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正義のミカタ の商品レビュー

3.7

136件のお客様レビュー

  1. 5つ

    21

  2. 4つ

    55

  3. 3つ

    41

  4. 2つ

    9

  5. 1つ

    1

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2014/01/07

2014-3 正義とは何?それを考えさせられる。 んだろうけど、後味がすっきりしない。 中途半端な終わり方。

Posted byブクログ

2013/12/31

「正義」と言葉にするのは簡単だ。 だけど、それを盾にして戦うのは難しい。 世の中にはたくさんの不公平がある。 でも、それでも、その不公平を受け入れて生きようと思えば生きられる。 しかし、その一方で、何一つ物事に真剣に向き合ってこなくても、努力をしなくても、遥かに楽に生き続けて...

「正義」と言葉にするのは簡単だ。 だけど、それを盾にして戦うのは難しい。 世の中にはたくさんの不公平がある。 でも、それでも、その不公平を受け入れて生きようと思えば生きられる。 しかし、その一方で、何一つ物事に真剣に向き合ってこなくても、努力をしなくても、遥かに楽に生き続けている人もいる。 だけど、「不公平だ!」世界の理不尽さを、その言葉に乗せて、正義を語ることは、果たして正しいことなのだろうか? もちろん、正しい、正しくないで終わっていい話ではない。 しかし、虐げられた者が正義を盾に戦い続けることは、自分達の心とも向き合い続けなければいけないということだと思う。 どんなにひどい目に遭ったと訴えても、聞き入れることのない人だっている。そのとき、自分は憎しみや、悔しさや、痛みを、相手にぶつけずにいられるだろうか? 誰かの想いが時に、正義と同じくらいの強さを持つ時だってあると思う。 傷つき、疲れ果て、逃げ出したくなった時、親身に話を聞いてくれたり、面白おかしいことをして、笑わせてくれたり・・・。 そんな、誰かの優しい思いで、人は救われるんじゃないかと思った小説でした。

Posted byブクログ

2013/12/11

いじめられっ子の主人公が自分自身も気付いてなかった意外な特技を見出され謎の部に入部するっていう少年マンガのような設定で楽しめました。でも最後の方の亮太にはイライラしました。あの人だけ最終的に悪者で惨めな人のような感じに書かれてる気がしたので気の毒に感じました。なので最後の方はスッ...

いじめられっ子の主人公が自分自身も気付いてなかった意外な特技を見出され謎の部に入部するっていう少年マンガのような設定で楽しめました。でも最後の方の亮太にはイライラしました。あの人だけ最終的に悪者で惨めな人のような感じに書かれてる気がしたので気の毒に感じました。なので最後の方はスッキリはしませんでした。

Posted byブクログ

2013/10/22

「俺なら、会ったときだけ500円でいいよ、雇わない?」 三流大学、イジメられっ子、負け組の主人公が入った「正義の味方研究部」そこは…。主人公が自分で考え決断する姿に、清々しさを感じる作品!! 宮崎大学:まろ

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2013/10/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

凄い。 この本は凄かった。 中学そして高校を、ずっとイジメラレっ子として過ごしてきた蓮見亮太。 そこから抜け出したくて、自分の高校からは絶対に誰も来ないであろう大学へ。しかしそこにはいじめの主犯畠田の姿が。大学でもいじめられるのかと嘆く亮太を救ったのが高校ボクシングチャンピオンだったというトモイチ。そして、トモイチに連れられて「正義の味方研究会」へ。そこで、元いじめられっ子のプライドに賭けて亮太は事件に関わっていく。 と、痛快なあらすじ。実際、途中までは痛快で胸がスッとする場面が多い(反面いじめの描写はつらいものがありましたが)。 そのままで終わっても「面白かった!☆5つ!」って感想になってたはず。 でも、それだけでは終わらなかった。 「正義」ってなんだろう? どうすれば弱い人の味方になれる? 悪をバタバタ倒すだけでいいの? 自分にできることってなんだろう? と。 前半の痛快さ(弱い主人公が強い味方を得て強くなっていく過程)よりも後半の、それではダメだとさらに変わっていく過程。 その後半にこそ私は胸をうたれました。 ”強く” よりも ”優しく” あることの方が大事なんだと痛感しました。 優しさに勝てるものはない。って思えました。 途中何度か、「うぅ~~」って机に突っ伏しました。主人公が優しすぎて。 "強くなければ生きて行けない。優しくなれなければ生きている資格がない” フィリップマーロウみたいにカッコよくはないですが、このセリフが頭に浮かびました。 そして読了後、タイトルの意味が分かりました。 「味方」ではなくて「ミカタ」であることの。 この本はほんとに凄いです。

Posted byブクログ

2013/07/30

題名が上手いと思いました。前半は“正義の味方”後半は“正義の見方”についての話。舌触りの良い前半に対し、後半はなかなか考えさせられる内容で唸らされました。正義って、なんぞや。

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2013/07/22

「正義の味方研究部」がやりすぎで、ちょっとついていけなかった。 小説だけど、ありえなさが鼻につきすぎてなんだかな~って感じでした。

Posted byブクログ

2013/07/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

はっきり言って失敗作だろう。 すべてがきちんと解決して終わる物語ではないことはわかっている。風呂敷を敢えて畳まない手法を取り入れたのだろうけど、畳むべきところを畳まず、作品の全体的な印象さえも変わってしまうほどの「投げっぱなし」をされては、失敗作としか言い様がない。 中盤まではピカピカの青春小説として進んでいき、終盤からは主人公が「自分らしさ」「自分なりの正義」を考えていくことで話がやや難しくなってくる。その際に、「正義の味方研究部」の部長と話をするシーンがある。そこで二人は決定的に対立をする。部長が誰よりも重く「正義」を考え、部長として君臨していることが(序盤でも書かれてはいたが、ここで「ウラを取る」ように)明確になる。しかし、ラストシーンでは「困ったことがあれば、正義の味方研究部に」と主人公は読者に言っている。これは完全なエラーだろう。部長以外の部員とは気持ちを分かち合えているものの、部長とは対立してからなにもフォローがないままの状態、しかもその対立のしかたが部の存続に関わるようなものだったというのに、それでも部を勧めるのはどうも解せない。そして物語が終わってもいまいちスッキリとはしない。どうしても「あの部長で大丈夫なの?」となにか引きずってしまうものがある。 このほかは後腐れがなく、スッキリとしていただけに、部長との一件が因縁にも思え、読後感が悪く、それはこの作品にとっては失敗だったと思う。 「自分らしさ」を考えそれに向かって歩み始めたラストならば、後味の悪い読後感というのは必要のないものだし、ただただ「やっちまったなあ」という印象。

Posted byブクログ

2013/07/10

思っていた以上に難しい話に展開。 みんなそれぞれ抱えるものがあって、世の中は複雑すぎてとても太刀打ちできそうになくて、でも諦めながら生きるには人生は長すぎて、 そんな中で”自分らしく”って何だ⁉

Posted byブクログ

2013/07/04

本多孝好さんの作品はほんと好きなのばっかりだ。 大学入学とともに生活がガラッと変わる主人公、友達、先輩、異性…青春だなー それだけじゃないところが、読んでて引き込まれるんだけども。 あと登場人物をあまり細かく説明してないのにそれぞれの人物がイメージできる感じだった。 読んで良か...

本多孝好さんの作品はほんと好きなのばっかりだ。 大学入学とともに生活がガラッと変わる主人公、友達、先輩、異性…青春だなー それだけじゃないところが、読んでて引き込まれるんだけども。 あと登場人物をあまり細かく説明してないのにそれぞれの人物がイメージできる感じだった。 読んで良かったと思う(´ ` )

Posted byブクログ