悪の教典(下) の商品レビュー
圧倒的に共感能力が欠如しているが故に、未発達で不完全な生き物。 あらすじを読んで想像していたものとは少し方向性が違うけど、これはこれで怖くて面白い。人間らしさを垣間見せながらも、最後まで徹底して悪なのがいい。 これを物語と割りきって読めば問題ないですが、幼少時代の記述は、ちょっと...
圧倒的に共感能力が欠如しているが故に、未発達で不完全な生き物。 あらすじを読んで想像していたものとは少し方向性が違うけど、これはこれで怖くて面白い。人間らしさを垣間見せながらも、最後まで徹底して悪なのがいい。 これを物語と割りきって読めば問題ないですが、幼少時代の記述は、ちょっとアスペルガーを匂わせてて偏見を生みそうかなぁと思った。もう少し配慮が必要かな。
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高校を襲う、血塗られた恐怖の一夜。極限状態での生への渇望が魂を貪りつくしていく…。ピカレスクロマンの輝きを秘めた戦慄のサイコホラー。 マンガよりマンガチックな411ページ。バトルロワイヤルの世界に呆れて斜め読み。これで「文春」「このミス」1位とは、2010年は不作の年だった? ...
高校を襲う、血塗られた恐怖の一夜。極限状態での生への渇望が魂を貪りつくしていく…。ピカレスクロマンの輝きを秘めた戦慄のサイコホラー。 マンガよりマンガチックな411ページ。バトルロワイヤルの世界に呆れて斜め読み。これで「文春」「このミス」1位とは、2010年は不作の年だった? (D)
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壊れていく王国の中でアドリブで解決させていく。 クラスの生徒を殺して捕まっても、ゲームは終わらない。 最後の鼻歌がめっちゃ怖い
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これ、 映画化したら どうなるんだろうー って思いながら そして先が気になりすぎて どんどん読み進めてしまった。 でも 最後のドンデンが 読んでいる途中でわかってしまったので そのあたりがいまいちの原因か。。。 でもでも 読書中の 緊迫感とか どうなっちゃうんだろう感、 臨場...
これ、 映画化したら どうなるんだろうー って思いながら そして先が気になりすぎて どんどん読み進めてしまった。 でも 最後のドンデンが 読んでいる途中でわかってしまったので そのあたりがいまいちの原因か。。。 でもでも 読書中の 緊迫感とか どうなっちゃうんだろう感、 臨場感なんかは さすがだな、という感じ。 映画化してほしー!!! R15かなww
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高校を襲う、血塗られた恐怖の一夜。極限状態での生への渇望が魂を貪りつくしていく。風雲急をつげる超弩級のエンタテインメント。
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ここまでいっちゃうと、むしろすがすがしいと言うか。上巻ではいろいろ狡智に長けたところを描き、下巻では一気に大量殺戮へ。ありえない話でも、もしかしてあるかも、という気にさせて怖がらせるとの出来ている作品でした。面白かったです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
貴志祐介作品を待ち望む一人として、昨年の「このミス1位」獲得だけではなく、 「本屋大賞ノミネート」という肩書きだけで、内容の面白さに嫌が上でも期待が高まります。 これ、読みながら思ったのは「バトルロワイヤル」に似ているなぁ、ということ。 高校の英語教師・蓮実聖司が殺人鬼となって、クラスの生徒を殺しまくるお話ですが、 ハスミン(蓮実)ってば人間性が欠如してるもんだから、 学校を支配したい、他の先生も生徒も思うように動かしたい、っていう気持ちがエスカレートして、 上手くいかないなら殺してしまえ、的なちょっと安直かつ天才殺人鬼でもあります。 バトルロワイヤルは、生き残るために生徒同士が戦い合いますが、 こちらは先生VS生徒の構図。それもクラス全員ではなく、 ハスミンを信じている生徒(いわゆる親衛隊)もいるので、 クラスの半分くらいが生きるか殺されるかの戦いを学校内で繰り広げます。 ハスミンは頭も良くて運動も抜群。そしてイケメンときた。でも怪物的殺人鬼。 主人公がそんな救いのないサイコ教師っていう設定が面白いです。 生きるためにハスミンに立ち向かう生徒も、バトルロワイヤルより現実的で、 ある意味対抗手段に欠けているので、かわいそうなくらいヤラレまくり。 学校関係の人(先生や教育委員会とかの人)が読んだら、心底不快な作品だろうね。 生き残るために、もちろん生徒たちも手をこまねいているわけではなく、 ハスミンに対抗していきますがちょっと一人一人の特徴が弱く、個性的な生徒も少ないので、 後半は以外に盛り上がりにかけました。 逆にハスミンのサイコっぷりばかり強調されてしまったので、 もう少し生徒の反撃シーンに力が入っていると、エンターテイメントとして面白かったかも。 上下800ページ以上のボリュームだけど、さすが貴志祐介!と言わせるほどの読みやすさ。 特にハスミンのくだらない駄洒落が所々に登場したのが印象的です。 これが不思議といいクッションになっていたりします。 「Todai」と「to die」をかける駄洒落は特にくだらなくて好きです。 今までの貴志作品と違って、最後に救いが伝わらなかったのは、 いじめ等様々な問題が提起されている、今の学校教育に対する著者の想いの表れか、 ただの私の考えすぎか。 ちなみに頭の中のハスミンのモデルは「玉木宏」です。 ★★★☆
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貴志さんは気持ち悪さを描かせたらピカイチ。 この作品もグロくて不愉快で面白い。 上下巻、休憩をはさんで13時間で一気読みした。 爽やかで頭の切れる熱血教師が主人公。 きっと、何かの事件に巻き込まれる悲劇の主人公なんだろうなぁと思いながら読み始めたらどうしてどうして、予想外の展開...
貴志さんは気持ち悪さを描かせたらピカイチ。 この作品もグロくて不愉快で面白い。 上下巻、休憩をはさんで13時間で一気読みした。 爽やかで頭の切れる熱血教師が主人公。 きっと、何かの事件に巻き込まれる悲劇の主人公なんだろうなぁと思いながら読み始めたらどうしてどうして、予想外の展開。 徐々に徐々にこの教師の本性に気付かされる、じわじわ感じる強烈な恐怖心。 このじわじわ小出しにされるさじ加減が絶妙すぎて、思わず唸った。 長編なのに中だるみもなくスピード感もいい。 後半の血みどろの惨劇はちょっと疲れるけどね。
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あまりにも悲しい、作者は何を問いたかったのだろうか、疑問だらけの作品である。 上巻はドキドキ感があったが、下巻で全てを壊してしまったようである。 ちなみに上巻もストーリーに?があったが、下巻は?だらけである。 ちなみにこの高校はどれだけ僻地にあるの?
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上巻は面白かったけど下巻はいまいち。 ただ生徒を殺すだけでエンターテイメント性なし。 やはり黒い家は超えられない?
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