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悪の教典(下) の商品レビュー

3.6

489件のお客様レビュー

  1. 5つ

    74

  2. 4つ

    162

  3. 3つ

    171

  4. 2つ

    33

  5. 1つ

    4

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2011/04/10

評価って、なにを基準にしたらいいのか。 怖すぎる。 「おもしろかった」なんて言ってはいけないほど、怖い。 ただ、読みやすい、とか、先を読みたくなる、という面では、ポイント高い。

Posted byブクログ

2011/04/08

生徒を殺すシーンは、気持ち悪くなるくらい生々しかった。。。頭がよすぎる蓮見なのに、最後の最後でミスを犯すところは簡単に予想できただけになんだか残念。ただ白夜行のような雰囲気で終わっているので、続編があるのかも!死刑にならなければ脱獄かぁ。続編を楽しみにしていい作品なのか悩む。

Posted byブクログ

2011/04/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

毎度毎度、後味の悪い小説を書く貴志氏だが、そこが魅力なのだから困ってしまう。今回も後味悪く、いつもより気持ち悪い。それでいて、作者はこれが書きたかったんだろうな、という何か黒い情熱のようなものは強く伝わってくる。あ、そこが気持ち悪いのかもw ただ、この殺人鬼を「天才」と呼ぶには抵抗がある。「木を森に隠す」と「死体を隠すために死体の山を築く」では全然違うでしょw ちと展開が強引すぎないか。 実際の凶行シーンにおいても、幸運や周囲の不注意に助けられていると感じた。天才と呼ぶには、隙が多いように思える。まぁストーリーを進める為の都合だと割り切ればいいのだろうが。

Posted byブクログ

2011/03/28

★あらすじ 蓮実聖司は晨光町田高校の英語教師。弁舌爽やかな上、生徒指導に大変熱心なため、生徒・教師共々絶大な信頼を寄せられている。 しかしそんな絵に描いたような好青年である彼の本性は…… ★感想 2011このミス1位。山田風太郎賞。他にも色々エントリー。 サイコホラーの範疇に入...

★あらすじ 蓮実聖司は晨光町田高校の英語教師。弁舌爽やかな上、生徒指導に大変熱心なため、生徒・教師共々絶大な信頼を寄せられている。 しかしそんな絵に描いたような好青年である彼の本性は…… ★感想 2011このミス1位。山田風太郎賞。他にも色々エントリー。 サイコホラーの範疇に入ると思います。 上巻で蓮実の内面にじわじわ~と入っていきつつ、伏線が張り巡らされ、下巻は怒濤のような大展開と大アクション! 蓮実と生徒のどちらが勝つのか最後まで目が離せなくて、怖い~と思いながらもかなりの勢いで読み通してしまいました。お見事です! そしてもしかして続くのかしらこれ…? 文春の公式ページも面白いよ↓ http://bunshun.jp/pick-up/akunokyouten/index.html

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2011/03/27

面白かったけど、後半バトルロワイヤルみたいな感じに・・・ というか殺しすぎなので、ちょっと無理感が 否めなかったw

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2011/07/19

え゛〜〜〜〜っっっ!!!こんな展開になっちゃうわけ〜〜〜!!と絶句した下巻でありました。ネタばれです。文化祭準備で泊まりこむ生徒たちと蓮実。ふとした綻びから、「皆殺し」を決断する蓮実と生徒たちの心理戦や攻防が恐くてたまらない。ここは、私、あまりの恐ろしさとえげつなさに、かなり読み...

え゛〜〜〜〜っっっ!!!こんな展開になっちゃうわけ〜〜〜!!と絶句した下巻でありました。ネタばれです。文化祭準備で泊まりこむ生徒たちと蓮実。ふとした綻びから、「皆殺し」を決断する蓮実と生徒たちの心理戦や攻防が恐くてたまらない。ここは、私、あまりの恐ろしさとえげつなさに、かなり読み飛ばしてしまったので、詳細は語れないのだけど、それでも、丹念に書かれているのはよくわかる。生徒ひとりひとりの性格やヒエラルキーの作用、また、校舎という空間をフルに活かした見せ場作りには、ただ感嘆するばかりです。これは、貴志さん、映画化をねらってますね・・・。うん、きっと映画は、生徒一人ひとりを演ずる役者さんにとってやりがいのある美味しいものになるのでは。その意味では「バトル・ロワイヤル」を思い出すけど、あれ以上のものになれるかどうか・・・??「バトロワ」はおぞましいだけではなく、人間の気持ちに由来した大きなメッセージが受け取れて、ある意味好きな映画だったから。貴志さんは、これまでにも話題作は上梓してこられたけど、ここで大ブレイク!となる??かもしれないね。本屋大賞、取りたいだろうなぁ。

Posted byブクログ

2011/03/23

2011 このミス第1位 だったので、ついつい購入。。。 バトルロイヤルみたい。。。 う〜ん。怖かったけど、設定にちょっと無理があるかなぁ。。。 フギンとムニンの存在も、もっとストーリーに絡んできてもよかったのでは???って思うし。 大量殺人のやり方も、あんまり現実味がなくて...

2011 このミス第1位 だったので、ついつい購入。。。 バトルロイヤルみたい。。。 う〜ん。怖かったけど、設定にちょっと無理があるかなぁ。。。 フギンとムニンの存在も、もっとストーリーに絡んできてもよかったのでは???って思うし。 大量殺人のやり方も、あんまり現実味がなくて???って思うし。 最後に生き残った生徒も、なぜハスミンがなぜ気づかない???って思ったし。 でも読んでて、私がこの学校の生徒だったら、ハスミンの親衛隊に入ってて、ああここで死ぬなぁ〜。なんて思ったり。。。 夜読んでたから、怖かった。 だから、星3つ。

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2011/03/22

後半は「もういいや、全部やっちまえ」というなげやりな感じすら覚える。 これだけ頭のいい主人公なのだから、もう少しなにか策略があってもよかったのではないだろうか。 しかし、獲物を徐々においつめるときの緊迫感、スリルはさすがと思えるほど、目がはなせられなくなる。 また、獲物にされるま...

後半は「もういいや、全部やっちまえ」というなげやりな感じすら覚える。 これだけ頭のいい主人公なのだから、もう少しなにか策略があってもよかったのではないだろうか。 しかし、獲物を徐々においつめるときの緊迫感、スリルはさすがと思えるほど、目がはなせられなくなる。 また、獲物にされるまいと必死に逃げる方法を考える被害者たちを応援したくなる気持ちにもなった。 ラストはこうなって当然と思えるものの、やはり後味は悪く思える。

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2011/03/22

まさか最後あんなダイナミックな展開になるとは思ってなかった‼ 始めから最後までドキドキされっぱなしの作品でした。

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2011/03/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

んー、話の展開が趣味じゃなかった、のかなぁ。貴志祐介氏の小説だから読み始めたら止まらないだろうと上下巻をまとめて買ったんだけど、途中で飽きて残りページ数を時折数えながら読むことになった。 主人公の教師は共感能力が欠如しており、心の痛みが理解できない。感情の動きを学習してうまく立ち回り、同僚にも生徒にも頼られる人気者となっている。 邪魔者を計画を立てて何人も殺し、それでいて心を痛めることなく日常生活を送るという、ある意味完璧なキャラ。人間関係の構築のうまさ等は見習いたいくらい。完璧すぎて現実味は薄く、かつ小説内ならいてもおかしくないと思われるので、感情移入できなかった。 後半の校内バトルロイヤルは、緊張感が伝わらず。理不尽な殺人ゲームなら土橋真二郎「生贄のジレンマ」の方がスリルがあった。 まずもってミステリーじゃないだろ、これ。

Posted byブクログ