悪の教典(下) の商品レビュー
どうにもこういった類は毒が強くて、途中でやめようかなと思ったが、それでも完全な流し読みで何とかあらすじだけはわかったかなという感じです。好みの問題なのでしょうが、読み終わると疲れます。
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2011年版このミステリーがすごい!1位、週刊文春ミステリーベスト1位。2011年本屋大賞7位。数々ランク入りだけど、これはミステリーとは言わないんじゃ。上巻の方が断然面白かった。蓮見の目的というか、過去や本性が出てくるのがゾクゾクする。下巻はほとんどバトルロワイヤル状態。読んだことないけど。アナザーも覚えてないけど、こんな感じだったような。でも学校での大量殺人といったら、もうバトルロワイヤルといわれちゃうんだから、先にやったもん勝ちだよね。まぁ厳密には違うけど。蓮見の悪さを直感で見抜ける人がいるということが驚きだ。ほんとなぜこんな人が生まれるのか。恐ろしい。こんなに純真に人を信じていいのか。しかし、教え子をやっちゃう教師って多いんだろうな。
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カタルシスが欲しかった。 蓮実のやりたい放題でちょっと… 各キャラクターの書き込みがもっとあったらまた違った読み口だっただろうな。
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■感想 高校の若い人気のある英語教師が、サイコキラーな話。 クラスの子もキャラ立ってて、すごい面白い。 とりあえず、ハスミン(英語教師)が好き放題やる話。 前半戦、ハスミンの酒池肉林。 後半戦、ハスミンのバトルロワイヤル。 最後の終わり方が不気味。 描写がエロい。「あれ? 何小...
■感想 高校の若い人気のある英語教師が、サイコキラーな話。 クラスの子もキャラ立ってて、すごい面白い。 とりあえず、ハスミン(英語教師)が好き放題やる話。 前半戦、ハスミンの酒池肉林。 後半戦、ハスミンのバトルロワイヤル。 最後の終わり方が不気味。 描写がエロい。「あれ? 何小説だっけ?」ってなる。 映画化してほしいなー。
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貴志祐介の作品は終盤一気に怖くなるのが多いんだけど、この作品は、序盤から善の裏に見え隠れする悪がじわじわきて、ドキドキする。
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これって、ミステリーなのかな。 特に下巻は生徒が延々殺されるさまを描いていて、ジャンルて言うならサイキックホラーってとこ? 主人公も、都合が悪ければ殺せばいいという感じで妙に考え方が幼く(そこが異常なのかもしれないけど)、あまり魅力を感じなかった。 この分厚さでコレ??? 「...
これって、ミステリーなのかな。 特に下巻は生徒が延々殺されるさまを描いていて、ジャンルて言うならサイキックホラーってとこ? 主人公も、都合が悪ければ殺せばいいという感じで妙に考え方が幼く(そこが異常なのかもしれないけど)、あまり魅力を感じなかった。 この分厚さでコレ??? 「このミス」1位の肩書に期待しすぎました…
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上下巻でかなり厚い本なのでビビッたけど、案外サクサク読めました。 ホラーっていうか、かなりの闇を抱えた主人公ハスミンが怖い。 コイツを野放しにしたらヤバイだろう。 学校を舞台にした 一見さわやか教師 の蓮実凶悪連続殺人。 実の親の殺害を切欠に『共感性』が無い故の犯行。 完全犯罪をモットーとしている。 華麗なる経歴を持ちながら、その実 化け物 である。 ただ、喜怒哀楽はある。 邪魔だから消す って発想はガキだなぁって思ったり。 第9章からの時間を追っての事件の進み方がいいカンジ。 完全に壊れた(?)ハスミンがクラス全員を皆殺しに掛かる。 約4時間で、三人を除いてほぼ殺害。一人は屋上から落とされるも、奇跡的に助かった。 久米教諭に罪を着せるが、lastで逮捕されるハスミン。 が。 彼は逮捕と同時に『憑かれている』事を演じ始める・・・ 下巻は息をもつかせぬ怒濤の展開にのめり込む。 凄いよ、コレ。
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現実離れした内容だけど、最高に面白かった。主人公は、高校教師の蓮実聖司でハスミンと生徒から人気あり。だが実は。。。。
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ひとつのミスから、殺戮に至るまでの主人公の心理描写が薄い気がした。それまで細かに書かれていただけに、そこが惜しい・・・と言ってもキ●●●の心理であるから、誰にも理解できない世界にあったのかもしれないが。明晰な頭脳の持ち主であるはずなのに、全てが発覚する直前のふてぶてしさと発覚後の開き直りは、普通の犯罪者に成り下がってしまっているのも不満。悪いことばかり書いてしまったが、ホラーとして十分楽しめた。どこで生存者が息を潜めていたのか、そして意外な生存者。ミステリーとして読むならばその辺りを評価すべきか。挙げていくと不満は多かったが、それ以上に圧倒される分量とそれを感じさせないテンポのよさはお見事だった。
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