ギヴァー の商品レビュー
不穏な世界に引き込まれた。コロナ禍で言われるがままにワクチンを打ち、外出自粛の生活と、少し通じるような。みんな、感情や色を(圧し殺しているのではなく)感じない。 それに甘んじていれば、何ごともなく過ぎていく。 それは幸せなのか・・考えさせられた。直前にゲイブリエルを連れたけれど、...
不穏な世界に引き込まれた。コロナ禍で言われるがままにワクチンを打ち、外出自粛の生活と、少し通じるような。みんな、感情や色を(圧し殺しているのではなく)感じない。 それに甘んじていれば、何ごともなく過ぎていく。 それは幸せなのか・・考えさせられた。直前にゲイブリエルを連れたけれど、 ジョナスは、ひとりで逃げようとしたのはなぜなんだろう? そして、最後の結末で著者は何を言おうとしているんだろう? うーん 読解力が足りない
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英語の授業の課題図書だったものの補助として日本語版を読んだ。理解を深めるため映画も観た。技術が発展していくことが必ずしも良いことなのかどうか考えさせられた。
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そこでは予期せぬことは何も起こらない。不便なこと、異常なことはいっさい発生しない。色彩のない、痛みのない、そして過去のない生活だ。 デストピア?ユートピア?
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以前ギヴァー記憶を継ぐものを読んでいたため、2度目の、再読にあたるのか。 しかし、新訳になっているため若干の変化があるように感じた。 徹底的に人類が管理された世界。全てを統一化、同化させ個人というものを一切排除した世界。 自分で選択をすることもなく、全ては管理される。 その中で...
以前ギヴァー記憶を継ぐものを読んでいたため、2度目の、再読にあたるのか。 しかし、新訳になっているため若干の変化があるように感じた。 徹底的に人類が管理された世界。全てを統一化、同化させ個人というものを一切排除した世界。 自分で選択をすることもなく、全ては管理される。 その中で唯一ギヴァーと呼ばれる者だけその範囲外にある。 自分で選択することは苦しみを伴う、不安も伴う。 この世界の中では唯一ギヴァーのみが現実の私達に近い存在か。しかし選択をし試行錯誤を繰り返して自分の幸せをそれぞれ掴みにいく。 普遍的な世界は普遍的な喜びしか得られない。個々があり、個性がありその中でそれぞれの葛藤があるから人生は彩られていくのではないか。
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自由がない世界、全てが同一化された世界、私が生きている世界とは違いすぎて今がいかに幸せか知ることができた。確かに記憶をなくし、自由を制限してしまえば戦争という概念も生まれず、幸せに暮らせるという意見もあるだろう。しかし、自由があることで人はその人らしく生きることにつながる。戦争は起きてはいけないが、起きてしまったことを忘れずに生きていくことで人が発展していくことにつながるのではないか。 この本を読んで忘れてしまうこわさを知った。 過ちを繰り返さないために記憶をなくすのではなく、対策を考えていく方が幸せになるのではないかと思う。 一方で知らないこわさも知った。この本の世界では害であるものを「解放」している。主人公は記憶を得て、事実を見ることで「解放」は殺人であることを知る。殺人をする人は殺人という概念がないため罪悪感も抱かない。私も知らないが故にのうのうと生きていることがあるのかもしれない。それは他の人を傷つけてしまっていることかもしれない。できるだけそのようにならないように、歴史を知り、ニュースを知り、他者の意見を知ることで私の中にはない情報を集めることが必要だと考えた。 映画化されている本で映画化されるほど価値のある本だった。制限された世界を知り、今生きている時に何も感じていないことが幸せであると考えることができた。
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映画と同様の終わり方で、同じように消化不良な感じがしたが コミュニティーの是非を考えるうえで 対比する対象が分かりやすかった。 4部作だったとは!!
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不思議な魅力に引き込まれてあっという間に読了。 気候制御、あらゆる差異を排除、不便なこと、色彩のない、痛みのない、過去のない生活、異常なことはいっさい発生しない管理された世界が幸せなんだろうか? コロナ禍の今読んだことで、国の推奨に従い、何も知らず、疑うこともない人生は、楽なよう...
不思議な魅力に引き込まれてあっという間に読了。 気候制御、あらゆる差異を排除、不便なこと、色彩のない、痛みのない、過去のない生活、異常なことはいっさい発生しない管理された世界が幸せなんだろうか? コロナ禍の今読んだことで、国の推奨に従い、何も知らず、疑うこともない人生は、楽なようで、恐ろしいことだと感じた。 純粋な心の残っている思春期の主人公が問い、考え、行動したことが正しかったのか分からずの結末にもやもやである。
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知らない、知らせない。 知識を与えない、考えることすらさせない。 正確には、認められたことのみを考えられるようにする。 徹底した管理。 今の私たちにとっては考えられない不自由のように思えても、その世界しか知らなければ何の不自由もない。 じゃあもしかしたら私たちも? 考えているよう...
知らない、知らせない。 知識を与えない、考えることすらさせない。 正確には、認められたことのみを考えられるようにする。 徹底した管理。 今の私たちにとっては考えられない不自由のように思えても、その世界しか知らなければ何の不自由もない。 じゃあもしかしたら私たちも? 考えているようで、知っているようで、何も知らず、ある枠の中でしか考えていないのかもしれない。
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★3は仮の評価です いやはや児童書です 当然のことながら図書館の児童書コーナーにありましたw これこそブクログやってなかったら絶対に手にとってなかった作品です 児童書コーナーなんか行かないもんw うーん児童書にしては難しくない? 示唆に富んだ描写がたくさんあって考えさせられま...
★3は仮の評価です いやはや児童書です 当然のことながら図書館の児童書コーナーにありましたw これこそブクログやってなかったら絶対に手にとってなかった作品です 児童書コーナーなんか行かないもんw うーん児童書にしては難しくない? 示唆に富んだ描写がたくさんあって考えさせられますが多くの謎を残したまま物語は終わりを迎えてしまいます でもこれシリーズを通して読み終わった時に「とんでもない傑作だった!」となりそうな感じが凄いあるんですよね 全てが繋がってパキーンって なので仮の評価です
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SL 2022.4.10-2022.4.11 あらゆることを管理されている世界。生まれることも、成長も、日々の過ごし方から感じ方まで。 なんと恐ろしい世界でしょう。
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