど確かな恋模様。ミステリー的な仕掛けまで入れ込んで、楽しませていただきました。 個人的乙一系統過去一小説。 一応、「百瀬、こっちむいて」の、ノボルは、D瓶さん仕立で読んでみました。

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2023/02/08

表題作ほか三つの恋愛小説からなる作品集。高校生が主人公の作品ばかりで、自分の「あの頃」を思い出して"キュンキュン"しながら読んだ。『百瀬、こっちを向いて。』は先に映画を観ていたが、原作の方がすごくよかった。著者は「覆面作家」だそうで、ググってみたらあの有名な作...

表題作ほか三つの恋愛小説からなる作品集。高校生が主人公の作品ばかりで、自分の「あの頃」を思い出して"キュンキュン"しながら読んだ。『百瀬、こっちを向いて。』は先に映画を観ていたが、原作の方がすごくよかった。著者は「覆面作家」だそうで、ググってみたらあの有名な作家さんで、とても驚いた。

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2023/01/18

若者たちの青い恋愛 現実にあるのかなと思える恋愛ストーリーが4編で構成されている 「キャベツ畑に彼の声」の あり得難い設定の ちょっと上から目線のドキドキに 引き込まれてしまった

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2022/12/28

「吉祥寺の朝日奈くん」を読んだ勢いで、こちらのデビュー作に行ってみる。 表題作は、自己肯定感が低く教室での存在感も薄いノボルが、ある事情で百瀬という美少女と学校の中だけ付き合っているふりを始めて…というお話。 話の行き先は想像がつくのだが、そこに行き着くまでの、自分の気持ちを計...

「吉祥寺の朝日奈くん」を読んだ勢いで、こちらのデビュー作に行ってみる。 表題作は、自己肯定感が低く教室での存在感も薄いノボルが、ある事情で百瀬という美少女と学校の中だけ付き合っているふりを始めて…というお話。 話の行き先は想像がつくのだが、そこに行き着くまでの、自分の気持ちを計りかね、自分の心を否定したり、否定できない感情に苦しんだりというノボルの姿が、何と言うか、かわいらしい。 そんなノボルに対して自分の心に素直に向き合うように背中を押してくれる、地味仲間の田辺くんがナイス。 最後に明かされるほおづきの花言葉がちょっとしたサプライズ。 作者の地元を舞台に展開するお話は、私も近くに住んでいたので、舞台の雰囲気はよく知れた。(久留米の高校生はあんな風には喋らないけどね) 続く、海での事故から5年間も意識がなかった女性が目覚めるところから始まる「なみうちぎわ」とテープ起こしのバイトから覆面作家の正体に気がつく「キャベツ畑に彼の声」も、人付き合いが苦手で一人で学校生活を送っている女子高生が主人公。 それぞれの事情から深く関わらざるを得なくなった人が身近な人になっていくに従って自分の心に起きる感情に戸惑いながら、その正体に気づいていく、こちらも切なさ一杯のお話。 ここでも終盤に結構な秘密が明かされて、話の印象が深まる。 最後の「小梅が通る」も似たような雰囲気ではあるのだけれど、この話だけは屈折した主人公の設定にちょっとトリッキーな展開で少し味変。 ここでも唯一の友人だった松代さん・土田さんがいい味で、これも嬉しいサプライズ。 そして、山本寛太(あえて呼び捨て)の純情さと鈍感力が微笑ましい。 自分の10代の頃を思い起こすと、こんな甘酸っぱいこととは無縁だったのが、今更ながらちょっと残念。(って、何年前の話だ)

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2022/12/20

乙一氏の作品は大好きで、 「箱庭図書館」以降、 もう著者の恋愛もの読めないのかなって 思ってたいたので、 この、切な優しい物語にまた出会えたことが 素直に嬉しく思った。 著者独特の優しさが本当に大好きです。 感動も、笑いも、少しの驚きもあり 終わってしまうのが悲しくなりました...

乙一氏の作品は大好きで、 「箱庭図書館」以降、 もう著者の恋愛もの読めないのかなって 思ってたいたので、 この、切な優しい物語にまた出会えたことが 素直に嬉しく思った。 著者独特の優しさが本当に大好きです。 感動も、笑いも、少しの驚きもあり 終わってしまうのが悲しくなりました。

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2022/11/18

何年も前からず〜っと積読だった 百瀬、こっち向いて。 この小説にでてくる女の子みんな可愛くて 少女漫画読んでる時のときめきがあったなぁ。 どの話もミステリアスな部分もありつつ 素敵なお話、登場人物だった! うんうん、で、その後どうなったの〜? って終わり方がより良かった!...

何年も前からず〜っと積読だった 百瀬、こっち向いて。 この小説にでてくる女の子みんな可愛くて 少女漫画読んでる時のときめきがあったなぁ。 どの話もミステリアスな部分もありつつ 素敵なお話、登場人物だった! うんうん、で、その後どうなったの〜? って終わり方がより良かった! あ〜、可愛い!

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2022/09/20

✨あらすじ✨ 「人間レベル2」の僕は、教室の中でまるで薄暗い電球のような存在だった。野良猫のような目つきの美少女・百瀬陽が、僕の彼女になるまでは―。しかしその裏には、僕にとって残酷すぎる仕掛けがあった。「こんなに苦しい気持ちは、最初から知らなければよかった…!」恋愛の持つ切なさす...

✨あらすじ✨ 「人間レベル2」の僕は、教室の中でまるで薄暗い電球のような存在だった。野良猫のような目つきの美少女・百瀬陽が、僕の彼女になるまでは―。しかしその裏には、僕にとって残酷すぎる仕掛けがあった。「こんなに苦しい気持ちは、最初から知らなければよかった…!」恋愛の持つ切なさすべてが込められた、みずみずしい恋愛小説集。─「BOOK」データベースより ✨感想✨ 『百瀬、こっちを向いて』 大人で言う不倫の隠蔽を子どもに置き換えるとなんでこうもみずみずしく生き生きとしているのだろう。 その前に子どもの堂々たる二股を作品にするなんて、なんて面白いんだろうと思った。 渡したくなんかない。でも、所詮自分は2番手。でも彼は私を好きって言ってくれて…たったそれだけでうぬぼれる私を君はただ寂しそうに見つめてくるから、余計にそっちを向けないよ…、みたいな作品。 『なみうちぎわ』 まるで秋なのにひとりぼっちで生えているまっすぐな若葉のような作品。 寂しさの中に誰にも犯せない柔らかな領域がある。 『キャベツ畑に彼の声』 読後、胸の中が透き通っていくのを感じました。まだ制服が板に着いている少女の秘めたる恋。その相手は学校の教師でり、憧れの作家でもあった。テープ起こしで何度も聞こえてくる先生の声。窓から見えるまだ幼いキャベツ。作品の細やかな描写ひとつひとつに味わいや意味があり、とくんとくん、と鼓動が穏やかに波打った作品。 どの作品も終わり方からの続きが気になる作品で、余韻が心地よかったです。

Posted byブクログ

2022/09/10

なみうちぎわが1番良かったです。 地味目の小太郎の人物像が印象的でした。 最後の小梅が通るは美人あるあるでしたね。 美人も美人の苦労があるんですね? 確かに生まれ持った美しさはうらやましいけど、 年をとるとその人の行動に魅力を感じるのは私だけかしら? 追記 最近 ツルゲーネフの...

なみうちぎわが1番良かったです。 地味目の小太郎の人物像が印象的でした。 最後の小梅が通るは美人あるあるでしたね。 美人も美人の苦労があるんですね? 確かに生まれ持った美しさはうらやましいけど、 年をとるとその人の行動に魅力を感じるのは私だけかしら? 追記 最近 ツルゲーネフのはつ恋読みました。

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2022/08/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

表紙のシンプルさと、タイトルに惹かれて図書館で借りた。4つの話が収録された短編集である。「百瀬、こっちを向いて」は先輩の浮気の疑惑を晴らすためにカップルのふりをするという話であるが、じつは神林先輩は浮気に気づいており、演技に付き合っていたことを知りドキッとした。また、演技を通じて友達になった百瀬との関係が今後どうなるのかを想像させる終わり方だった。1番好きな話は、「小梅が通る」で、本当は美少女だが、周りに注目されることが苦手で、他人が顔によって態度を変えることを恐れる柚木が主人公の話である。初め、山本は彼女がいると見栄を張るだけにクラスの女子に告白したり、小梅を利用したりしているのかと思い、いい印象は抱かなかった。しかし、次第に小梅への想いが本当のものに感じられ、最後に山本が実は柚木のことが気になりだしているという告白を受けた柚木の気持ちを思うと、心が温かくなった。

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