正義のミカタ の商品レビュー
最後残念だった。でもそのくらい、やっぱりいじめって忘れられない、癒せない傷をつけてしまうんだ。悲しい。 だいたい、誰が何と言おうといじめる奴が悪い。やだやだ。子供たち子孫がいじめに合わないことを祈るのみ。
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聞いたことが有るようなタイトルで、ドラマか何かになったんだっけ?と買ってきた作品。全く知らない話だった。というか、1冊前の宮部みゆきから、2作連続で主人公が「蓮見」ってどうなのよ。 学力底辺の高校でいじめられ、名もない大学に進学した蓮見亮太。そこで出会ったのは、ボクシングでイン...
聞いたことが有るようなタイトルで、ドラマか何かになったんだっけ?と買ってきた作品。全く知らない話だった。というか、1冊前の宮部みゆきから、2作連続で主人公が「蓮見」ってどうなのよ。 学力底辺の高校でいじめられ、名もない大学に進学した蓮見亮太。そこで出会ったのは、ボクシングでインターハイに出たという友一(トモイチ)であった。そして、トモイチに連れられて入部した部の名前は「正義の味方研究会」…。 奥さんに「知ってる?」と聞いたら「ドラマでやってたやつ。弁護士の」と言われたが、大学生やん(相変わらずあらすじを読まない)。 正直なところ、なにの描写が苦手かというと、いじめというかカツアゲを食らったり、逃げられずに金を巻き上げられたりする話が苦手である。で、のっけからそんな話だったのだが、数ページであっさり終わる。 この本のポイントは「あっさり終わる」である。 全体に、大きめのエピソードが5~6ほど有るのだが、あまりにもあっさり終わってしまって、あれれ?となってしまうのだ。 また、「いじめられっ子だが、実は隠している才能がある」というパターンもいただけない。もう少し普通の主人公のほうが良かったのでは? 上記2つが、「サイキンのワカモノ」向けの小説の傾向なのであろう。本読みとしては、もっといがキリキリするような嫌な描写を続けてほしいし、そこから逃げるためにもがいてほしいし、その状況を普通の生活では隠し通してほしい。 全体に意外性もなく、厚みも気にせず安心して全部読めてしまうので、読みやすいとは思うが、暇つぶし程度かな。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
筋金入りのいじめられっ子の亮太が、大学入学を期に心機一転…とまではいかず、目立たずひっそりと行きようとした矢先、苛めの主犯格と再会したり、友達ができたり、正義の味方研究会に入ったり。 途中まではとても面白かった。亮太は淡々としつつ純粋で応援したくなったし、研究会の仲間達も皆何だかんだでレベルが高く、格好いい。研究会ができた経緯も熱い。しかし、間先輩と絡みだしたあたりから、何だか亮太の思考が理解できなくなってしまい、退部の下りも結局なんなのかっていう。まぁ、結局のところ、亮太の正義に自分が共感出来なかったということか。もちろん人によって正義は違うけど、社会的な正義がなければ社会は回っていかず、でもそれが誰にとっても正義と言うわけではなく、だから正義のミカタはある意味孤独で…ってよくわからなくなってしまった。 とりあえず、結論としては面白い本でした。
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なぜ季節は春から始まるのか。その答えを僕は今年の春に見つけた。 (蓮見亮太) 正義とは何かと考えさせられる。
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子供に読ませたいと思いました。 いじめられても、助けてくれる、正義の味方がいたらいいのに。そして、自分も人を助けられる人になれたらいいのに。 本当の正義の味方は、なんなんだろう。
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高校まで酷いいじめにあってきた亮太は、過去の知り合いがいない大学に入学し、希望に胸を膨らませていた。しかし、亮太を苦しめ続けていた同級生・畠田にまさかの再会。早速暴力をふるわれ、金をたかられる亮太だが、偶然通りかかった男子学生に救われる。 それをきっかけに初めての友人となったトモ...
高校まで酷いいじめにあってきた亮太は、過去の知り合いがいない大学に入学し、希望に胸を膨らませていた。しかし、亮太を苦しめ続けていた同級生・畠田にまさかの再会。早速暴力をふるわれ、金をたかられる亮太だが、偶然通りかかった男子学生に救われる。 それをきっかけに初めての友人となったトモイチに連れられていったサークルは、学生同士のトラブルを解決する「正義の味方研究部」だった。 自分を受け入れてくれる頼れる友人、優しい先輩、可愛いクラスメイトと、学生生活を楽しむ亮太だが、あるイベントサークルの実態を探るべく、そのサークルに参加した亮太は… うーん、亮太の成長物語ではある。単純な勧善懲悪に終わってもいない。 けれどスッキリしないのは何故? たぶん、「正義の味方研究部」の介入の仕方が、私には初めから引っかかってしまったから。悪事の証拠を念書にして保管して、それって脅迫?強請り?と思ってしまい、本当にこの一員になって嬉しいか?とモヤモヤしてたから。 亮太とトモイチの友情は良かった。ラストに、和解や勝利があったのは良かった。 でも、全体にぼんやりして、余分な要素が多く、散らかった印象だった。
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いじめられっ子だった僕が大学に入って心機一転と思ったら、いじめっ子が同じ大学に。しかし、トモイチに助けられ何故か「正義の味方研究部」に入部。僕はどんどん変わっていき楽しい毎日に。僕・亮太、本当に良かったなあと思って読んでいったが、僕って何者なのだろうと立ち止まる亮太。そこが亮太の...
いじめられっ子だった僕が大学に入って心機一転と思ったら、いじめっ子が同じ大学に。しかし、トモイチに助けられ何故か「正義の味方研究部」に入部。僕はどんどん変わっていき楽しい毎日に。僕・亮太、本当に良かったなあと思って読んでいったが、僕って何者なのだろうと立ち止まる亮太。そこが亮太のいいところ。かっこ悪いけどカッコいい。
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秀逸なタイトルです。 前半は痛快な勧善懲悪もの、後半は一転して問いかけのような内容です。ですが、この不安定さが現在学生の私によく合っていました。良作だと思います。
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1日で一気読み。本書のような青臭くもあり、照れくさく恥ずかしくもある青春を描いた物語が人生には折々に必要。結末は予想外だが、それもまたよし。ちなみに偏差値の高い大学を卒業したから、会社での出世を約束されるているというのは迷信だと思う。自分がまさにその立場(笑)。
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最後はなんか尻切れトンボみたいな終わり方で、ちょっと消化不良だけど、それを除けばそこそこ面白い。 いじめられっ子だった主人公がどう変わっていくのか、でも、結局はあまり変われなかった、ということなんだろう。 少し、モヤモヤが残る。
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