悪の教典(下) の商品レビュー
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後味最悪~~!!(苦笑) ここまでやるんだ…?^^; いやもう純粋悪の追及に余念がないにもほどがある。 完全にフラットな立場で淡々とハスミンを描写し続けたことも怖さを募らせる要因ですね。 ただ、上巻のハスミンの方がスマートに外道だったかな。 下巻のハスミンのデタラメ加減は故意にそう描かれたのかもしれないんだけど、スマートさが足りなくて、こんな穴だらけのアホに次々とやられていくのが歯がゆかった。 生徒たち一人ひとりの扱いも酷いわー。 私はどうしても親の立場がちらついてしまうので、この殺戮劇場を心から愉しめなかったです。 ダークゾーンでも出てきた「イナヨー」はこの世界でもボナンザ^^♪ 私としては、その後の猫祟りが気になります^^ どうせマッドならこの人の方がステキ☆ 他の作品にも出てくるかな。。。
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かなりのページ数ですが、スピード感を持って一気に読めました。 飽きることなく読ませるので、その点は良かったかな。 ただ、期待していたほどの内容の重量感は無かったです。 『悪の教典』というタイトルは 蓮実という天才が自分の思う通りの帝国(学校)を築く、 ということなんだろうけど、 天才と煽る割に前職でも前の学校でもミスしている。 文中に、優れた人間はどんな状況も回避できる、というようなことが 書いてあったように思うが、結局、本当の意味での回避ではないし、 私には単なる逃げとしか思えない。 それって本当の天才?本当の意味での賢い人間? 「教典」という言葉を使うには、ちょっとちんけな天才だったかなぁwww
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上を読み終わってすぐに下を借りた。めっちゃ怖くておもしろい。生徒1人の殺害を隠す為、クラス全員を皆殺しにしようって思想どうよ? 後半はバトロワみたいだった。生徒が次々に殺されて。 ラストで生き残った生徒が2人蓮実が犯人だと告げるも物的証拠が無い為蓮実に相手にされず絶望する。けど!AEDに録音された蓮実の声が証拠となって、蓮実が犯人だということが判明する。よっしゃ!!ざまーみろ!!とおもったのもつかの間・・・・。「生徒たちは悪魔に取り付かれていました。僕は悪魔から生徒たちを救う為に・・・」といきなり精神異常者を装う蓮実。くそっ。すっきりしないなぁ。しかし頭いいなコイツ。最悪の犯罪者だ。
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非常に後味が悪い・・・ 下巻はひたすら生徒が殺されていく。 ページをめくる手は止まらないのは、恐いものみたさなんだろうか。
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この量なのにめちゃめちゃ読みやすくてすぐ読めた。上巻の方が面白い。下巻はバトルロワイヤルでしかない。それまで論理的で完璧な計画を立ててた聖司があそこまでずさんな大量殺人を行うっていうのはよくわかんないなー。下巻は全体的に非現実的。あと何よりこのミス1位っていうのが疑問。これミステ...
この量なのにめちゃめちゃ読みやすくてすぐ読めた。上巻の方が面白い。下巻はバトルロワイヤルでしかない。それまで論理的で完璧な計画を立ててた聖司があそこまでずさんな大量殺人を行うっていうのはよくわかんないなー。下巻は全体的に非現実的。あと何よりこのミス1位っていうのが疑問。これミステリーか?笑 ミステリーの定義に悩みます。
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自分が思ったとおりにストーリーが展開していくからサクサク読めたけれど、ドキドキ感は半減した。結局ハスミンの目を欺いただけで、誰も止めることは出来なかったのね
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上巻よりはだらけました。 大量殺人に辟易しました。 みんな殺して自分も被害者面してそれでおわりかとおもいきや 生徒のある行動で 殺人者が暴かれるとこはよかったかな。
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高いIQ持つ冷酷な高校教師蓮見聖司。文化祭の準備をするために夜に登校した生徒たちに、容赦なく蓮見教師が襲いかかる。残虐きまわりない殺人はまさに悪魔の仕業で、サイコパスそのもの。どうしてここまで残酷になれるのか。精神を病んでいるとしか思えない行為だ。やっと生き残った生徒たちも、いつ...
高いIQ持つ冷酷な高校教師蓮見聖司。文化祭の準備をするために夜に登校した生徒たちに、容赦なく蓮見教師が襲いかかる。残虐きまわりない殺人はまさに悪魔の仕業で、サイコパスそのもの。どうしてここまで残酷になれるのか。精神を病んでいるとしか思えない行為だ。やっと生き残った生徒たちも、いつかアイツが復讐に来るとおびえるのも、無理はない。閉鎖された学校を舞台に、雄弁な嘘と芝居で皆の眼を欺き続ける蓮見先生。こんな先生いるわけないと思うが、人の心の隅には必ず誰もが非情な殺意を持っているものなのかもしれない。 「教師なのになぜ?」という気持ちに、ぐいぐいと結末まで引っ張っられて読んでしまう恐ろしい小説だ。
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勢いで一気に読まされた。普通は犯人(悪役)には感情移入どころか嫌な感情しか持たないのに、同情の欠片も書ける余地のなさそうな蓮見に惹かれてしまった・・ さすがにラストの残忍さには引き気味だったけど。でもあの子たちが残らなければこれほどの事が起こっても蓮見は被害者でいられたのかと思う...
勢いで一気に読まされた。普通は犯人(悪役)には感情移入どころか嫌な感情しか持たないのに、同情の欠片も書ける余地のなさそうな蓮見に惹かれてしまった・・ さすがにラストの残忍さには引き気味だったけど。でもあの子たちが残らなければこれほどの事が起こっても蓮見は被害者でいられたのかと思うとぞっとする。 次に読む本はすっきりしたのが読みたい・・
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上巻での彼の犯罪は緻密に計算された完全犯罪とも言えるものだったのに対して、下巻では些細なミスから連鎖的に大量殺人へと展開していきます。スピード感とマンガ的な面白さは味わえますが、ちょっと現実離れしすぎという印象も受けました。上巻がサイコホラーで下巻はスプラッター映画のような違いで...
上巻での彼の犯罪は緻密に計算された完全犯罪とも言えるものだったのに対して、下巻では些細なミスから連鎖的に大量殺人へと展開していきます。スピード感とマンガ的な面白さは味わえますが、ちょっと現実離れしすぎという印象も受けました。上巻がサイコホラーで下巻はスプラッター映画のような違いでしょうか。兎にも角にも娯楽大作です。
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