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ギヴァー の商品レビュー

4.1

62件のお客様レビュー

  1. 5つ

    21

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2022/03/17

読み始め、???となる。ハテナ?だらけのストーリーに普通嫌になるところが、どんどんハマっていってしまう。何か絵本のような見たことのない世界へ引き込まれてしまいました。 人は与えられた、苦痛の無い人生が幸せなんだろうか? 無駄のない人生が最高何だろうか? そうなると無駄な人間は排...

読み始め、???となる。ハテナ?だらけのストーリーに普通嫌になるところが、どんどんハマっていってしまう。何か絵本のような見たことのない世界へ引き込まれてしまいました。 人は与えられた、苦痛の無い人生が幸せなんだろうか? 無駄のない人生が最高何だろうか? そうなると無駄な人間は排除されてしまうのだろうか? それは飼われてるのと同じなんだろうと思う。 裏を知らずに表かはわからない。 ただ暖かい気持ちになる方向はわかる。気持ちいいではない。 それを信じて進みたいと思う。

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2021/11/15

読んでいて最初から感じる平べったい違和感。同化されたコミュニティで生きる人たち。そこは平坦に均一化された世界。不都合なものや規格外のものを排除して管理された世界。当事者たちも気づかないところで少しずつ想像力が欠如し、考えることをやめていった世界。その恐ろしさがじわじわと漂う。人間...

読んでいて最初から感じる平べったい違和感。同化されたコミュニティで生きる人たち。そこは平坦に均一化された世界。不都合なものや規格外のものを排除して管理された世界。当事者たちも気づかないところで少しずつ想像力が欠如し、考えることをやめていった世界。その恐ろしさがじわじわと漂う。人間は全能ではない。地球や自然の中に生きる一部。何でもできると思ったら大間違い。決定的に愚かな面が多々あることを認めましょう。多様だから、理解を超えたものがあるから、この世は生きがいがあるんじゃないのかなと。感じて考えて。自然に近い子どもの方が上手なのかもしれない。色や音楽などの芸術の尊さも思い知る。いやあおもしろかった。

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2021/04/14

なにか不思議な街の中で過ごす子どもたちの話。 どの話題を話してもネタバレになってしまうので説明は控えますが、「小説という媒体で良かった」と、心から惹かれる描写シーンがあります。 久々に文章を読んでびっくりしました。 そうか、そういうことだったのか。 気づいて、驚いて、その世界...

なにか不思議な街の中で過ごす子どもたちの話。 どの話題を話してもネタバレになってしまうので説明は控えますが、「小説という媒体で良かった」と、心から惹かれる描写シーンがあります。 久々に文章を読んでびっくりしました。 そうか、そういうことだったのか。 気づいて、驚いて、その世界観に恐怖を覚える作品です。 (発刊当初一部の国で販売禁止になっていたそうですね) 児童文学と、子供に限定するにはもったいない。 かといって映像化もしてほしくない。 珠玉の1冊です。

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2020/11/23

SF? 未来世界。人々は痛みのない世界で生きている。ギヴァーとレシーバーを除いては。 ジョナスの父のやっていること。ジョナスがそれを知ったこと。ギヴァーじゃなかったら味わうことのない痛み。管理された安全な世界。それがどんなに不気味で怖いことかなと。 最後、どんどん引き込まれて...

SF? 未来世界。人々は痛みのない世界で生きている。ギヴァーとレシーバーを除いては。 ジョナスの父のやっていること。ジョナスがそれを知ったこと。ギヴァーじゃなかったら味わうことのない痛み。管理された安全な世界。それがどんなに不気味で怖いことかなと。 最後、どんどん引き込まれていきました。 ジョナスとゲイブリエルの無事をねがう。

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2020/09/25

時は近未来―。飢餓も貧困もなく、全ての苦痛が排除され、平等世界の"コミュニティー"が確立されていた。過去の記憶を持たない住人たちは、指定服の着用と感情を抑制する投薬、そして職業までもが長老委員会に指定されていた。少年ジョナスは、血のつながりのない父と母、妹の4...

時は近未来―。飢餓も貧困もなく、全ての苦痛が排除され、平等世界の"コミュニティー"が確立されていた。過去の記憶を持たない住人たちは、指定服の着用と感情を抑制する投薬、そして職業までもが長老委員会に指定されていた。少年ジョナスは、血のつながりのない父と母、妹の4人で家

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2020/09/04

みんな違うから、 それぞれの人生に彩りやスパイスが生まれる。 感情と叡知がなければ、ぼんやりとした人生になる。 感受性豊かに、学ぶことを続けていくことで、より良い人生になっていくのだということを学んだ。

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2020/06/07

豊かで清潔な整えられた生活は人類が目指すところだろうが、それを突き詰め実現した先にあるものは何かについて考えさせられる。読むのは2度目だが、やっぱり終わり方がすっきりしない

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2020/03/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

人から勧められて。初めて読むSF。 世界観が理解できた半分あたりからストーリーが急展開してどんどん読めた。 個性に合わせて仕事を<任命>されるのは、一斉に就活が始まって自分は何がしたいか考えざるを得ない日本の大学生からするとかえって有難いかも? 性欲を薬で抑える、形式ばった言葉で謝罪をする、すべての部屋に鍵がかけられない、常に盗聴されている、規則を三回破った者と老人、そして双子の赤ん坊の片方は<解放>つまり、殺される。。しかし、コミュニティの住民は<解放>がどういうことか分からず、そして悲しみ等一切の感情を持たない。 肌の色による差別が原因で色もなくしてしまった、完全な管理社会。 今の中国のような管理社会がもっとエスカレートしたらこんな感じなのかなと思うとあながち空想でもないのかな、、。

Posted byブクログ

2020/03/08

「不自由と叫んでいる自由がここにある」 色も記憶も感情も失った近未来の世界の中で、人間は幸せに暮らせるのだろうか。いわゆる「納得解」というものを作り出す努力を諦めてしまうことを選んだ一つの世界の結末。 この世界は「よそ」なのか。それとも「ここ」なのか。

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2019/10/20

講談社の絶版「ザ・ギバー―記憶を伝える者」https://booklog.jp/item/1/4062616521の新訳第1巻です。 現代の読者が捉えやすい言葉で訳され、固有名詞も少々変えられています。 内容は同様、視覚や聴覚や感情を技術で抑制することで、極めて平等で機能的な社会...

講談社の絶版「ザ・ギバー―記憶を伝える者」https://booklog.jp/item/1/4062616521の新訳第1巻です。 現代の読者が捉えやすい言葉で訳され、固有名詞も少々変えられています。 内容は同様、視覚や聴覚や感情を技術で抑制することで、極めて平等で機能的な社会が実現されたディストピアの物語です。 講談社版とは違い、新評論版はギヴァーシリーズ全ての邦訳が出版されています。 当初は3部作だったのですが、現在4部作となっています。 2巻にも期待します。

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