悪の教典(下) の商品レビュー

貴志祐介【著】

2011/12/13

上巻の方が面白かったよう…それでいいのか貴志祐介。

ただ、最後はすっかり頭の片隅に追いやっていた伏線を回収された。
あれは気持ちよかった。

でも、もっとスマートでもっともっと後味の悪い幕切れが良かったなあ…表題に相応しいような。

2011/12/17

レビューはこちらから。
http://mutsukisetsura.blog137.fc2.com/blog-entry-103.html

2011/12/07

後半、かなりドキドキしながら読みました。これ映像でみたらきっと凄いと思う。かなりグロくなりそう。蓮見のアメリカでの事件と、都立高校での事件も機会があればアナザストーリーで読んでみたい。

2011/12/07

どんどん学校を蹂躙していく様子が怖いです。
でも今まで完璧だと思われた事件に少しずつほころびが出てくる辺りは、やはり悪事は完璧には隠せないものかと思いました。
自分を被害者に見せるためには自分に傷をつけることすら厭わないところが、やはり異常なんでしょうね。
カウントしながら校舎内を殺して回る描写は背筋が寒くなりました。既視感はありますが、面白かったと思います。

2011/12/04

読む前に若干引いてしまうほど分厚い上・下巻でしたが、一回も読み疲れを感じることなく読了。
ホラー系の内容も絶妙な文体のおかげで気持ち悪い想いをすることはありませんでした。

2011/12/04

おもしろいんですよ。一気にも読めるんですよ。
でも、なんかちょっと苦しいですよね。

救いのない描写（最後の高校生の発言はよかったけど）、今までがすごく計画的なのに妙に突発的な行動、前半のキーマンの後半での扱い。

面白いだけに残念だなー。

でも、一気に読めますし、エンターテイメント性は強いです。

2011/12/01

去年の「このミス」１位、図書館で予約して、借りれるまで１１カ月かかりました〜
親しみやすくイケメン、ユニークな授業で生徒から人気のある先生が、共感機能の欠けたサイコパスだったΣ(☉ω☉ノ)ﾉ

自分の欲望の限りを尽くし、目障りな人はとことん排除し、狡猾にバレずに優等生の顔で生き続ける…

下巻はとにかく殺戮、殺戮で、キーパーソンも次々殺されちゃうし、読後
感はかなり悪いです(+_+)

バトルロワイヤルの世界でした…

2011/11/28

主人公がもっと完璧で重たい奴かと思いきや、案外チャラくて拍子抜けです。その分軽い感じで読めました。
バトロワを思い出したのはみんなが呆気なく死んでいくからかな。
娯楽作品としては面白かったです。

2011/12/19

後味最悪～～！！（苦笑）
ここまでやるんだ…？＾＾；
いやもう純粋悪の追及に余念がないにもほどがある。
完全にフラットな立場で淡々とハスミンを描写し続けたことも怖さを募らせる要因ですね。
ただ、上巻のハスミンの方がスマートに外道だったかな。
下巻のハスミンのデタラメ加減は故意にそう描かれたのかもしれないんだけど、スマートさが足りなくて、こんな穴だらけのアホに次々とやられていくのが歯がゆかった。
生徒たち一人ひとりの扱いも酷いわー。
私はどうしても親の立場がちらついてしまうので、この殺戮劇場を心から愉しめなかったです。

ダークゾーンでも出てきた「イナヨー」はこの世界でもボナンザ＾＾♪

私としては、その後の猫祟りが気になります＾＾
どうせマッドならこの人の方がステキ☆
他の作品にも出てくるかな。。。

2011/11/20

かなりのページ数ですが、スピード感を持って一気に読めました。
飽きることなく読ませるので、その点は良かったかな。
ただ、期待していたほどの内容の重量感は無かったです。

『悪の教典』というタイトルは
蓮実という天才が自分の思う通りの帝国(学校)を築く、
ということなんだろうけど、
天才と煽る割に前職でも前の学校でもミスしている。
文中に、優れた人間はどんな状況も回避できる、というようなことが
書いてあったように思うが、結局、本当の意味での回避ではないし、
私には単なる逃げとしか思えない。
それって本当の天才？本当の意味での賢い人間？

「教典」という言葉を使うには、ちょっとちんけな天才だったかなぁwww