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午前零時のサンドリヨン の商品レビュー

3.4

142件のお客様レビュー

  1. 5つ

    14

  2. 4つ

    41

  3. 3つ

    52

  4. 2つ

    14

  5. 1つ

    2

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2012/04/09

私好みの作品。ではありました。 でも一話目で、私の苦手な話が出て、うぎゃってなりました。予想だにしてなかったのもあって。 演劇部が出てくるのはとても嬉しいんですけど。 タイトルがとっても可愛いと思います。

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2012/03/30
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よくできたミステリでした。とても、よくできていました。選評でも「上手い」「巧い」「巧み」という言葉が並んでいましたけど、まさに。 最後まで須川くんがどういう人物なのかイメージが沸かなかったのが残念。でも手品を魔法としてとっておきたい酉乃さんと、謎は解きたいミステリ好きの須川くんとの対比が面白かった。あと、最後の「あなたのためのワイルド・カード」で、それまでに出てきた登場人物の背景がつながったのがよかった。こういう仕掛けは好きです。

Posted byブクログ

2012/03/30
  • ネタバレ

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高校生の須川君が片思いしているのは、クラスメイトでマジシャンの酉乃初。 学園で起こる不思議な事件を彼女は鮮やかに解決していく・・・ ミステリーと学園生活描いた青春ミステリーです。 抜群のマジックテクニックがあるのに人間関係が苦手で心を閉ざしがちの初に恋する須川君を応援したくなりました! 文章はちょっと苦手な感じなのですが、二人の仲はどうなるのかが気になっちゃって…今後の展開に期待して★4つにしました!!

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2012/03/11

高校生の「僕」が同級生で夜はマジシャンとして人前に立つ酉乃初と共に身の回りで起こった事件を解決する連作短編集。 日常の謎ということで事件に派手さはないし、トリックは結構小粒。 どちらかというとミステリベースの青春モノな雰囲気。 ミステリとしては大して面白くないけれど、それ...

高校生の「僕」が同級生で夜はマジシャンとして人前に立つ酉乃初と共に身の回りで起こった事件を解決する連作短編集。 日常の謎ということで事件に派手さはないし、トリックは結構小粒。 どちらかというとミステリベースの青春モノな雰囲気。 ミステリとしては大して面白くないけれど、それ以外の人間関係的部分が濃い目だから総合的には悪くなかった。 マジックをわざとらしくなく絡めているのも楽しいし、うまいなと思う。 随所にマジック要素が入るものの、それ以外の展開はベタで登場人物もベタ。 構造も導入、謎、混乱、謎解きとパターン通りなものの地に足ついてる感じ。 ちょっとストレートすぎる主人公の恋愛モードは少し有川浩的な空気を感じだ。 あれほどべたべたでないのでいやではないけど。ラスト以外。 短編4作といってもそれぞれ登場人物や事件はリンクしており、1作目の主要人物が物語の鍵を握っているわけだが、それがどうも納得できなかった。 どうしても1作目のキャラと一致しない。 他にも主にキャラクタの面でちょっと飛んでるなと違和感を感じる部分があり。 ネットに落ちてた感想で、「新人としては文章がうますぎるせいでストーリーの薄さが目立つ」というのがあったけれど、確かに確かに。 この作品は第19回鮎川哲也賞受賞作ということで、巻末には最終候補作の選評が掲載されている。 選評にもあったがデビュー作ということだけれど確かにソツがない感じ。 時系列が前後するところなどで、説明不足で状況がこんがらがるところがあったものの、それ以外は読みにくい部分はない。 人の感想はレビューなどで簡単に読めるけれど、 プロの目線での評価は興味深い。 ちょっと特殊な楽しみ方もできるお話。 笠井潔氏の指摘している「苦さのなさ」が、物語にいまひとつ深みを感じない理由かと合点がいった。 ビターな要素はあるものの、全体的な空気は軽くて甘い。

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2012/03/03

推理とSFの東京創元社の新人賞受賞作品。 手品が得意な女子高生のコールドリーディングによる謎解き。新人とはいっても、かなり書き慣れているのだろう、300ページ超の作品がまったくぶれてない。女の子達が性格も名前も際立っていて、必要な時以外は存在していない男子生徒達の没個性と好対照。...

推理とSFの東京創元社の新人賞受賞作品。 手品が得意な女子高生のコールドリーディングによる謎解き。新人とはいっても、かなり書き慣れているのだろう、300ページ超の作品がまったくぶれてない。女の子達が性格も名前も際立っていて、必要な時以外は存在していない男子生徒達の没個性と好対照。 「僕」の独白がぐたらぐたらとうざったく、好きかと問われればあまり好きではないが、謎解きの伏線も一部のミエミエ以外はやられた感があり、ライトノベル系のミステリとしては非常によく書けていると思う。  この表紙で通勤電車の衆人環境下で読むのは抵抗を感じた。 表紙のせいで売れなかったのではないかと余計な心配。

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2012/03/21

高校生の須川くんは、たまたま姉に連れて行かれた レストラン・バー「サンドリヨン」で、 クラスメイトの酉野 初(とりの はつ)が働いているのを見かける。 学校でいつも見ているのとはまるで別人のような表情で マジックを行う酉野さんに、須川くんは見とれてしまう。 翌日、学校で思い切って...

高校生の須川くんは、たまたま姉に連れて行かれた レストラン・バー「サンドリヨン」で、 クラスメイトの酉野 初(とりの はつ)が働いているのを見かける。 学校でいつも見ているのとはまるで別人のような表情で マジックを行う酉野さんに、須川くんは見とれてしまう。 翌日、学校で思い切って彼女に声をかけてみるけれど、 学校では相変わらず無口でクールなまま…。 酉野さんってどんな人なんだろう。 僕は彼女の事が好きなんだろうか? よく分からない気持ちを抱きつつ、 学校で起こる事件を須川くんと酉野さんが解決していくお話。 ---------------------------------------- 青春学園ものかなぁと思っていたら、謎解きがメインでした。 他にも、いい感じに恋愛が入っていたり、過去が絡んできたり、と色々。 基本的に須川くんの目線からお話は進行していきます。 学校が舞台で、語り口も軽い感じだったので読みやすかったです。 謎解きもなかなかすごいなぁと思いました。 「空回りトライアンフ」では、そういえば! という驚きがありました。 何気なく周りにあるものでも、全然気付かなかった。 各章のタイトルや、マジックの描写も個人的にすきです。 作中で披露されるトランプのカードを用いた「フラリッシュ」というパフォーマンス。 気になって動画を検索したら、ちょっとびっくり。 すごく不思議で本当にかっこいい技でした…。 こんな事を女子高生がやっているなんて! 素敵です。 酉野さんの何気ないしぐさの描写に、 須川くんだけではなくて、こっちまできゅんとしました。 クールなのになんだかとってもかわいいです。 やっぱりシンデレラはハッピーエンドじゃないと! 続編があるようなのでぜひ読んでみようと思います。

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2012/02/26
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謎解きものですが、名推理にハッとさせられる感じではなかったかなぁ。 学校でおこる事件を解決するので、登場人物も高校生が多いです。書かれている描写が現実なのかどうか本当のところがわからないのですが、お話の流れとは別にときどき読む気が削がれそうになるのはわたしだけですかね。

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2012/02/15
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日常系ミステリー,凄く楽しめた. 軽い文章だけど,一冊通しての伏線などもあり油断してたら驚かされました. 登場人物がちょっと多い気がした. マジックとそれを演じるヒロインの描写がすごく印象的. 後は投げただけの価値観の差や社会問題を続編でちゃんと回収していくのかが気になります.

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2012/02/07

好きな女の子がマジックバーとかでマジシャンとして働く別の顔があった、と。学校内で起こるいろんないざこざをマジックを主軸に、主人公とヒロインを横軸に展開し解決していく青春小説・・といったところでしょうか。 文章で読んでいる限りヒロインにあまり魅力が感じられず、それでもひたすらつき...

好きな女の子がマジックバーとかでマジシャンとして働く別の顔があった、と。学校内で起こるいろんないざこざをマジックを主軸に、主人公とヒロインを横軸に展開し解決していく青春小説・・といったところでしょうか。 文章で読んでいる限りヒロインにあまり魅力が感じられず、それでもひたすらつき従う主人公にいまいち共感できない。実際にいたらやっぱり敬遠されるタイプだと思うんですが・・・やっぱり可愛いからか。顔か。と見も蓋もない納得をしてしまったり。 内容も「つまらない!」というわけでもなく「まあそこそこ」な感じ。無理に青春青春している気がして・・・ちょっと食傷気味です。

Posted byブクログ

2012/01/07

マジックと「学校内の日常の謎」のからみ具合が面白く、連作短編のような構成で全体的に読みやすかった。ただ、登場人物がみんな萌え系アニメのキャラみたいなのがちょっと…。最初からライトノベルと思って読めば良かったかも。

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