悪の教典(下) の商品レビュー

貴志祐介【著】

2011/10/17

うーん、何だか昔の貴志祐介の作品と比べると物足りない。読みやすくて楽しめるのは確かだけどそれだけといった感じ。暇つぶしにはとても良いとは想う。しかし、お得意のサイコホラーなんだけどそんなに怖くない。カラスも含めて登場人物たちの描写が足りないんじゃないかなぁ。何か訴えるようなものも何も無いし。サイコな主人公が意外と行き当たりばったり的なことが多くて、これじゃすぐ捕まるよ、って思えて仕方ないし。貴志祐介もそろそろ惰性で書いているのかな。下巻なんて、学園サバイバルが延々続くだけ。映画化でも狙っているのか？

2011/10/17

蓮見の狂気が濁流の如く決壊し、一気に引き込まれてしまいました。免疫の無い方にはオススメできません(⌒-⌒; )

2011/10/12

下巻は、上巻に比べて動きが大きかったため、一気読み。
とても引き込まれた。
ハスミン怖い！

頑張って知恵を絞る子供たちに、圧巻。
ただ、ハスミンにはもっと圧巻。
何回か、バトルロ・ワイヤルを思い出した。

2011/10/08

ハラハラハラハラハラハラ…

人をモノのように扱って、殺人をゲームのようにこなす…当然だけど、犯人が主人公的な書き方をされていようと、全く理解出来ない

このラストは、多少は救いがあると言って良いのだろうか…。

2011/10/03

下巻が、ようやく私の番に廻ってきました。
上巻を読んでから、ほぼ1ヶ月のインターバルだった。

ほとんど上巻の内容を忘れていたけど、大丈夫だった。

下巻も、モノの3時間ぐらいでさらっと読めました。
うん。おもしろい。けど、それ以上でもそれ以下でも。
というのが、正直な感想かな。
あえて言わせてもらえば！
世間で評価されている程、そんなに面白いかあ！？です。（苦笑）

主人公の蓮見先生。下巻で完璧に壊れました。
思考能力ゼロ。停止です。
見方によっては、とっても冷静に殺戮を行っているようですが
いや、ヘタな妄想に取り憑かれてしまった快楽殺人者と
何ら変わらないと思います。

貴志祐介氏の作品は「新世界より」「黒い家」「天使の囀り」しか
読んでいないけど。
主人公のサイコ度は「黒い家」の菰田幸子の方が断然素晴らしい！

やはり、本屋さんのコメントや批評家のコメントなどに
惑わされる事無く、図書館で借りて読んで正解でした。
購入してまで読む本では無かったという事で。すみません。

「新世界より」「黒い家」はホントに好きなんだけど。

2011/10/01

　人死にすぎ、殺しすぎ・・・先生がすごいしょぼい理由でクラスの全員を殺します。上巻はまだ頭脳を使ってたからよかったんだけどなあ。下巻はバトルロワイヤルになってしまった。
　まあ、でも、クラスの中に何人か頭の切れる子がいて、その子たちがいかに殺されないように立ち回るかを見るのは面白かった。「ただ最善を尽くすだけではだめなんだ。どんなことをしても生き残らなければならない。目を開き、耳を澄ませろ。どんな些細なことも、見逃してはいけない。」あの極限の状況でこう悟った片桐怜花はかっこよかった。極限の状況を行く抜くために必要なことは，力の強さじゃない。頭のよさはある程度必要だけど、それ以上に必要なことは、絶対にあきらめない、精神力の強さだ。

2012/02/06

上巻から読みやすさは続くけど

後半の急ぎ足感が若干否めない

ハスミンはただのイケメン

俺的に堺雅人

2011/09/30

上巻に続けてさくさく読めました。
読みやすいのも良かったし、はらはらはしたし、面白かったけど…「サイコ」っぽさというのかな。面白いだけに、もっと怖さが欲しかったです。お話はきちんと描かれていて、それゆえすんなり読めてしまう。
ハスミンの、頭の良さとか思考の異常さとか…読者が思いつかないような怖いシーンが欲しかった。これではハスミンが怖いとは思わず、許せない犯人であるだけ、というか…。

どんどん先が気になったし、あとどう幕を引くのかなと思ってたけど終わり方は好きでした。これ自体は借りて1回読めば充分という感じだったけど、この方の他の作品は読んでみたいな。

2011/09/28

本当に、怖かったー。
私だったら何処に隠れるかな？
ただ、どっから
来るか分からない恐怖感とかは、黒い家の方が凄かったかな。
まぁ、あっちはもう一対一だもんな。
バトルロワイヤルを思い出した…
バトルロワイヤルほど生徒目線じゃないので、一人一人の無念さは感じなかったけど。
下巻のハスミンはなんか雑だった。
箍が外れてきてたのかな。
最後のもやっと感はやるせなかった。。。

2011/09/26

蓮見の悪事の炸裂っぷりが、ちょっとハジけすぎていて、現実感が全然なくなってしまったのが残念。でもシリーズ化かな？