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ソウル・コレクター の商品レビュー

4.1

80件のお客様レビュー

  1. 5つ

    24

  2. 4つ

    35

  3. 3つ

    16

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2014/05/24
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※このレビューにはネタバレを含みます

前作はどんでんしすぎて、疲れちゃったので丁度いいどんでんでした。やっぱり一流のエンタです。 犯人が何だかお馬鹿に感じるのはなんでだろ。 あれほど厳重に守られてるデーターをメモって持って帰れるなんて、酷い杜撰さ…… 膨大なごみの描写も凄い。 今回はいとこのアーサーの逸話が面白かった。ほろ苦くて。 確かにあんな風に裏切られたら会いたくないよね。でも最後には救いがあっていいと思う。.

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2011/04/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

googleを彷彿とさせる個人情報を集めまくっている企業のデータベースにアクセスし、その情報を元に被害者に接近する犯人。しかもあらかじめ罪をなすりつける人物を見つけておき、その人物に由来する物証を残し、自分に目が向かないようにするという狡猾さも持ち合わせている。 最近ちょいちょい出てくるジョージ・オーウェル的背景だが、実際に現代がそっちの方向に向かっているだけにちょっとリアルな恐怖感も持たされつつ、不気味な展開がおもしろい。 ただ捜査本部た向き合ったときの力の持ち方が無敵すぎたかな。そこまでできたら、捕まえられないだろとさえ思ったが、なし崩し的に犯人に迫ったところには無理やり感を感じた。 恒例のどんでん返しについては小さいものの、やはりうまい。そのときどきの目前に迫る脅威の中にうまく伏線を張るのでつい見逃してしまう。 ウォッチメイカーを地味に引っ張るくだりは別になくてもいいんじゃないかとも思った。変に継続感を出さなくてもそっちはそっちで期待してますから。 ■このミス2010海外5位

Posted byブクログ

2011/03/06

今回も手強い敵、終盤の疾走感は健在。敵が強すぎて強すぎて、正体については意外性もあって、リンカーン・ライムシリーズの中でも特に傑作。

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2011/02/16

リンカーン・ライムシリーズ。 ディーヴァーといえばどんでん返しに次ぐどんでん返しが魅力のひとつですが、今作では「あれ?そこはひっくり返らないの??」と物足りなさを感じてしまいました。 普通のミステリ小説としては面白いといえるレベルなのですが、このシリーズの中ではちょっと見劣り...

リンカーン・ライムシリーズ。 ディーヴァーといえばどんでん返しに次ぐどんでん返しが魅力のひとつですが、今作では「あれ?そこはひっくり返らないの??」と物足りなさを感じてしまいました。 普通のミステリ小説としては面白いといえるレベルなのですが、このシリーズの中ではちょっと見劣りするかと。

Posted byブクログ

2017/06/03

リンカーン・ライムシリーズの8作目。 ライムのいとこが殺人事件の容疑者として逮捕される。しかし本人は容疑を否認しており、証拠が揃い過ぎていることに違和感を覚えたライムは独自に捜査を開始する… 情報を支配して他人に罪をなすりつけるある意味で史上最悪とも言える今回の犯人に得意の科学捜...

リンカーン・ライムシリーズの8作目。 ライムのいとこが殺人事件の容疑者として逮捕される。しかし本人は容疑を否認しており、証拠が揃い過ぎていることに違和感を覚えたライムは独自に捜査を開始する… 情報を支配して他人に罪をなすりつけるある意味で史上最悪とも言える今回の犯人に得意の科学捜査で迫るライム達だが犯人の魔の手はライム達にも伸びてくる… 情報化社会の恐ろしさが垣間見える犯人の手口に現実にも起こり得ることだと背筋が凍るようでした。物語自体も犯人とライム達の壮絶な鍔ぜり合いは健在で、終盤には息を呑むサスペンスも含まれていて、最後はお得意のどんでん返しと今作も結末が全く読めませんでした。 ラストには心温まる一幕も用意されていて、盛り沢山の内容に大満足です。 アメリカでは既に最新作も刊行されているとのことなので、翻訳刊行が今から待ち遠しいです。

Posted byブクログ

2011/01/02

2011年1月2日読了。リンカーン・ライムシリーズ第8弾。個人情報を収集してそれを駆使し、自分の犯した罪を他人になすりつける犯人との対決。犯人の恐さやしつこさ、ドンデン返し度は薄め。にしても情報化社会の危うさには恐怖を感じる。

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2011/01/01

鑑識リンカーン・ライムのシリーズ。ライムチームの鋭さにもびっくりするけど、犯人の知識・技術にもハラハラ。今回は単独犯でしたが、これは手強いわー。これまでの「どんだけどんでん返しがあるの?」という感じではかった。ひたすら、犯人との頭脳戦。これはこれで読ませるわー。

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2010/12/19

個人情報を自在に操る犯人との戦いだけに、前作「ウォッチ・メイカー」以上に緊張感あふれる展開。リンカーンの青年時代の出来事もパズルの一つとして組み込まれ、緻密さと完成度の高さは毎度のことながら感嘆させられる。でも、本当に「すべてを知る男」は、この犯人ではない。もっと怖いことが現実に...

個人情報を自在に操る犯人との戦いだけに、前作「ウォッチ・メイカー」以上に緊張感あふれる展開。リンカーンの青年時代の出来事もパズルの一つとして組み込まれ、緻密さと完成度の高さは毎度のことながら感嘆させられる。でも、本当に「すべてを知る男」は、この犯人ではない。もっと怖いことが現実にあるのだと思わされるところが、この作家の上手いところ。やっぱりシリーズとして揃えるべきだね。

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2010/11/30

犯人がデータペンを自由に出入るでき、データを紙に書き写して持ち出したのは、わかるが、そもそもインナーサークルにどうやってアクセスしたのか、また会社に行かなければデータをしれないのなら、車中にいるアメリアが襲われるように仕組んだときなど、即座の行動を必要としているときは、無理なので...

犯人がデータペンを自由に出入るでき、データを紙に書き写して持ち出したのは、わかるが、そもそもインナーサークルにどうやってアクセスしたのか、また会社に行かなければデータをしれないのなら、車中にいるアメリアが襲われるように仕組んだときなど、即座の行動を必要としているときは、無理なのでは、と思う。 パムの恋人の話は、この小説にはまるで関係がないのだから、不必要。 イギリスの殺し屋の話は、おそらく次回作へひっぱるため必要なのだろう、と思うが、それでもわざわざ記述するほどの内容もないのではないか、と思う。 おそらくあらゆる個人情報を集める会社が設立され、その情報が書き換えられたらどうなるか、というアイディアからできあがった小説だろうが、情報が財産とされる社会で、その情報の管理をある一つの会社にゆだねることがあるのだろうか。 ディーバのこれからの作品で、この会社の存在をどう使っていくのか、興味がある。

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2010/11/13

リンカーン・ライムシリーズの第八弾。他の傑作群に比べると犯人との頭脳戦も、アクションも控えめ。個人情報の流出といった情報化社会の恐怖が重点的に描かれる。ツイスト度は少なめながらも、相変わらずの抜群のリーダビリティで最後まで一気に読ませる力はさすが。

Posted byブクログ