悪の教典(下) の商品レビュー

貴志祐介【著】

2010/10/19

前作の「新世界より」がすごかったので、どうしても比べてしまいこの評価に。でもやはり貴志祐介で、一気読み。バトルロワイヤルと比べる人もいるみたいだけど、読みながらずっと考えていたのは島田総司の「龍臥亭事件」。津山三十人殺しがずーっと脳裏にあったかも。ちょっと肩透かしの部分もあるけど、まあ図書館で借りてくるには充分楽しめたかも。

2012/08/19

期待してた動きがなくて拍子抜け。
伏線か何かだと勝手に思ってただけか。

ゆっくり結末へと向かっていったのに、最後のダッシュ感。
下巻の真ん中辺りで、
「あれ、この展開まだここ？もうすぐこの本終わるけど・・・」
的な感想だったので、一気に終わりに向かう感じが、、、んーって感じでした。
ラストがいまいち。

2010/10/18

上下巻ともかなりの厚さの本ですが、文章が読みやすいので、あっと言う間に読めました。
残酷な殺戮シーンがこれでもかと続きますが、それ自体は、あまり現実的でないせいか、それほど怖くなかったです。
バトルロワイヤルを思い出しました。
後味はあまりよくないかな。

2010/10/16

残虐なシーンが殆んどで、そんなに簡単に人を殺せるものかと怒りと恐怖を感じながらも、一気読みしてしまった。

2015/05/02

2010.10.12

いやはやいやはや、やっぱりこの人の本は怖い。そして面白い。

『黒い家』があまりにも衝撃だったんですけど……あの、息をするのすらはばかられるような暴力的な恐怖と息苦しさが再び帰ってきました。

ただ、私はもう学生ではないから、学校は縁のない場所になったので……高校のときにこれを読んでたら、トラウマになったかもしれない！？

特設サイトではクラス名簿までダウンロードできてしまうという(ﾟДﾟ)

2010/10/04

久々に貴志祐介を読みました。「新世界より」は途中挫折したけど、これは止まらない。一気に読破。　くだらない理由の為の大量殺人！　ゲーム感覚で殺戮していく主人公は、実際にいてもおかしくない感じがして、恐怖の一言です。　最後の方は少し展開が読めたけど、ハスミンの言動は想像できなかった。続きが気になります。

2010/10/03

上巻とともに一気読みです。
面白かったです。

ただ、最後の落としどころがちょっと見えるので
上巻の最後あたりのドキドキ感は少ないですが。
それでも伏線の張り方がうまくて、すっかり忘れてたものを思い出させてくれました。

ちょっと違うけど、なんか高校生の多さ具合と大殺戮具合に「バトルロワイアル」を思い出しましたｗ

2010/10/03

サイコパス教師、蓮実の本領発揮。
クライマックスに至るまでの流れはエグい内容もあったりする。
クライマックスは、ああ、これが書きたかったんだーと納得の大混乱。展開は結構無理矢理。
もう少しパニックの様子が詳細でもいいのかなと思ったが、追いつめられながらも何とかしようとする生徒たちの姿はバトルロワイアルを彷彿とさせる。エンディングのゾクゾク感は「ミザリー」のよう。続編を書いても売れるんじゃないか。

久しぶりにこれだけの文量を一気読みした。オススメ。

2011/11/04

なんかもうとんでもないです。上巻だけでもずいぶん人が死んでいったのに、下巻はもう凄まじい。
なんじゃこれどころではない。
バトルロワイヤルを彷彿させる、いやそれ以上。読んでいるとこんなに寒いのに顔が火照ってくる。
ほんとすごい。多少若い子向けな感じするけど、かえって読みやすかった。

2010/09/24

前作『新世界より』に引き続き、圧倒的なスピード感。
あっという間に読み終えました。
人への共感能力が欠如している、スマートで人気者の教師蓮実。
ものすごく残酷なことをしているんだけど、なぜか憎めない。
彼が関わった２人の女の子、憂美、美弥へ対してだけ感じた殺意への逡巡が切ない。